Macrowavecat現像室 -370ページ目

閑静な美術館巡り

散歩がてら、混んで無さそうな時期と展覧会を狙ってハシゴしてきた。

 

まずは、道立近代美術館の「へそまがり日本美術」展。

 

 

同時開催の「エコール・ド・パリ」展は見送り。

 

 

「へそまがり日本美術」展は、「禅画からヘタウマまで」という副題が付いているとおり、日本の中世から現代まで連綿と受け継がれてきた<妙ちきりんな>美術の伝統を纏めて紹介している。作品に附されたノリノリの解説がまた良かった。最近の道近美は、(コロナ禍の状況を逆手にとったかのように)攻めたキュレーションを展開しているように見える。これ、パリのポンピドーあたりで開催したら受けるんじゃないだろうか。

 

特に気に入ったのは、三羽の鶴が巨神兵気取りで(?)突っ立ている遠藤曰人<「杉苗や」句自画賛>と徳川家綱の<闘鶏図>で、絵葉書にでもなっていたら買ったのだが、見当たらなかった。トレースしてTシャツにでもしたいくらいだ。

 

 

二件目は、道立三岸好太郎美術館の「貝殻旅行 三岸好太郎・節子展」。

 

 

 

記念写真撮影用のディスプレイ。

 

 

写真撮影OKの作品や展示もあった。

「のんびり貝」。

 

 

シャコガイの貝殻と筆彩素描集「蝶と貝殻」

 

このシャコガイは三岸夫妻のコレクションで、「のんびり貝」のモデルだったのでは、と考えられているようだ。

 

 

展覧会タイトルにある「貝殻旅行」というのは、最後の夫婦旅行のことで、その帰途、好太郎は急逝してしまう。

このタイトルにちなんでか、貝殻をモチーフにした代表作が多く展示されていた。

 

 

 

三件目は、本郷新記念札幌彫刻美術館の「宮の森 この地が生んだ美術」展。

 

 

本郷新がアトリエを構えたこの宮の森地区に拠点を置いて活動した作家たちの作品が紹介されていた。

また、別館(記念館)では、「本郷新・全部展(4) 100の石膏像」が開催されていて、どちらかというとそちらが目当てだった。

 

「奏でる乙女」。

 

 

札幌の大通公園にある「泉」の上半身石膏像。

 

 

「緑の賛歌」二体。

 

 

 

 

絵葉書の作品のタイトルは「蒼穹」。上半身のポーズから「緑の賛歌」の間違いだと思ったが、脚が違っていた。

 

 

当初の目論見通り、どの展覧会も人が少なく、思う存分見て回ることができた。