天才だと思うんですよね。
誰ですかね。
「希少部位」って言葉を考えて下さった方は。
酉玉のイザワさんなのかな。誰なのかな。
希少価値と美味しさは全く関係性は無いのだけど、なんか美味しそうに感じますよね。
ウチがメニューに載せてる希少部位って「ソリ」、「あか」、「つなぎ」、「えんがわ」の4種類だけなんですけど。
基本的に、他の部位を仕込んだ時に出る副産物なんですよね。
だから希少部位。って言ってますけど。
「つなぎ」は「はつ」を仕込んだ時の副産物ですし、「えんがわ」は砂肝を掃除した時に出てくるビラビラちゃんです。
「つなぎ」とか「えんがわ」は一羽から4gぐらいしか取れないから本当に希少部位だなぁって思いますが、「ソリ」なんかは一羽から50gほど取れるわけです。それに比べたら希少部位って謳ってない「はつ」なんかは一羽から10gぐらいっすよ。
でも「はつ」を希少部位とは謳わないんですよね。どのお店も。
どっかのお店は「笹身」を希少部位で表記してましたけど。
まぁ。
曖昧なんですよ。
焼鳥屋は。
希少部位って素敵な響きがあるせいか、たまにいらっしゃるんです。
「希少部位無いの?」とか「とりあえず希少部位を全部頂戴」とか言うお客さん。
希少部位だから食べたい。みたいな。
希少部位=美味しいってわけじゃないですからね。
なんかそういう頼み方されるの好きじゃないですね。
(基本的にアラカルトで頼む人好きじゃないけど)
こういう人が震災の時にトイレットペーパーを買い占めたりするんだろうなって思い浮かんでしまいます。
そんなわけで新しい希少部位でも売り出そうかと思って。
鶏のシャトーブリアン。旨味の凝縮。
この部分は味が薄いから笹身だからって串に纏めちゃうと火が入りすぎちゃうんですよね。
だから別にしよう。
シャトリーブリアン?
シャトートリアン?
名前はどうしようかな。
悩むなぁ。
よし。
久しぶりに朝散歩、ストレッチして朝食。
さ。今日も頑張ろう。
希少部位より媛っこ地鶏のモモ肉の方が断然美味しいですよと教えておきます。