「神戸ニニンガ日誌」(第3,503号)
○集まりの最後に記念撮影をする。主催者や撮る人が「笑え」という。正確には「はい、にこやかにぃ~」とか「満面の笑みでお願いします」とか「明るい笑顔で」等と言いながら撮る。私も時折撮る側に回るが、撮るのも撮られるのも苦手だ。理由はよくわからない。
○本来「笑ってください」と依頼するのは間違っているのではないか。そこに笑うような事象があって笑うものである。「笑ってください」と言われた顔は「笑顔」かも知れないが「笑っている顔」ではない。そこに作為的というか嘘臭さというか、その猿芝居的な瞬間が嫌なのだ。
○そこに老化現象というかオジンのヒガみのような要素が加わり、余計に「笑顔」とは程遠い歪んだ口元の最悪な感じの顔となって残るのだ、屈ッ。
○私淑する桂枝雀が紹介する「ジェームズ=ランゲ説」は「面白いから笑うのではない。笑っているうちに面白くなってくる」というもの。だから自分の落語が面白くなくても笑っているうちに自然と面白くなりますよ、という。
○次回から写真のときはその説を思い出すようにしよう。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。