次回は貸し竿で胴の間かな!? 〜金沢八景 第三あさなぎ丸の真鯛釣り〜 | 湘南まっどの釣り紀行

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釣りと料理とモカと自転車の記録です。

【釣行日】 2021年 9月11日(土)

【船宿】   金沢八景 第三あさなぎ丸

【料金】   料金11,000円(コマセ3キロ、氷付き) 駐車代500円

【出船】    7:30出船、 15:00沖上がり

【釣り物】 真鯛

【天候】  曇

【釣座】  右舷大艫

【仕掛】  錘80号、ハリス4号、6m

【道具】   剛樹真鯛Ltd.230SS, FM800

 

今週はいよいよ始まった、八景沖の残暑真鯛に行ってきました。テンテンさんは自治会の会議があるのでお休みです。

 

あさなぎ丸はこの4月から第三あさなぎ丸にリニューアル。船頭さんが前オーナーから引き継いでいるので、実態は全く変わっていないですけどね。

この日は総勢16名。小生は右舷大艫をゲットでき、お隣には常連さん、そして右舷胴の間には4名の貸し竿の若者グループが入った。この人数だとお祭りが多いかなぁ。と、船宿のお手伝いのオジさんがやってきて釣り談義。

 

「昨日はミヨシが良かったなぁ。左舷のほうが良いよ。右舷の大艫は坊主だった」とオジさん

「えええ、早く言ってよぅ」とSanSanのCMの松重豊さんのように呟いてしまった。

「こういう時は胴の間の初心者が何故か釣れるんだよね」とさらに追い討ちをかけるオジさん

「そうそう、あるあるだよねぇ」とお隣の常連さん

 

さあ、どうなることやら。

 

出船前に船頭さんがこの若者4人組にレクチャー

 

「棚は上からだから。食い気のある鯛は浮いてくるから。浮いてくる鯛を釣るから底までビシを落としちゃダメだよ。」

 

「鯛もやる気のあるのと、ないのが居るから。女の子に声を掛けた時に、誘いに乗りそうな娘とそうでない娘がいるだろ、やる気のある娘の方が釣りやすいだろ、それと一緒だよ、鯛もやる気のある奴を釣るの!」

 

それを聞いていた他の釣り師から拍手! 「船長!わかりやすい!伝わる!」と皆さん爆笑。

 

さて7時半になり漸く出船。船は出船から10分の八景真沖のポイントに到着。周りにはアジ船や他の真鯛船がいる。水深は20mほど。指示棚はなんと12m。昨年、このポイントで初めてやった時はびっくらこいた。12mに鯛がいるんか!と思ったけど、すでに今季5.9kgの大物もでていて、ポテンシャルは凄い。

 

福浦の目の前。

潜水艦もおります。東京湾は色々な船や施設が見れて面白い

さて、朝一のチャンスタイムはどうか!ここで1枚釣りたいところ。コマセを打ち、ポイントを作る。アジや鯖もゲストでくるけど、ここのアジや鯖は超絶美味いので、ゲストも大歓迎だ。

 

しかし、船中誰にも当たらない。アジすら来ない。1時間経過しても魚のやる気なし。

そうこうしているうちに、4人組の仕掛けがお隣の常連さんに絡む、お祭りする。あああ、常連さんも大変だ、怒る人もいるから、どうなっちゃうんだろう、と思っていたら、この常連さんが素晴らしかった。

 

お祭りしても嫌な顔をせずに一生懸命に若者の仕掛けも解いてあげている。仕掛けの投入の仕方やコマセの振り方も教えていて、なかなかできないよね。

 

やがて小生の竿にアタリ。1匹目はサバだった。でもこれが立派なマサバで貴重な1匹だ!

しかし、その後はまたアタリがなくなってしまった。

 

2時間ほど過ぎた頃、ふと隣をみると常連さんが仕掛けを手繰っている。またお祭りかな、と思っていたら「真鯛だ!タモ!」と常連さん。急いでタモをとって掬うとこれが2キロオーバーの立派な真鯛だ! 常連さんが釣ったのかと思ったら「おーい、若者、鉤が君のだから君が釣ったんだよ〜おめでとう」と常連さん

 

若者は信じられないという顔をしていたが、最初にアタリがあったものの、すぐに常連さんの仕掛けに絡んだらしく、途中で引きがなくなったので自分ではないと思っていたらしい。いやはや、この活性が低い時に釣るなんて、朝のおじさんの言った通りになってしまったな。

 

常連さんに「朝言われた通りになってしまいましたねぇ」と言ったら、「でも若者に釣れて良かった。これで釣り好きになってくれたら嬉しいですよ」と、素晴らしいお答え。

 

あさなぎ丸の常連さんは、いつも思うけど、皆さん優しくて余裕もあって、魚を沢山釣ろうというのではなくて、釣りを楽しんでいる人が多いね。船の上での会話も弾むし、初心者の人も優しく受け入れてくれるので、これがあさなぎ丸の魅力の一つだね。鯛を釣った若者は、この常連さんと長々と仕事や恋人の話をしていて人生相談にもなっていたみたい(笑)

 

その後、2時間後に右舷ミヨシの方に1枚あがるだけで、後はダメ。船は竹岡沖に移動し、ここで1枚あがっただけで、沖上がり1時間前にまた八景真沖に戻ってきた。

 

ここで時合がきたみたいで、左舷大艫の常連さんにアジ、真鯛、アジ、アジ、真鯛、ワカシとヒット!一方の小生には当たらない。常連さんの仕掛けをみると単純な1本鉤仕掛け。小生は2本鉤で途中にヨリモドシもいれていたから、急いで1本鉤にチェンジ。するとアジが1匹かかった。

 

先ほど鯛を釣った若者は1枚釣ったからか、その後はずっと釣りをせずに仲間と話をしていたが、お隣の常連さんから「最後だから釣りしてみたら」と言われて仕掛けを下ろし始めた。

 

「来たぁ!また鯛だ!」え、誰?と振り向くと、これがまたあの若者。お休み後に入れた仕掛けにまた鯛が食った。

 

「すげーぞ、お前、持っているなぁ!」とお隣の常連さん

「おめでとう!」と船頭さんほか、皆さんも祝福。いやはや参りました。恐れ入りました。

この1時間で船中、左舷のミヨシ側で5キロオーバーが来たり、先週数枚の真鯛があがりましたが、残念ながら小生は真鯛に見放されました。嗚呼

 

今度は貸し竿で胴の間に座ってみるかな(笑)

 

おしまい

 

今日の釣果(マサバ1、アジ1、ワカシは頂き物です)

マサバをシメサバにしたら劇美味かった。東京湾のマサバは脂の乗りもよいし、アニーはいないし(一応凍らせたけど)、最高

 

<備考>

ここでの釣り方は6m1本鉤の仕掛けで、置き竿で長く待った方が良さそう。あまり手持ちで誘ったり、凝った仕掛けにしない方がよいみたい。