昨夜は38.4℃の熱が出て、SAMUに明日病院に行くように言われていたので朝出発準備してました。
夜中も都度体温を測ってました。
21時 38.4
0時 37.5
3時 36.7
下がっても危ない可能性があるから病院へ、という事でしたので10時に採血に来る予定の看護婦さんに電話したところ、10分くらいで家に来ていただけるとの事だったのでお願いしました。
血液検査はいずれにしても必要ですし、夫も体調悪く10分以内に出発できそうもなかったですし。
そうしましたら、この看護婦さんはとてもデキる方で昨夜の熱と今の体調の悪さを伝えましたら今までの書類(報告書類など)を見て病院へ電話したりして色々確認してくださいました。
すると、直ぐに病院に行く必要はなさそうとの事。
またソファに横になってた夫の足を持ち上げたりすると低かった血圧が上がって夫も少し気分が良くなりました。よくある事らしいです。
確かに、病院に居る時は医療用のベッドで足の高さを少し上げてました。一時足のむくみがひどかったからです。そして帰宅してからそれはしてなかったので、納得!
ついでに抗がん剤治療している病院の痛み担当の先生に電話してこういう時どうしたらいいのか相談したい旨伝えましたら、18時半に家に来て下さるとの約束してくれました。
そのあと、その報告を義理母にしたりして昼になりました。
私は近くで珍しくランチの予定があったので出ていました。
主菜が終わって丁度チーズが出てくるタイミングで夫から電話がかかってきて「帰ってきてくれ、熱がある。」というので招待して頂いた皆様には申し訳ないながら即切り上げて7分後には家につきました。
夫が膵臓癌なのは皆知っているので親切にご理解頂いてました。
着いたら義理の母がいて「病院に!病院に!」と騒いでました。
熱は38.6℃。んー、どうしたものか。
私は18時半に来てくれるという先生に電話をすると「え、今日伺う予定ですよね、(義理の母が騒いでるのが聞こえて)でもそんなに急送なら緊急外来の方へ来てください。そこに行くようにします。」
と、いう事で緊急外来に行きました。
義理母が「あんたは苦しんでる息子を置いて外出してたんかい!」という目線をしてたのに正直イラっとしてしまいました。どうやら夫に、電話しても私はすぐに帰ってこない、みたいな事言ったらしく腹が立ちました。
20分後に病院についたところ熱は37℃ジャストに下がってました。
色々質問しました。下記はメモ
① 一時的な熱は癌や病気によるもので感染ではない。震えや下痢や嘔吐が激しいなどであれば病院に。解熱の薬も使用可、24時間それでも下がらない場合も病院に。
② 睡眠しないことによる疲れ。 薬の処方が可能。
③ 栄養ドリンクは少量でカロリーも栄養もアリ最適。食べるのが難しいのでベスト。
④ 栄養点滴はどうしてもたべれない人(手術)等に使用するもので一時的。更には感染のリスクが高いので抗がん剤治療に不向き。
⑤ 病院に来て安心するのも大事。
⑥ ストレスは良くない
⑦ 抗がん剤治療に体重制限はなくて、必要あれば体重に合わせて薬の量を調整する。
色々学べた事と、先生方が親身になって下さって安心できました。
また夫が会話して笑顔になってたのと、夜(そのまま今日は入院)ヨーグルト、リンゴコンポート、チョコムースを食べました。
つい5日前までの2週間の病院生活では家に帰りたいと言ってましたが、実際家に帰ってきて疲労感は強く、夜は食べてませんでした。
血圧や諸々の要素があるには違いないのですが、これは家にいるのがストレスなんだと私は気が付きました。
家が嫌だってことではなくて、きっと今まで普通にできていたことが出来ない事を目の当たりにする、大好きな仕事が周りで動いてるのに自分はできない、と思ってるのではないかと。
ワイナリーの敷地内に家があるのでトラクターの音も来客の声も皆聞こえます。しかも家は人が訪れやすすぎる。
なんらか工夫をしようと思います。
それにしても、病院でホッとしている夫。
すこしでも楽なら嬉しい。
今までワインとでっかい肉を食べてた大きな背中。
今はヨーグルトとフルーツのカップを少しづつ食べる細くなった背中。
心身ともに今必死な夫。
そんな中でも私と娘の事をすごく思ってくれる夫。
こんなに頑張ってるんだもん、
大丈夫って言いたい。
今日、病院でよく眠れますように。