おやじが病気?【1】 | 食道がん ステージ3 おやじと家族の日常 2023〜

食道がん ステージ3 おやじと家族の日常 2023〜

2023年、一家の大黒柱のおやじ(50代半ば)が食道がんになり、普段は家族全員病気とあまり縁がないのでどうしていいか全く分からず情報を調べたり人に助言を頂いたり試行錯誤している記録です。
病気のおやじ中心ですが日々思うことも書いていきます。

一ヶ月前、8月の最初くらいから、おやじが食欲がないと言っていたけど、汗かきで毎年熱中症もどきになるし、それにより多少の体重減少はあったので、いつもの夏バテみたいなものかと思って梅干しやしらすなど塩分補給に気をつけてはいた。



だけど、お盆休みが終わっても、様子がおかしい。食欲はあるのに、食道に何か詰かえる気がするといって、あまり食べない。



さらには、つい一週間前までなんとか食べれた好きなカレーパンや、ご飯も入らなくなり、食べたい気持ちはあるのに、詰かえてしまう。さらに体重も減り、みるみる痩せてきた。



普段なかなか病院に行きたがらないし、食べられない他は痩せたけど普通に元気だし、仕事も行っているが、絶対おかしいので、近くの消化器内科に引っ張って連れて行ったのが8月最後の週。9月最初の週に内視鏡検査の予約をして帰った。



検査待ちの一週間も、堤防釣りに行ったり、生活は普通だけど、やっぱり食べられない。



お粥もダメみたいで、シリアルを牛乳に浸してみたがこれもダメ。だけど、細いうどんやラーメンは具なしなら食べれるし、仕事中は今まではおにぎりを持っていっていたが、ご飯が入らないので、カロリーメイトに変えたらこれは良いらしく、何とかしのいだ。



食べにくく、痩せたけど元気だし、何なんだろう?と調べてみたら、すぐに



食道がん



というパワーワードが出て来た。



いや、そんなわけない。



今まで自覚症状はつい最近だし、元気だし…



でも、当てはまる箇所がたくさんある。



・初期は自覚症状があまりなく、気付きにくい。



・食べ物が詰まると感じ、体重が減少する。



・飲酒、喫煙歴が長い。



喫煙歴はおそらく30年以上。セブンスターを長年愛煙。タバコが値上げしたので最近他銘柄に変えましたが、タール数は変えず。1.5日に一箱くらい?言ってもやめられない。



飲酒は、最初焼酎。あまりにも飲み過ぎて、仕事に支障が出るようになり、酎ハイに切り替えてはいるが週末は350ml缶を6本飲む。言ってもやめられない。



・50代から急激に患者数が増える。特に男性。



おいおい、ウソでしょ??違うでしょ?他の病気は?



逆流性食道炎



(逆流性食道炎は、胃の内容物が食道に逆流することによって食道の粘膜に炎症が生じる病気です。)



コレじゃないの?これならガンよりかはマシっぽい!



と勝手に思い込みながら,おやじの検査の日。



おやじは会社を半日休をとり、病院へ。



私は、共働きなので、会社へ。



10時頃、朝、7:30から検査で、終わったら連絡があるはずなのに、なかなか連絡がない。



おかしいな?と思っていたらおやじからTEL,



大したことなかったよ!という言葉を期待してたが、



「今から近くの大病院に行ってと言われた… ヤバいかもしれん」「怖いから一緒に着いて来て」



大の男なのに1人で行けないの?子供じゃあるまいし!と驚かれるかもしれませんが、普段から病院に行く時はこんな感じです。心細いんでしょう。



私は正社員で働いていますが、比較的有給や半日休が取りやすい職場であり、幸い業務も今は忙しくない時期でしたので、午後休で帰り、おやじが先に行った大病院に向かいました。おやじは午後から会社に行くつもりだったけど、会社に連絡し、一日休にしてもらったようです。



夜、



「お前らには世話になったな~~」



「親父に呼ばれたんかな~」(おやじの親父は、昨年肺がんで84歳で亡くなりました)



と弱気な発言、そりゃ、怖いよ・・



でも、同調するわけには行かないので、



「何言いよるん!!まだ早いわ!」



と言うのが精一杯でした。