抗がん剤治療2回目(FOLFOX)、引き続き入院 | 夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

フランスで出会い、嫁ぎ、娘が生まれて7か月、夫が膵臓癌になり、2020年4月に旅立ちました。闘病の記録として始めましたが、その後の日々の生活や想いも綴っていこうと思います。

今日は2回目の抗がん剤治療をするかどうか血液検査の結果で決まる、ときっと夫も落ち着かない気持ちでいた事でしょう。

1015分にアポ。これは癌の病棟に行くものなのか?(階が違う、徒歩10分弱)

夫の着替えやらシ緊急入院して感染の為に抗生物質の点滴をしながらそのまま入院病棟で1週間経ちました。

ャワーやらを手伝うために朝9時ころから病院に来ていたので看護婦さんに尋ねてみると、入院している部屋から車いすで抗生物質の点滴をしたまま癌病棟に運んでくださるとの事。

そして運ばれる前に抗がん剤治療をやります、との情報が入り二人で喜びました。

夫はガッツポーズしてました。

フランス人てガッツポーズするんだぁ、と変なところに感心しました。

そして時間になり運ばれる夫についていき、癌病棟の女医さんとの面談がありました。

「感染もビリルビン値も良くなってます。抗生物質は同時に点滴できないので錠剤に変えて抗がん剤治療をしましょう。」

因みに癌専門の先生と今日会えるように事前に電話していましたが、今日も結局いませんでした。もう、今疑問はないので特にその事には食いつきはしませんでした。

でも、今回はこの癌病棟の先生にセカンドオピニオンの為の書類をお願いしたところ了承してくれました。

と、いうのもGustave Roussyというパリのガンの専門病院に問い合わせてセカンドオピニオンに必要な書類のリストをメールで入手していたのです。PDFにつきgoogle翻訳できないのでフランス語ができる友人に(ものすごく助けてもらっています)訳してもらったところ、つまりは担当の医者に用意してもらわないと揃わない書類でした。セカンドオピニオンにしても治療を始めている病院の先生の了承も必要なのかな、と思いました。

癌病棟の先生はこのリクエストにはすぐ察しがついて慣れてそうで、

ちょっと機嫌が悪くなったらどうしよう、と思い「日本では普通の事なんですが」なんて言いましたがその必要はなさそうでした。

またこの話を義理母宅でしましたら、癌病棟の先生とGustave Roussyですが義理母の姉曰はく、彼女の友人がこのコンビ(?)で癌が治ったそうです。癌の病棟の先生、デキるお方らしいです。

可能性があるなら、なんでもやってみるものですね。情報が少し集まった感触です。

 

さて、夫ですがFOLFOX3日間の点滴である事と抗生物質の事もあり、あと3日入院する事になりました。これはこれで安心かな、と思っています。

1回目は(ふつうは)在宅ですが、やはり痛みなどある際に病院の方が何かと安心です。薬の飲み時間や飲み方学べますし。

夕方は一人よりはよかろうと思って自分が食べるサラダや鯖缶を持参していたので夫と一緒に食べました。

一緒の時間を増やしたい、というのもあります。

夫はヨーグルト的なものを数種類食べました。まだ食べられるだけ良い方だと思います。

今日は気分が良さそうで、やっぱり一緒だとお互い嬉しいです。

副作用、明日はどうなる事でしょう、オンヴェラ。