Macrowavecat現像室 -135ページ目

謹賀新年 2025

2025年の干支は乙巳(きのと・み)。

「乙巳」の意味については、論者によって結構な差異があるが最大公約数的には「変化の年」ということのようだ。

…激変に用心しながら着実に進めということかな。
 

今年の干支オブジェは、北村西望の「祥運白蛇」。

 

たぶん花器だと思う。ビールジョッキにしては重すぎるし。

 

 

 

胴部に「1977西望」とある。48年前か。

 

 

蛇については、常に両義的なイメージがついて回るが、農家だった私の実家では蛇には寛容だった。蜘蛛に対しても同様で、作物に付くコガネムシなどのように見つけ次第叩き落として容赦なく踏みつぶしていたのとは対照的だった。

このことが真に腑に落ちたのは、さいとうたかおの漫画『サバイバル』を読んだ時だった。穀物の備蓄を食い荒らす鼠の天敵が蛇だという認識は、蛇を神聖視する要因としては十分と言える。そう言えば、今回のオブジェは古代中国で穀物を蒸すときに使った三本足の器に似ている。

 

作者の北村西望については、あくまでも個人的な印象だが、近代的なアーティストというより、中世の地方を渡り歩きながら仏像造りを請け負って回った仏師の親玉のようなイメージをなんとなく持っている。

西望作の陽気を放つ縁起物彫刻をよく見かけるが、彼の十八番だったのかもしれない。

 

 

 

続いては、恒例の年初のカレンダー作り。

 

これまで虎、兎、龍と干支に関わる画像を選んできたが、今年は蛇の図像イメージにちなんで「螺旋」や「円環」(ウロボロスね)を配した絵を選んだ。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

最近の風景スナップから、雪の豊平川。