持この声は
こんなこと言いたくなかったかな
置いてきたあの夢は
どこかで喜んでいるのかな
ごめんな

この地球は何億の夜を越え
まだ明日を見ようとする
そしたらね僕にもね
20年目の夜を越せる気がする
嫌いになるにはもう少しで
好きになるには程遠くて

うまいことできた世界だ

それでもね上手にね
生きて見せる僕が好きだったりした
それだけでまたいつまでも
笑えるような気がしたんだ
降ってきた快楽は
泣いていた僕がよこした辻褄
明日光ってた星は
たしかに僕を見ていたんだ



僕には名前はないけど
僕が消えるときはちゃんと泣いてよ
そのとき一番眩しかった星に
僕の名前つけてほしいな

嬉しいこと悲しいことは
いつも半分子ずつなの
だからそう最期はゼロになれるの

光って消えるただそれだけ
信じながら歌う僕は
ここにいるよ
作ってみせるその笑顔も
愛しいからもう昨日を探さないでよ

光って消えるただそれだけと
知りながら光る僕はきれいでしょう?

だからね痛む胸に光る種を
乗せて幸せだねって言えるまで
光ってたいの



においの切なさに
ふいに心が奪われる
僕はまだ泣けたんだ

『桜舞い散る季節』と云う
使い古されたフレーズ
でもヤケにはまるんだ

輝きあふれる出会いも
儚く告げられてく別れも
風の中で微笑む
うたかたに消えてく夢も
それぞれが紡ぐ物語も
春の夜に溶けて行く

言わずじまいのその言葉
何が言わせずにいたのか
未だ分からぬまま

希望が行き着く答えに
確かなものなどはないけれど
風の中で微笑む
変わらぬ自分を横目に
見上げた月の光も滲み
春の夜が溶けて行く