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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,446号)
 

川津幸子『100文字レシピ』に「ねぎ豚」。夫が檀一雄の本で見つけた。「ねぎを敷く、肉をのせる、煮汁をかける」と「蒸した様に柔らかく仕上がる」と。

 

○後の『100文字レシピ プレミアム』で檀ふみと対談し、その本は『檀流クッキング』と分かる。「バーソー」の稿にあった。熱海の檀一雄に邱永漢が来た。簡単な料理を乞うと豚バラ塊、葱、椎茸、卵を水と醤油だけで「二、三時間煮込ん」だ。

 

○邱永漢の『食は広州に在り』に「肉を丸のまま鍋に入れ葱の白い所を四、五寸の長さに切ったものをぶちこ」む。醤油と水で煮込むとある。

 

陳舜臣『美味方丈記』には「東坡肉」として「大きな豚肉を時間をかけて煮つめ」るとある。程一彦『程さんの台湾料理店』には、北宋の東坡肉が中国南部に伝わり、長崎に入って卓袱(しっぽく)の角煮(同書では「伏卓」)になり、京都にいって「豚の角煮」になったとある。

 

阿川弘之『食味風々録』では、娘の佐和子が作った東坡肉が「煮れば煮るほど固くなった』という。檀一雄は「台湾おでん」と命名している。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,445号)
 

○映画「F1」。ブラッド・ピットが「過去の人」となったかつての天才レーサー・ソニー役。ストーリーは単純だ。弱まったチームが半ば焼糞でかつての天才レーサーに命運を賭ける。

 

○驚いたのはF1車の進化だ。横長で小さなハンドル(ステアリングと言うらしい)には画面があり、その周囲に多くのスイッチやらボタンやらスクロールホイールやらツマミやらが所狭しと光り並んでいる。分かりやすく言うと青森のねぷた祭りがハンドルに集結したようなものだ。えっ、余計に分からなくなった? 屈ッ。

 

○2時間半という尺の内、大半はレースシーンであるが、個人的にはもっとレースシーンでも良かったと思う。1971年にスティーブ・マックイーンが製作・主演したあの名作「栄光のル・マン」では、とにかく走るシーンが満載であった(ように思う)

 

○とまれ、還暦過ぎのブラピは私の中では同じく還暦過ぎのトム・クルーズを抜いた。来日したブラピも「空はトムに任せる」と言ったらしい。次はバイクか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,444号)

○2025年7月7日。感動の瞬間が訪れた。万博の催事「スワヒリ語デー」で、幼稚園児約40名がダンスを披露した。

 

○万博の大阪開催が決まった時、1970年の万博を思い出した。小学4年の私は十回以上行っている。当時父が矢鱈「タンザニア」話をしていた。経営する幼稚園の園児が万博でタンザニアと共演をした。バス12台を使い、園児・保護者合わせて400人以上が参加したことになっている。そんなに大規模で交流していたことは知らなかった。

 

○「次の万博で再会したい」と考え2023年6月、大阪に居られるタンザニア名誉領事の鴻池一季さんに手紙を送った。同年10月、鴻池さんから「何かやりましょう」とメールが届いた。

 

○東京からルヴァンダ大使が来阪された際に、直接依頼もさせていただき、夢洲で交流することが決まった。領事や大使が尽力下さり、当日は関係者約100名が万博に招待され、園児が楽しく踊り55年ぶりの交流が実現した。

 

令和7年7月7日、最高気温38度。フィーバーのような日に私の心も熱く燃えた。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,443号)

○5日の朝日新聞に社会学者の太田省一の「テレビ時評」が載る。曰くBS番組で「中堅人気芸人が続々番組を始める」という新しい流れが生まれているという。

 

○「アメトーーク!」でも「BS大戦争芸人」という特集番組もあったようだ。塚地武雄はこのようなBS番組を「おじさんのYouTube」と表し「それならYouTubeでやれば」という声に「やり方がわからない」(博多華丸)と。若い人はともかく「おじさん」にとってはハードルが高い。

 

○一方若手は「YouTubeではクールに物事を分析する自分がテレビでドッキリの仕事をすれば分析キャラの方が消えてしまう」という。難しい。

 

○「ラジオ深夜便」でイラストの沢野ひとしさんは、2000年頃からネット世界になり(若い人は)身動き取れなくなっている、と。YouTubeも見ているが、もういい(不要)かなと思う。メールで終わらさず、電話で話す、実際に会う方が絶対に良い。

 

○これから新聞・書籍・(ラジオ)放送に戻っていくのではないか、と沢野ひとしさんは言うのであった。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,442号)

○映画「桐島です」。昨年の1月、鎌倉の病院に入院していた男が、自分は桐島聡だと白状し4日後に亡くなった。

 

○学生闘争の連に所属し、正義を盾に大企業に爆撃をした。武装集団だが「傷つけることは目的ではない」という。1974年の三菱重工ビル爆破事件でその目論見は外れる。

 

○翌年から逃亡生活となる。映画はそこから桐島です、という迄の45年間を追う。飲み屋で歌「時代おくれ」に出会う。阿久悠が作詞して河島英五がヒットさせた。

 

○今春の映画「逃走」も桐島聡が題材で、両作を観ることで桐島聡像がより鮮明になる。「桐島です」の高橋伴明監督はラストに高橋惠子を出した。現在も逃亡中の大道寺あや子なのであろう。

 

○「時代おくれ」は「♪目立たぬようにはしゃがぬように ねたまぬようにあせらぬように」と歌う。

 

○逃亡作品では、阪本順治監督で藤山直美が福田和子を演じた「顔」が秀逸である。

 

○入院先で死亡が確認された桐島聡の遺体は親族が引き取りを拒否し、無縁仏として荼毘に付されたという。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,441号)
 

○以前、新幹線で来られた関東の人が「あわや乗り過ごすところだった」という。曰く、新神戸駅の先には神戸駅があると思い、新神戸では降りずにいたという。新横浜駅と横浜駅、新大阪駅と大阪駅の場所が違うのは知っていたが、新神戸と神戸はJRで行けるものと思っていたのだ。

 

○東京や京都はイイね。在来線も新幹線も全てそこを通る。何と言っても乗り換えがラクだ。昭和時代、新幹線を大阪(梅田)駅に接続しようという話はあった様だが、いろいろあって現在の新大阪駅になった。梅田に新幹線が来ていたら便利だろうなと思う。

 

○そして冒頭の人は神戸駅を目指したが、そこに私はいません。眠ってなんかいません。現在神戸の中心は三宮である。関東の人でまだそれを知らない人が何割か居るのである。

 

○EXPO見学に来て吹田の万博記念公園に行ってしまうインバウンドが少なからず居るという。ははん、「KOBE」を目指してきた外国人が神戸駅に来て、三宮を訪れずに帰るというケースがあるのではないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,440号)

○各党の公約を見た。国会議員の歳費、地方議員の報酬を国民の給与並に引き下げ。中国人が都心マンションを投機目的で購入することへの対策(保守)

 

○クオーター制導入。核兵器禁止条約の早期批准(社民)10兆円投じて10年以内に食料自給率を倍増、0~15歳の子供月10万円の給付金(参政)保育料、給食費、18歳迄の医療費、学童保育料、大学院までの教育費無料(れいわ)

 

○介護職員、看護師、保育士の給料を倍僧。年少扶養控除の復活(国民)核兵器禁止条約に参加する政府。企業・団体献金全面禁止。政党助成金制度廃止。小選挙区制廃止(共産)

 

○高齢者の医療費窓口負担7割引。子供医療費無償化(維新)就労要件を問わず時間単位で利用できる「子供誰でも通園制度」(公明)

 

インターネット投票を社会実装し、投票日前日まで24時間いつでも投票可能にする(立憲)被選挙権年齢の引き下げに向けた法整備。国政における女性議員割合を30%に引き上げる(自民)

 

○スバらしいじゃないかっ!

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,439号)
 

○映画「国宝」の何が凄かったのか。先月20日の朝日新聞で識者が語った。

 

○評論家の矢内賢二は、女形の長老を演じた田中泯が「素晴らしかった」と評価する。モデルは六代目中村歌右衛門で「違和感がないばかりか、女形の本質をつかんでいる」と絶賛する。

 

○作家の村山由佳は、吉田修一の原作を文芸賞選考委員時に「強く推し」たという。1年半の稽古で女形を演じ切った二人には「鳥肌が立ちまし」たという。

 

○監督の三島有紀子は、古典の要素がちりばめられているのではないか、という。シェークスピア(親子の葛藤)「ファウスト」(悪魔に魂を売る)「藤十郎の恋」(芸のために恋心を利用する)「地獄変」(何をも投げ捨て芸を高める)ではないか、と。

 

○三者三様ではあるが、誰もが絶賛する。それほどまでに完成度は高い。

 

○村山由佳は「女性の描き方は原作の方が味わい深い。登場人物の内面をもっと知りたい方は原作を読んでほしい」と。新聞連載時に挫折した人(私)も原作を読もう。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,438号)

○ラジオに京産大の河原地教授。イスラエルイランを攻撃した根拠は①イランはハマスを支援している②イランが核を持っている事に因る。

 

○米国がイスラエルに同調し攻撃したが、そもトランプは好戦的ではない。攻撃理由は①関税問題やウクライナ、ガザの「実績」が上がっていない②一機3千億円のB-2爆撃機バンカーバスターの威力と米国の技術力の高さを見せつける。

 

○米国の奇襲は国際法に違反している。そも核施設を攻撃してはいけない。あまつさえNATO諸国はGDPの5%を防衛費に充てることを決めた。これは各国が「戦争準備段階」にシフトしたことを現し、大いに由々しきことである。ちなみにロシアは6.3%である。

 

○気になるのは、トランプとプーチンの関係が友好的にある点だ。米露に中国を交え、かつての「帝国主義」的構図になりつつある。

 

○こうなると軍事と政治の領域が曖昧になり、外交よりも軍の意向の方が強くなる。軍需産業も巨大化し、戦争を行う方が得になるという理論が勝つ。こうした事態を危惧している。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,437号)
 

○イ・ジェフン主演「脱走」。南北の国境線にある北朝鮮の軍隊。軍曹ギュナムは、夜中に抜け出て地雷の位置を確認する。脱走(脱北)を企てているのだ。

 

○軍を脱出し、更に国境を超えなければならない。ここでは韓国を「南朝鮮」と呼ぶ。市民もそう呼ぶのか。

 

○少佐のヒョンサンは、幼馴染ではあるが、容赦なくギュナムを追い詰める。ヒョンサンは「南にも自由はない」と諭すが、ギュナムは「南は失敗ができる。北は失敗すら許されない」と決意する。

 

○軍から逃げようとするだけで銃殺である。あまつさえ脱北が如何に困難か。下級兵ドンヒョクと共に逃げ出すが、下級兵は銃殺される。

 

○南を目指すために使ったギュナムの方位磁石は壊れた。韓国のラジオがよく聞こえる方へ走る・走る・そして走る。

 

○脱北がテーマではチャ・インピョ主演の「クロッシング」もある。こちらは中国側に逃げる。市民の逃亡なのでより悲惨で過酷ではあるが、この作品は必見だ。2008年の作品だが、北の現状は何ひとつ変わっていない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。