この二人と海老蔵公演お馴染みの宣伝担当・市川右若が笑いを誘います。右若は右團次一門、個性的でしっかりとした古典はもちろんのこと海老蔵公演がきっかけで笑いもとれる名女方として注目度高まり、歌舞伎座本公演でも活躍されてます。
廓・祇園屋の四人の仲居は、右若、澤村田之助一門の光紀と由蔵、澤村藤十郎門下の伊助でした。伊助は劇団四季、俳優座の研修所を修了して歌舞伎役者になった方できれいな女方ですが立役もいい。私はとても好きです。師匠が舞台にでられないお弟子さんがこうして一座に加わり活き活きと頑張ってらっしゃると嬉しくなります。
花道で、しっかりお仕事して、仲居・右若は一行を廓へ案内していきました。ほんとに売ってくれたら買う〜〜。
第三場は、歌舞伎でお馴染み、仮名手本忠臣蔵七段目の祇園一力茶屋にあてはめたパロディ。渡辺綱・海老蔵はあたかも大星由良之助。綱に取られた左腕を取り返すチャンスを伺う老女に化けた茨木童子・右團次。
茨木童子の仲間が集結した廓・祇園屋。
祇園屋女将実は女郎蜘蛛は成田屋一門を先代から支えてきた名女方・斎入。
平成五年生まれの成田屋公演でぐんぐん磨きがかかっている、きれいな女方・太谷廣松は、傾城実は滝夜叉姫。チェンジ!でずっこけ、高くかかげた足は「おとこ」出してたとこ、私には^_^みどころ〜。
伊賀寿太郎・新蔵は成田屋の最古参、いい味をだしてます。寿次郎・成田屋一門の新十郎は、立師(タテを考えたりつけたりする)でもあります。
二場の仲居にさらに、廣松のおうち・明石屋一門の女方・明三郎、一番若いのが成田屋一門の福太郎が加わります。
見立てで「そだね〜〜」をやったのは太鼓持ち・右團次一門のかっこいい右左次と成田屋一門の海老蔵の弟子新八♡いいお役できてよかったよかった。つい母目線になってしまいます。鬼の一味の橘之助、橘治は市村満次郎一門。
下人だった三宅は、渡辺綱の家臣・右源太として登場し、老婆に化けた茨木童子と鬼の一味 との対決が見せ場。ついには本性表した鬼たちに蜘蛛の巣の縄にからめとられながらも勇敢に闘います。ここ所作ダテの最高の見せ場。ツケに合わせて見得を切ったり、歌舞伎独特の決め所にも多々挑戦されます。
が、また死んじゃって、
海老蔵役の海老蔵と問答。
この日はクロちゃん、千と千尋の神隠しのカエル。よくわからないけど笑えました。
ここは、即興で日替わりらしい。
駕籠かきは、成田屋の新次と右團次一門の右田六コンビ。どちらもタテでもトンボでも目立つのよ♡大好き。
歌舞伎は主役だけでなく、脇が大事、みなが大事。六本木歌舞伎はテンポもよく面白く、集中して楽しめます。
廓・祇園屋で渡辺綱は右源太置いてどこ行っちゃったんだったかしら^_^。教えて^_^。
25分の幕間⭐︎
三宅健さんのファンのユーキさんのblogで、紹介されてた「三宅健のラヂオの日記。」読んで感動。どこがどう大変か、とても熱心に話されてます。勉強になりました。