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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,337号)
 

筒井康隆原作のモノクロ映画「」。大変にスリリングだ。元教授の渡辺儀助(長塚京三)は77歳。妻は先立ち、古民家に暮らす。

 

○貯金が尽きたら自分も終わりにしよう。遺言書も書いた。米を研ぎ、魚を焼き、珈琲を挽き、夜には酒。何事にも丹念でほぼ完璧な生活。

 

○元教え子の靖子を自宅に招く。バー「夜間飛行」に来る学生の歩美と逢う。亡き妻のことも忘れてはいない。そこに「敵」がやって来る。

 

○敵とは誰か。敵とは何か。敵はいつ来るのか。敵は本当に敵なのか。敵にとっては私が敵か。敵はもう来ているのではないか。そんなとき、亡くなったはずの妻が現れ「なぜパリに連れていってくれなかったのか」と言う。怖い。

 

○「男は外に七人の敵」と云う。そうだ、夢かウツツか幻か知らぬが亡き妻に慄いている場合ではない。

 

○人の眼はカラーに映る。なのでモノクロ映像は「不自然」だ。その映像を自然に見ている俺は不自然の塊だ。不自然×不自然=自然になる。この映画には、何の不思議も一切ない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,336号)

○30年前の今日、神戸の最低気温は1.4度だったという。午前5時46分、大地震が怒った。

 

○私は大阪の自宅で寝ていた。揺れる直前に「ゴゴゴ」と音がして、目覚めた。寝室にタンスもあったが倒れなかった。

 

○記録によるとこのときの本震は14~15秒だという。そして犠牲者の大半は揺れ始めから1分以内で亡くなっている。

 

○揺れが収まって居間に行くと、食器棚から相当数の食器が落ちて割れていた。集合住宅横のブロック塀が倒れていた。震度4の拙宅でもそのような損失や損壊が起こった。報道されているよりも被害の全体像はもっと大きいのかも知れない。

 

○尤も6434人の命が失われている。危機管理アドバイザーの国崎信江さんによると、最も必要なことは自宅の耐震化、という。発災後の風景は102年前の関東大震災時のものとまったく変わっていない、と。

 

○戦後80年間に震度6弱以上の地震は71回あり、その9割以上が1995年以降に起こっている。私たちはそういう所に居るという自覚がまず要る。あの寒い朝を忘れてはいけない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,335号)
 

○172回の芥川賞をとった安堂ホセの「DTOPIA」は、恋愛リアリティショーがテーマ。ボラ・ボラ島で女性を巡って男が競い合う。

 

○テレビでは、あさま山荘事件(1972年)や、三菱銀行北畠支店事件(1979年)等の現実のリアルな緊張を映し出すものに視聴が集まった。下手なドラマなどよりも筋書きのないものに耳目は集まる。

 

○ショー的なものではお見合い番組「パンチDEデート」(1973年~)や、かぐや姫をゲットする「ラブアタック」(1975年~)、「ねるとん紅鯨団」(1987年~)などの一般視聴者参加番組が見られた。

 

○今朝のラジオでは若い女性が、正月はオーディション番組を見て過ごした、と言う。NHKの「72時間」も視聴率は高い。

 

ジム・キャリーの映画「トゥルーマン・ショー」(1998年)では、全人生が生中継されていた。ドラマ「砂の上のロビンソン」は、住宅展示場のモデルハウスに1年間住む家族を描く。

 

○事程左様に、私たちは1憶総野次馬時代に生きている。出歯亀との違いは、今の野次馬は饒舌に発言し、批評することか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,334号)

○「断捨離」という言葉も定着した。不要な物を断ち、捨て、物への執着から離れる。もったいないという観念から解放し、身軽で快適な生活と人生を入手する。

 

○そうした思想が更に進んで「ミニマリスト」という生活スタイルもある。ミニマリストの部屋の写真を見ると、本当にほぼ何もない。

 

○「断捨離」と「ミニマリスト」は似ていて非であるらしい。断捨離は要らないものを捨てたり買わなかったりすることで、ミニマリストは必要最低限のもので暮らすこと。

 

○要らないものを捨て、買わないことを繰り返すことでミニマリストに行き着くような気がするが、宗派が違うのだ。おそらく教祖もいるのだろう。ミニマリストの先はホームレスになるような気がするが、そうではないらしい。

 

落語「貧乏花見」では、着るものがなく、裸に墨で洋服にする人、酒の代わりに茶、卵焼きは沢庵、カマボコならぬ釜底(おコゲ)で騒ぐ。なにはなくても「気で気を養う」のだという。

 

○私はごちゃごちゃと物だらけの空間で静かに上方落語を聴いている。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,333号)

○私が現役で広報部に居たのは2019年まで。NHKの取材などはまだSONYのカメラでベータカムテープを使っていた。

 

○ユネスコは2025年迄にビデオテープの映像をデジタル化しなければ永遠にアクセスできなくなるという警告「マグネティック・テープ・アラート」を発している。

 

再生機器の製造が終了していて、部品供給も保守サービスも終わっている。磁気テープは再生機器がなければ見られない。「アラート」は記録媒体ではなく、再生機器に発せられている。

 

○ビデオカセット販売は1998年の5230万本がピーク。その後CD・DVD・BDなどが急速に普及した。テープの寿命は20年とも言われている。

 

○ユネスコが問題視したのは、特に世界中の図書館や学校や美術館・博物館などにある記録媒体に懸念してのこと。そこにある資料が使えないことは文化の喪失である。

 

○問題①デジタル化する予算がない、問題②2時間のダビングに2時間かかる。現在ダビング業者の順番待ちだという。

 

○デジタル化出来たとして、いつかそれの耐用期限も来る。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,332号)

○映画「どうすればよかったか?」。私がみたドキュメンタリー映画ではあの「ゆきゆきて神軍」に次ぐ衝撃の作品だ。8歳上の姉が「統合失調症」になるが、親はそれを認めずに姉を家に閉じ込めてしまう。

 

○冒頭①発症した理由を究明する事が目的ではない②どんな病気なのか説明する事も目的ではないと示される。

 

○しかしだ、姉と両親を生で撮っている以上、理由が知りたくなり、どんな病気なのかが分かってしまう。病気になった理由ではなく、何故両親は隠すことにしたのか、という理由だ。両親共に医師であることと無関係ではないだろう。扉に鎖を巻き、南京錠を付けた。

 

○「どうすればよかったか?」という問いには、うまく答えられない。それは私がここの当事者ではないからではなく、家族の問題に白黒つけることそのものが難しいからだ。作家の松尾潔は「これは私たちの映画だ」と論じた。

 

○母が亡くなり、姉は発症後25年経って入院した。薬が合ったのか、姉の目から狂気が消えた。

 

○どうすればよかったか? 考え続けるしかない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,331号)

○ラジオに千葉の主婦。「キャベツが高かった。ホイコーロをやめチンジャオロースにする」

 

○「ただいま」 「おかえり、今日はチンジャオロースよ」 「今日はホイコーロやろ?」 「キャベツが高いからピーマンにしたのよ」

 

○「俺の口はもうホイになってる。今更チンジャオはないやろ」 「キャベツ600円よ」 「知らんがな、昼にチンジャオ食べてしもたがな」

 

○「何でホイの日にチンジャオなのよ」 「そんなもん俺の勝手やないか。炒飯も食った」 「信じられない。チンジャオには白飯やろ」 「俺の勝手じゃ」

 

○「チンジャオになった時点で連絡呉れてもええやないか。そしたら麻婆に切り替えた」 「何でもええけど中華好きやな。買物は夕方だったの」 「午前中に行けや。夕方まで何しとんねん。怪しい

 

○「俺は600円のキャベツをやめるお前が信じられん」 「ふん、誰かの稼ぎが良かったら毎晩ホイにしてやるわ」 「それが世帯主に言う言葉か」 「へん、パンみたいな顔して偉そうに」 「何糞」

 

○一家団欒の夜は楽しく暮れていく。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,330号)

○映画「グランメゾン・パリ」。TVドラマは見ていた。52歳のキムタクも年取らないね。どんな注射打っているのかね。私にも点滴して欲しいね。1本8万はするね。しかも毎週だ。もちろん保険対象外。豪勢だがキムタクなんだから仕方ない。

 

鈴木京香はTVの時よりもシュッとしている。芸能人はシュッとするのも仕事だが、私は無防備なわがままボディの方がよい。ダイエット広告にある「使用前・後」の比較写真があるが、俺は痩せる前の方がいい。お前の趣味はどおでもええんじゃ。鈴木京香は現在56歳。年齢幅で言うと私のどストライクゾーンじゃないか。それがどうした。

 

○映画はパリで三ツ星を獲る話だ。何が何でも三ツ星が欲しい。

 

○TVで松井秀喜イチローが対談していた。松井秀喜は国民栄誉賞を貰い、イチローは辞退した。「私は、受けちゃダメな人」と言うが、何となくわかる。

 

○それが目的になるとイケない。そしてイチローは国のために野球をしてきたワケではない。シェフ・尾花夏樹もその上を目指すのではないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

 

「神戸ニニンガ日誌」(第3,329号)
 

○米国の「ユーラシア・グループ」が今年の「10大リスク」を公表した。

 

○①「Gゼロの勝利」。最大のリスクは主導国家のないことである、と。②「トランプ支配」が2番目のリスク。トランプが反対意見を威嚇で封じ込め、自分に近い企業家らを優遇する。

 

○③「米中決裂」米国が中国製品に高関税を課し、対立が激化する。④トランプノミクス⑤ならず者国家ロシア⑥追い詰められたイラン⑦世界経済への負の押し付け⑧制御不能のAI⑨統治なき領域の拡大⑩米国とメキシコの対立、と続く。米国の調査とはいえ、⑧以外は米国に大きく関わることである。

 

○日本企業が直面するリスクは①米国大統領選挙のゆくえ②台湾総統選挙のゆくえ③生成AIが変えうる選挙のかたち④ウクライナ戦争の膠着と長期化⑤イスラエル・ハマス紛争と中東情勢⑥サプライチェーン管理の厳格化⑦中国の不良債権問題⑧欧州の経済とポピュリズム⑨グローバルサウスの選択と債務問題⑩宇宙、である。

 

○やはり今年はトランプが主役か。私は任天堂の花札を取り出す。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,328号)

けましておめでとうございます。今年も佳き時代に向
てのんのんずいずい5ミリずつでも何とか前進をして
いりたいと思います。年末29日の夜半から微熱が出ま
て、元旦の夜中まで臥せってました。人間の身体とし
は、骨董品の部類に入ります故、この位致し方ないと
もいますが、波乱の幕開けなのでした。今年昭和百年
となります。戦災から80年阪神・淡路大震災から30年
す。昭和4年生れの親父が生きておれば、今年96歳か
、すぐに計算が出来る。思えば、戦災も震災もそのよ
に逞しく生きてきた私たちの親世代は、本当に激動の
とく時代の波に揉まれてきた。改めて、ありがとうご
いますと衷心より感謝せざるを得ません。優しさと思
やりが大切な事と心に刻みました。今年万博もござい
す。万博といえば「進歩と調和」。相互に優しく調和
ることが大事です。今年もよろしくお願いいたします。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。