「神戸ニニンガ日誌」(第3,196号)
○大学時分、「狭山事件」をテーマに考察を重ねた。1963(昭和38)年に犯人とされた石川一雄さんの事件は冤罪として再審中である。狭山事件の直前に起こった「吉展ちゃん事件」が未解決の時期で、検察の強引な手続きに綻びが多数ある。
○今般「袴田事件」の再審が結審した。一家4人を殺害したとして袴田巌さんの死刑が確定している。検察は改めて死刑を求刑し、弁護団は無罪を主張した。証拠の捏造などが取沙汰されている。
○「そこまで言って委員会NP」で「飯塚事件」を取り上げた。当時のDNA鑑定などの手法にも疑問がありながらも死刑が執行された。死刑が確定してから執行まで約2年という異例の早さにも驚く。死刑執行後に妻が再審請求した。この国では、再審請求中にも死刑を執行してきた。
○冤罪であれば、罪のない人を国が殺してしまうこととなる。同時に真犯人が逃げ延びたこととなり、取り返しがつかない。
○袴田事件の判決は9月26日に言い渡される。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。