黒い棚の引き出し (書斎ヴンダーカンマー化計画)
本題の前に、北海道立近代美術館で開催されている特別展「北海道151年のヴンダーカンマー」展の話。
副題は、「《歴史》と《アート》を集めた《驚異の部屋》へようこそ」。
北海道の歴史をビジュアルな形で通覧する展覧会とのことで、内容を「北海道」、「学問」、「炭鉱」、「鉄道」、「祝祭」という5つの分野に分けて展示している。ヴンダーカンマー趣味としては、古い実験器具や標本、書物などを展示した「学問」のコーナーが面白かった。単に古い物を展示するばかりではなく、それらに紛れ込むように、ヴンダーカンマーの本歌取りを目論んだような現代美術家の作品を配置していた。針金と和紙で作ったアンコウ提灯のような物や、自宅のペットの抜け毛を拳大ほど集めて広口薬瓶に入れたと思しき標本や、古い電気系計測器の表示窓部に眼を描き込んだ物などがあった。最後の物はメトロノームの振り子に眼を付けたマン・レイのオブジェを思い出させた。また、姿見の鏡を置いて、ラベルに「人間の標本」とやるのは、ラ・スペコラのジョークと同じだ。
ヴンダーカンマー展はあいにく写真撮影禁止だったが、なぜか併催の近美コレクション展はOKだった。
近美コレクション展「友田コレクション 西洋版画の名品」から、ダリの「カサノヴァ」。
「デビルマン」に登場するシレーヌとカイムの合体を思い出した。
同じく近美コレクション展「瀧川嘉子展」から「境 KYOH No.46」。
エヴァンゲリオンの第5使徒ラミエル。
さて、本題。
机の背板に沿って置いてある格子状の黒い棚に合わせて、標本整理用の引き出しを作った。
段ボール製。
木目調の壁紙を貼って取っ手を付ける。
さらにラベルホルダーを付ける。
完成。
内部整理用の紙パック標本箱。初期型に改良を加えて強度を増している。
今回は、秋田県の海岸で採集した化石標本を一つの引き出しにまとめた。
段ボールは構造次第で結構丈夫になるし、なにより軽いのが良い。












