「神戸ニニンガ日誌」(第3,113号)
○映画「ファースト・カウ」。ケリー・ライカート監督作品。開拓時代の米・オレゴン州。未開の地にやって来る二人の男性。豊かな自然の色が濃く美しい。絵画を観賞しているような心持ちになった。
○米国開拓時代を描くと、一攫千金の「アメリカンドリーム」的なストーリーが想起される。二人の男もこの地で暮らす男たちも、ほぼ全員がそのような野望はかっきりと持っている。
○重要なのは「牛」だ。未開の地なので唯一の牛だ。そしてこの牛もドリームだ。二人は牛のミルクを隠れて絞り、ドーナツを売る。ドリームは成就するのか。
○米国発祥のドーナツチェーンには「ダンキン」「クリスピー」「ブルースター」「ミスタードーナツ」などがある。
○ミスドは各国にもあるが、日本のミスドのみ米国資本とは関係がない。ダスキンがダンキンに勝ったというドリーム。
○作品は縦横比が3:4で撮られていて、その画面が旧くて新しい印象を残す。蓮實重彦は、この監督は「ショットが撮れる」と言った。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。