欧州蹴球世界 -7ページ目

欧州蹴球世界

ヨーロッパ中心のサッカー記事の紹介

クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)は屋上から叫ぶほどの興奮ムードで、実際にそうなった。ロンドンのミルバンク・タワーの29階で、同クラブは朴智星をマンUから200万ポンドで獲得したお祝いをした。韓国からの報道陣の大きさが、この発表を普段とは違うものとしていた。レンジャーズは、毎年このようにワールド・スターと呼べる選手を獲得できるわけではないからだ。

原文はこちら
http://www.guardian.co.uk/football/2012/jul/09/qpr-park-manchester-united

香川真司がマンUに入団することで朴智星が放出されたという見方も少なくありませんが、その要素はあるにせよ、それだけではないようです。
実際、朴智星の最近3年間のリーグ戦出場数は20試合を切っており、年齢も31歳となっていることから、これからの選手生命を見据えた上での移籍のようです。
QPRは4万5千席のスタジアム建設を計画中で、ユースチームも強化中。さらにはQPRのキャプテンを任される可能性もあるなど、同チームのこれからの取り組みに心を動かされたと朴選手は語っています。
香川真司は、マンチェスター・ユナイテッドの象徴的背番号である7番を固辞していたことを明らかにした。7番の栄誉を受けるには、マンUで実力を証明してからにしたいと思っているからだ。

原文はこちら
http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-2164262/Shinji-Kagawa-turns-Manchester-United-No-7-shirt.html

マンUの7番は代々、チームの主力選手がつけてきました。その昔はジョージ・ベスト、フランス人の問題児エリック・カントナ、ご存知デビッド・ベッカム、今ではレアルで活躍中のクリスティアーノ・ロナルド。そして昨シーズンまでは、かつてイングランドの主力FWだったマイケル・オーウェンがこの番号を使っていました。

オーウェンがちょうど香川と入れ替わりとなったため、香川はこの7番を付けるのではないかとみられていましたが、香川自身はまだまだということで、ドルトムントでつけていた23番を希望したということです。

本田が日本代表で10番ではなく4番をつけたことが一時話題になっていましたが、活躍次第で背番号を替えるといった考えではなく、どんな番号でも活躍してその背番号を覚えてもらえるようになってほしいものです。
ユーロ2012はすばらしい大会となっている。ここまで69ゴールがあり、ボールに対する不満や審判に対する文句もほとんどない。レッドカードは3枚だけで、PKも2つのうち一つはキーパーが止めた。0-0の引き分けは1試合のみで、どの試合かはお分かりの通り。傷に塩を塗るようだが、これすらもいい知らせとなっている。

原文はこちら
http://www.guardian.co.uk/football/blog/2012/jun/25/euro2012-germany-italy-spain-portugal

英紙ガーディアンの記事は、当然英国人、さらにいえばイングランドを応援するイングリッシュが対象なので0-0の引き分け延長PKでイングランド負けた試合がよかったというのはおかしな話ですが、サッカーの質、大会のレベルを考えると、ベスト4に残ったドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガルが他の国よりもはるかに質の高いサッカーをしていることこそが「いい知らせ」ということになります。

ユーロ、W杯、ユーロという3連覇を目指すスペインは、まさしくどの国も達成したことのないこの偉業を望んでいますし、ドイツはスペインにユーロとW杯で負けた借りをなんとしても返したいと思っています。ただし、この対戦は両チームが準決勝を勝ち残ってからの話。

スペイン対ポルトガルは、1921年以来34回対戦しており、スペインが16勝。最近では前回のW杯でスペインが勝っています。

ドイツ対イタリアの最近の試合は、2006年W杯の準決勝でイタリアの勝ち。なんと、ドイツはメジャーな大会でイタリアに勝ったことがありません。

今大会で準決勝に勝ち残った4チームは、オランダ対ソ連という組み合わせとなった1988年の決勝以来、いずれかの国がユーロの決勝に駒を進めてきました。その意味では、この4カ国はやはりサッカー大国ということがいえます。

スペインとポルトガルは、バルサとレアルの選手が混在しているという面白さもあります。レアルからは7人がいるものの、そのうち3人はポルトガル、もちろんロナルドがその一人、4人はスペイン。バルサの選手は5人。
なんともややこしく、面白い構図といえます。