看護婦さん | 夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

フランスで出会い、嫁ぎ、娘が生まれて7か月、夫が膵臓癌になり、2020年4月に旅立ちました。闘病の記録として始めましたが、その後の日々の生活や想いも綴っていこうと思います。

今日は昼に娘を連れて病院に行き私も持参した昼ご飯を食べました。

夫も少し流動性のあるフルーツ系のものを食べてテーブルに伏せるように寝ました。

空いたベッドで授乳してMもお昼寝。

 

1時間くらいして皆起きて、夫が歩きたいというので病院内と外を30mほど歩いて部屋に戻りました。

よく頑張りました!

足がむくんできたので歩きたかったらしいです。

10分、15分くらいでしたがやっぱり疲れるみたいで夫はまた寝ました。

私はMを連れて所要の為、夫をそっと残して退室。

夕方には義理母にMを預けて病院へ。

 

部屋に入ると夫はお腹あたりが痛むらしくグッタリしていました。

 

看護婦さんが薬を持ってきてその痛みがやや落ち着いたころ、私は野菜と鯖缶、夫はフルーツゼリーのカップを食べました。

その後も痛みがあるようだったのでまた看護婦さんを呼んで薬を飲みました。

 

痛み止めと抗生物質と吐き止めとストレスを和らげる薬と胃薬。

 

今までない薬もいくつかプラスされているようで数が多くて、退院後に何がどういう薬で、どういうタイミングで、どれくらいの量を飲むかが解らず心配だったので看護婦さんに説明をお願いしました。

 

親切で明るい看護婦さんで、夜20時過ぎにも拘らず色々と質問する私に丁寧に、多少英語も交えて説明して下さいました。

「痛みがあったらすぐ読んでくださいね、そのためにいるんですから。」

夫も少し笑顔になり、私も明るい気持ちになるような。

 

前向き、明るく、やさしく、こういう伝染って大事なんだな、と思い出させて頂きました。

 

夫の痛みがひと段落して、寝る体制に慣れるまで待ってから帰りました。

苦しんでいる夫のそばに居る事で、少しは何かが和らぐかな

「君がいて本当に良かった。」

それなら私も嬉しい。