「神戸ニニンガ日誌」(第2,885号)
○週に一度神戸にある大学に新聞(広報誌)づくりを教えに行っているK氏に聞いた。曰く「今日ビの学生は『学び方』がわかっていない」と。
○「今時の若い者は」ということは平安時代からもあったという。おそらく昭和の大学生(私)も親の世代に同様のことを言われていたし、明治・大正の学生もそうだったのであろう。
○少なくともK氏自身の学生時分と比べると学び方がなってないのであろう。それはわかる。偏差値の違いもあるか。
○岩波文庫『読書のすすめ』に政治学者の京極純一氏の「読書をなさい」という稿。曰く「本を読むときは、気を散らさず、注意を集中し続けていることが必要」だと。
○あまつさえ「三十分なり、一時間なり(中略)ジッとしているという癖を体につける必要がある」。私が子供~学生時分に本を読め(ま)なかったのはこれかも。
○「学習」も読書と同じで、まずはジッとできる訓練からすると良いのかも知れない。現代社会に必要なものは「ジット力(りょく)」だ。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。