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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,357号)

○三宮加納町交差点寄りの立ち食いうどん店「M屋」。私は580円の「にしんそば」に鳴門生わかめ入り。にしんそば発祥の店、京都「松葉」は一杯税別1700円だ。M屋のにしんそばが3杯いける。松葉に鳴門生わかめはない。


○私が食べていると、券を買った若者が座った。ここは立ち食いだが座る所もある。出来たら自席に持っていくが、おばちゃんが持ってきてくれるときもある。おばちゃんが「兄ちゃん、天ぷら?」と聞いた。若者は「あ、はい」と言い、箸を割り、七味を振り、食べる。

 

○若者でも神経質で真面目で堅物の奴がいる。「兄ちゃん、天ぷら?」 「いえ私は田中です」。「だから兄ちゃんは天ぷらか?」 「だから田中ですってば」。「手羽はないで。田中の兄ちゃんは天ぷら?」 「私の頼んだものは天ぷらではありません」 「え?兄ちゃんの券は天ぷらやんか」 「私が頼んだのは天ぷらではなく天ぷらそばです。券にも天ぷらではなく、天ぷらそばと書いてあります」 「はいはい。だめだこりゃ」

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,356号)

○海外で事故や災害が起こった場合、ニュースでは「日本人に被害者はいない」や「日本人は搭乗していなかった」と報じる。

 

○あれはどういう料簡なのか。邦人が(たまたま)被害に遭わなかったことを聞かされ、それをどのように消化すればよいのか。報道の現場では、このようなニュースのときにはそのように報じるというような形式になっているのであろう。私がその立場でもそのようにするのだろう。

 

○しかしよく考えると、その情報を聞いて少し「ほっ」とする人がいるのかも知れぬ。「邦人が被害に遭わなくてよかったね」的な。事件・事故・災害の第一報で、少しでも「よかったね」と思わせる可能性のある報じ方は如何なものか。というか、そうする必要があるのか。

 

○「不幸中の幸い」という言葉があるが、それは事後のことであり、第一報などでは要らないような気がする。日々続々と消費されるニュースの中で「邦人=居なかった」そのニュース、一旦終わり。みたいな消化をされかねないのではないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,355号)

○千葉県保田駅。千葉がこんなに田舎(失礼)とは思わなかった。シン房総半島はこんなんなんや。駅前には何もない。電車まで40分ある。小腹も空いた。しかし何もない。

 

○「パクチー銀行」の看板。岡山にトマト銀行がある。千葉はパクチーなんやと思ったが、メニューらしきものが。入った。

 

○帽子に眼鏡の人がにこにこして座っていた。地ビールを頼んだ。パクチー入りの地野菜煮とパクチー入りの猪肉炒めをササっと作って下さった。超絶旨い。

 

○労働神戸と言うと、日本初のコワーキングを作った神戸の伊藤さんを知ってると仰る。そして自分は東京初のコワーキングを作ったという。世界初のパクチー料理専門店も作った。

 

○あまつさえ、京大出で、世界50カ国を訪問し、英国大学院も出、富士通ライブドアに勤め、パクチーで世界平和を企む、日本パクチー狂会会長・佐谷恭さんであった。

 

○佐谷さんは、世界平和の為にパクチー銀行をグラミン銀行を超えるものにしたいと考えておられる。本気で本物の本当にすごいオモローな人だったのだ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,354号)
 

○「甲子園 久寿川 今津 西宮」。ラジオで紹介された「駅名川柳」である。駅名の並びが五・七・五になっているもの。阪神本線の駅名の並びが五・七・五。

 

○「アメトーーク」で京急久里浜線の「津久井浜 三浦海岸 三崎口」や東京メトロ千代田線の「根津 湯島 新御茶ノ水 大手町」などが紹介されたこともあるらしい。

 

○当欄でも「偶然短歌」を紹介したことがある。JR関西線の駅名「郡山 大和小泉 法隆寺 王寺・三郷 河内堅上」と「こおりやま やまとこいずみ ほうりゅうじ おうじさんごう かわちかたかみ」と美しい。

 

○産経新聞では近鉄大阪線の「長瀬弥刀 久宝寺口 近鉄八尾 河内山本 高安恩智」が美しいと紹介された。「ながせみと きゅうほうじぐち きんてつやお かわちやまもと たかやすおんぢ」と多少字余りになってもそれは「味」ではないか、と。

 

○冒頭の五・七・五を業界(?)では「駅名川柳」と呼んでいる。しかしだ。「甲子園」は夏の季語なので「駅名俳句」と呼んでも差し支えないのだ。やるね、阪神本線。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,353号)

中居君が女性に9千万円を払ったことが報じられ、フジテレビがエラいことになっている。9千万は慰謝料か口止め料か。両方か。何が起こったのか詳細は知らない。

 

○多くの批判があるのは承知している一方で、世間の人気者は辛い、ということを考える。松本人志の問題と全く同じではないが、或る種同根のようにも思う。

 

○毎日テレビに出ていると、顔が障す。昨夜のラジオでは、あのちゃんが大阪の古着屋で店員に「有名ですよね、有名」と何度も訊かれたことを報告した。逃げるように宿に戻ったという。

 

○あまつさえ松本人志61歳、中井正広52歳だ。人気者も人間なので、当然生理的欲求もある。性欲は、マズローの第一階層の欲求段階にあり、まず何とかしなければならないことか。

 

○今はないが、皇室には側室制度があるのでそういうことは公然で、表沙汰にならない。それらと「枕営業」を並べて評することは出来ないが、スターの生活に関してのケアを適切に管理しておく必要はあったようにも思う。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,352号)
 

円城塔『文字渦』。タイトルを鵜呑みにして軽い興味で読むと、文字の渦に溺れる。というか私は溺れた。或る人は「紛れもなく奇書」「翻訳不能の希書」という。

 

○表題作は「秦の始皇帝の兵馬俑から発掘された三万の漢字」に関する譚。1995年、私は西安(長安)の兵馬俑抗にて、カメラのフィルムを抜かれた。撮影禁止を知りつつ撮影した私の若気のいったりきたり。

 

○その他文字同士が闘う譚、連続殺「字」事件の譚、短編の間を旅するルビの譚など。ここに表記出来ない漢字(?)を含む兎に角「文字」が表題通り渦となって読者を襲い圧倒される。

 

○或る人は「物語を紡ぐために文字があるのではなく、文字自身が物語を持っている」と評す。作中では「昔、文字は本当に生きていたのじゃないかと思わないかい」と問う。

 

○私は本書に溺れたついでにゲシュタルト崩壊し「ゆ」が魚に見え、「四」が間取りに見え、「レ」が釣り針に見えてきた。あまつさえ「文字」まで「文子」に見えてきた。誰やねん、文子。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,351号)
 

○映画「怪獣ヤロウ!」。お笑いコンビ「春とヒコーキ」の<ぐんぴぃ>が主演。怪獣(映画)が大好きだった地方公務員の山田一郎を演じる。

 

岐阜県関市を舞台にドタバタが展開される。観光課の山田は、同僚(三戸なつめ)と共に市を盛り上げる「ご当地映画」の制作を命ぜられる。市長(清水ミチコ)が大乗り気で、自ら台本を書いた。

 

○それは、超どこにでもあるような凡庸な「正しい」内容の映画台本だ。山田は憧れでもある伝説の怪獣映画監督の本多(麿赤兒)の後押しもあり「大怪獣映画」を作ってしまおうとするが、市長は大反対する。

 

○私が思い出すのは、2007年の松本人志が企画・監督・主演した映画「大日本人」である。主人公は危機に対して巨大化して退治する。主人公の打ち合わせ場所が「ビッグボーイ」だったのには笑った。

 

○「怪獣ヤロウ!」の八木順一朗監督、清水ミチコ、刀鍛冶役の平山浩行が共に岐阜出身だという。岐阜愛、関市愛に溢れた大佳作である。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

 

「神戸ニニンガ日誌」(第3,350号)
 

迷惑メールを送るだけでも何等かの罪にはならないのか。違法ではないのか。市井の年金受給小市民の前期高齢者庶民(私)にもよく届く。

 

○22時18分アマゾンから「プライム会費のお支払いについて」。ケチなので、P会員ではない。4時24分「アカウント情報更新」。時間帯が怪しい。

 

○9時12分「お支払承認手続きが未完了」。最近買ってない。遠いし。10時3分「アカウント再認証」。うーん、時間帯は普通だ。15時18分「【重要】プライム会員資格の再開について」。だからP会員ではない。16時4分「【重要】個人情報確認のお願い」。20時57分「不審なアクティビティが確認されました」。お前の方がよっぽど不審じゃろ。

 

○アマゾンだけでも半日でこれだけくる。その他アットユーネット、ANAカード、オリコカード、マスターカード等から届く。

 

○迷惑メールの目的は①金銭搾取②個人情報搾取③ウイルス拡散だという。私の危惧は正規なものを「SPAM」認定していないか、迷惑なもの全てにきちんと「SPAM」が付くのか、だ。どうするの。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,349号)
 

○ラジオの解説でなく、普通のラジオ番組に出て来る吉田義男さんの話し方が好きだった。正調関西弁というか、京都出身なのでか、少し柔らかいイントネーションだ。

 

○ショートの守備が華麗で「牛若丸」と異名を取った。阪神の監督は3回。計8年間指揮を執った。1985年に21年ぶりにリーグ優勝し、西武にも勝ち球団初の日本一となった。翌年3位、翌々年最下位。ご本人曰く「天国と地獄を見た」。天国と地獄で「天地会」という集まりも結成した。

 

○昨年3月、幼少期を舞台にした朗読会「吉田義男90歳」開催。母や兄が支えてくれた。本人は「野球が人生だった。野球に感謝」と振り返る。「家にいた時間より、甲子園にいた時間の方が長いんちゃいますか」と笑う。

 

○禅僧・盛永宗興老師から「徹」を教わる。強い気持ちで徹底的にやり遂げる「灰頭土面」の精神を説いた。

 

○阪神タイガースの背番号23は永久欠番だ。吉田義男さんは2月3日に逝かれてしまった。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

 

「神戸ニニンガ日誌」(第3,348号)

○教科書で菊池寛は知っていたが、ちゃんと読んでなかったので読んだら凄く面白かった、と誰かが書いていた。私もだ。「真珠夫人」を読んだ。大正9年の新聞連載。菊池寛は明治21年生。私の祖母は明治38年生。まぁ、地続きであろう。そして相当面白かった。

 

○映画化は4度。1950年の作は瑠璃子役に高峰三枝子。ドラマ化は2度。2002年の昼ドラの瑠璃子は横山めぐみ。このキャストには圧倒的な美貌が居る。

 

○文春文庫の解説は川端康成だ。瑠璃子を「矛盾もあるが通俗作家菊池氏の道徳と節度も見られる」と書く。大正9年、大学一年の川端は、同人誌『新思潮』第六次を編集するにあたり、以前関わっていた菊池寛に継承の了解を得に行った。十一歳上の菊池寛とはこの時が初対面。即快諾を得たという。

 

○今後も菊池寛を読もう。そして『菊池寛現代通俗小説事典』という本がある。大層気になる。

 

○私が思う「夫人」はこれまで「お蝶夫人」(エースをねらえ!)であったが、そのメモリーに「真珠夫人」が加わった。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。