精神疾患の患者さんのお話をしようかな
と思った時、なんでだか
このピンクを選んでいました(笑笑)


今日も寄って下さってありがとう。


今では統合失調症という診断名に
なったり、双極性障害と言ったり
昔でいう躁鬱症から色々分類されている感じ
がしなくもないですね。

今は鬱ばかりがクローズアップされてる気が
しますが、わたしは、人間は
バランスだなと思っているので
バランスがどこかに偏ったとすると
きっとどこかでその弾みというか歪みは
出るというかあると思います。

あ、これは、あくまでも持論、
一般論や医師の見解ではないです。


解離性同一性障害
昔は多重人格とか言われて
わたし自身も本を読みました
24人のビリー・ミリガン...
幼少期のトラウマで自分を隠したい一心で
生き延びるために24人の自分の仲間を作り
いろんな虐待か本当の自分だけは護った、
そのためには人を手にかけちゃう実話


Fさんは3人ほど、
彼女の中に存在していました。

多重人格という診断をする事すら
おそらくとても勇気が要る時代
だっただろうと
推察します。

Fさん自身は妊娠をわかっているけど
その他の皆さんは妊娠自体を
認識できていないし

男性も居たなぁ...
彼に妊娠は当然認識できないから
太って嫌だとか言う発言になってたなぁ...

Fさん自身で居られる時間の方が少ないため、
身体を労わることも
赤ちゃんを気にしてあげることも厳しく
切迫早産の状態もあっての入院。
しかも推定30週。

わたしは
Fさん自身の本心というか
本当のFさんがちゃんときっといる、
きっと届いている
と思って関わっていました。

ある時Fさんはわたしに
「眉毛を整えたいの、カミソリ貸して」
と言いますが
絶対貸せません。
どこを切るかわからない(汗)。
腕には沢山の跡もある。

眉毛整えるなら
わたしがやりましょうと
Fさんの眉カットをハサミだけでしました。
カミソリが欲しかったときの
分身ではもう無くなっていました。


すごく綺麗になって嬉しいと
はにかんでいました。
きっとこの時の彼女はFさん。

でもある時は
わたしを誘います。
誘惑です、病衣をはだけて
色仕掛けです。


だけどわたしは他スタッフより
Fさんに対して動じなかったんでしょうね。
奥にいて見ているだろうFさんに
話しかけてたから、かな。
実際全く動じてなかったし(笑)

だんだんわたしご指名になってきました(笑)

32週越えた頃
Fさんが一緒に病棟内を散歩してほしい
というので、ドクターの許可を得て
付いて歩きます。

ガラス越しに見える赤ちゃんを見て
Fさんは涙を流していました。

「なんでわたしこうなっちゃたんだろう..」

とボソっと隠すようにこぼしては、
何もなかったように
歩き出し、
また赤ちゃんの見える場所へ足が動く。

わたしは、Fさんの中に
お母さんを見ました。
愛を見ました。
感動しました。
この時にふと
この赤ちゃんは
生まれたがっているなと察知し
わたしの時だと思ったような気がします。

赤ちゃんのお父さんは
誰か不明なので
生まれた赤ちゃんは
お母さんの病状から既に養育は不可能と
診断されていましたので
赤ちゃんの行き先も決まっていました。

ただでさえ妊娠中って
ちょっとしたことで
不安になります。
経験上も本当にそう思います。
なのにFさんは産んでも
会えなくなると決まっている
我が子の出産を控え
自分の病状を嘆きまたその嘆きで
自分の病状が不安定になるという
悪循環に陥っていました。

赤ちゃんの成長発達や成熟度を考えると
34週は超えていてほしいんですが
きっと34週にはならないと思っていましたし
実際にFさんの赤ちゃんは
33週での陣痛を選びました。

本当なら33週なので
陣痛になる前になんとか止めようと
こちらはめちゃくちゃ努力をしますが
なんてたって
Fさんじゃないことが多いから
Fさんが陣痛で
叫んだことで
陣痛??いやもう生まれる!!!
って慌てて分娩室入室したんです。

夜勤明けで申し送りをしていたとき
病棟からベッドごとやってきたFさん
目が合った瞬間
呼びつけられ、
もうFさんのすごい握力でわたしは
その場を離れられません。
夜勤明けで帰れるはずが
帰れない...

続く(苦笑)^_^




大学病院での経験は
今思えばすごく貴重でした。
財産です。
パワハラにあっても。
対人恐怖症気味になって
壁に向かって話した自分を知ったのも。
裏切りにあったのも。
不眠になって激やせしたことも。

本当に、わたしが勤務したら迷惑だろうから
いなくなろうと思ったことも。

死のうかなと思った時があったことも。

今日もありがとう。
寄って下さって嬉しいです。

大学病院で最後の砦であったのと
色んな他科との連携が
すごくできていたのと
周産期医療センターに対して
どの科も協力的だったのもあって
毎日色んなことがありました。

ちょっと裏話じゃあないけど
なんかどの科もうちには抵抗できない
そう言う大学病院ならではの
派閥的なものもあったような気がしまーす(苦笑)
世界の◯◯先生、
世界の◯◯◯先生と呼ばれる
お先生方がおられましたからね〜...

まだ不妊治療を受けるにあたっては
患者さんがこっそりと秘密裏にと
願う方がほとんどで
莫大な費用がかかってましたし
採卵して受精卵となってその受精卵を
いくつ子宮に戻すかの
数も制限がなかった時代でもあり
不妊治療のメンタルケアも
まだまだ発展途上でした。

お金がないと、しかも中途半端な
お金持ちでもそう何回も受けられる
医療ではありませんでした。

ましてやマルコウがハイリスクな時代。

毎回数十万もの支払いをし
個室に入院され
しかもスタッフ全員分のお礼の品を
用意されるEさん。
わたしの2年弱の大学病院時代に
5-6回程の採卵と胚移植をされました。

当時採卵は排卵誘発をし
取れるだけ卵子を採取していましたので
多いときは15個とか
少ないと3個とか個人差はもちろん
本人の状態も影響します。
卵巣を刺激しすぎる副作用も
もちろんあります。重篤化もします。
それでもEさんは諦めず
耐え続け治療を受けておられました。

たくさん採卵できても
受精卵になるかどうか、は、
やはり、神のみぞ知る世界です。

わたしはシャーレの中で受精する瞬間も
受精卵になる瞬間も
分裂し始める瞬間も
見せて頂いた珍しい一人でしょうね〜

でも、その受精する瞬間を見たとき
ものすごい悪寒が走り吐き気がしました。
受精する瞬間を
目撃するって、
意味わかります?

そしてどの卵子とどの精子かは
技師さんの選択に
委ねられているんですよ?
この意味、考えたことありますか?
ま、いっか
価値観はそれぞれです。


受精卵になっても。
受精卵がちゃんと分裂するのかも。
その後発育できるかも。
子宮に戻して(胚移植)しても。
着床するかしないかも。
着床しても胎嚢になるかも。
胎児となるかも。
心拍が確認できるかも。

その受精卵のシステムがちゃんと
発動するかどうかは
その受精卵のみぞ知る。
そのシステムがシステム異常を起こすのか
システム異常を起こさずに誕生に至るか...


これがわたしの中で
なにかまた扉が開いた瞬間でした。


Eさんは採卵の度に
腹痛が増していき
表情も暗くなって
笑顔もどんどん消え...

わたしが最後に彼女の入院を知った時
彼女は重篤な状態となって精神的にも
体力的にも限界になっていた姿でした。


Eさんは、いつも綺麗にされていて
華やかで笑顔がチャーミングで
若いっていいね
とか
早く結婚して早く子どもを望んだ方がいいよ
とか
優しくアドバイスできる余裕があったけど
だんだん若いスタッフが訪室する事を
拒否するようになります。

経済的にも限界になったから
これ以上は辞めたと後から聞きましたが
その重篤な状態からの退院の後は
お名前を入院患者さんに見ることは
ありませんでした。

不妊治療が加速して
どんどん、赤ちゃんを
「作る」というセリフが
若い世代の夫婦に広がり

わたしの中では
授かりものという有難い存在だったはずの
妊娠と言う神聖な感動に対して
どんどん違和感だけが大きくなりました。



なぜ自然に妊娠しづらいのかな?

卵巣機能や精巣機能がちゃんと働かない
その原因はなんなんだろう?

そこの改善無しでの不妊治療って
そもそもそれって不妊治療なのかな?
治療なのか????

なにか身体にとって不具合が起き
それが卵巣や精巣の働きに
不具合を起こしているはずなのに
不具合だけを見つめ
そこに診断名をつけて治療をするって
なんなんだ?????

あれ?

あれ?

あれ?

そんな疑問がEさんの変化から
どんどん降ってくるように
湧いてくるように
溢れてきました。

女性は妊娠出来てあたり前の身体である
という昔からの呪いにも取れる
言い伝えのような呪文があるせいで
年頃になると結婚は?と言われ
結婚したら子どもは?と言われ
1人産んだら、2人目は?と言われ
3人産んで一人前と言われ
4人目妊娠ともなると
すごいねと言われるような

もう自分が言われて嫌だったはずの
そのセリフをどうしてまた
人に言うの?
みんな自分で自分の首絞めて
どうしたいの??


と個人的には思う。
人の口に戸は立てられないけど。

今では7人に一人が体外受精で
生まれてくると言われる時代になって
かなりの時間が経ったけど

わたしがEさんにあった頃は
お金持ちだけがこの不妊治療を望める時代。
そしてその代償は
とてつもなく深く大きかった時代。

子どもが授かりたいと
切に願っても
月経が始まる度に
自分を責めたり
無力感を感じたり
また次と奮起して
また落ち込んだり
って、結構自分を
信じられなくなっちゃうとこまで
いく人はいく。


Eさんとの出会いからしばらくして
独学で色々多方面から調べて学んで
考えました。



子宮が健全であるためには?



もうEさんとの出会いからかなりの
年月が経ち
沢山のお産に関わらせていただき
わたし自身も不妊でしたし
流産もしましたが、今
わたしも2人の子ども達に
母にしてもらって
のべ4万人近い方々と
仕事上で話を聞き

一つはっきりと言える。

子宮の望む事は
自分自身の中に必ず答えがある。

子宮は宇宙である。
無から有を生む。
あの世とこの世の通り道でもある。
外に答えはない。
自分が自分自神と会話ができる事が
何より大事。


あまり会話は出来てないけど
採卵のときEさんがボソっとこぼした

「わたし何がしたいんだろう?」

この言葉にわたしは胸が押しつぶされ
息をしてないことに気がつかなかったほど
絶句しました。

せめて今
今は...
Eさんが
笑っておられることを
祈らせてください。





今日も寄っていただき
ありがとうございます。

今日は経験の中で思っていたことを。

お産が終わると
臍帯をクランプして
臍帯を切断し
赤ちゃんチェックと計測するため
お母さんから離し、
それが済んでからまたお母さんの
そばに赤ちゃんを連れて行き
その赤ちゃんが離れている間に
胎盤さんが子宮からお役目を終えて
出てくるというが出すというか。

そしてお母さんの会陰や
膣に傷がないか問題はないかを
診察する、ここまでは助産師のお仕事。

診察し必要ならば縫合します。
縫合はドクターのお仕事ですね。

で、わたしはずっと思っていたことだけど
根拠のない意見なので、ドクターにも
先輩方にも、やっぱり小馬鹿にされたし
「エビデンスがない」と責任問題になった時
困るからという感じで
相手にされなかったんですが

やっっっっっと
やっっっっっと
こういう記事が出てくれました!!!

臍の緒も胎盤も
赤ちゃん由来の付属物なので
ちゃんとお役目が終わるのを
なぜ待てないのだろう?

胎盤さんはなかなかすぐには乾燥しないので
腐敗するので保存が大変だと思います。
でも、胎盤さんから送られてくる血液と酸素は
赤ちゃんが要らないと言うまでは
赤ちゃんのものなんだよ、だって
受精卵からここは私
ここは胎盤さんねって決めたの
のちに赤ちゃんにもなる
受精卵だもんね、共同作業で決めてるはず。

と思っていました。
教科書通りの
所謂「正常」の範囲でないと
「異常」とみなされ
医療介入になります。
この「異常」の範疇がでかい。
人間の身体の仕組みからしたら
それは異常で片付けてはいけない範疇の
何と多いことだろうという
素朴な疑問でしたが、
エビデンスがないので
もちろん
相手にはされませーん。

だってね、

赤ちゃんとお母さんに
臍の緒切るよ〜と言って切断する時
赤ちゃん大泣きするんだもん。

絶対嫌なんだって
って思ってました。

あなた爪切るとき
勝手に切るねーって言われて
切られたくない長さのとこ
ましてや痛み感じそうなとこ
切られて

嬉しい??

って感じの
感じ。
やめてよ、自分でやるからさ
って思わない?って感じの感じ。

立会いの場合はお父さん(パートナー)とか
上のお兄ちゃんとかお姉ちゃんとかに
切断してもらうんですけど、


やっぱ泣くの。


哺乳類の動物はお母さんが胎盤まで
食べますよね。
医療の行き届かない地域
国では胎盤はものすごく栄養価も高いから
重宝されるし大事にされている
そんな地域もいっぱいあります。

しかも赤ちゃんとお母さんを
他人が何の権限があって切り離すの?と。
私は思い続けつつも
仕事上は心の中で謝りつつ
切断してきました。

赤ちゃんのいのちを最優先しないといけない
そんな状況のお産の場合は
救命が大事なのでわかりますが

何も問題がないお産のときにも
通り一遍に臍帯切断をなぜにするのかな?と。

そしてカンガルーケアが流行りだし、
臍帯の拍動が止まるまで待って
臍帯を切断するメリットも謳われはじめ
デメリットも言われはじめました。

大体の事が、きっと、
「とても赤ちゃんにとって大事」な場合、
デメリットが大きく取り上げられ
一歩踏み出す事が難しい環境に
仕向けられている感が
臨床というか現場では漂う...

それに対する素朴な違和感

医療者の皆さんからの
はぁ?とか
何言ってんの?という
反応は、もうお腹いっぱいだけど
法律も絡むしね
免許云々にもなるから
まぁわかんなくはない。

でもね。
こう言う記事が出て
わたし個人的には
とっても嬉しいです。