砂糖はドラッグだった
砂糖をとらないようにしている。
仕事スタイル上昼はコンビニで買うことが多い。
パンコーナーでパンをつまんでは裏を返し材料名を確認する。
どの商品にも「砂糖」の文字。
材料名は量の多い順に書いてある。多くのパンは小麦粉の次に砂糖。
下手すると小麦粉より砂糖が多かったりする。
飲み物を探す。
お茶以外のほとんどの飲み物には砂糖が入っている。
自分の家で炭酸水に砂糖を入れ続けサイダーの味になるまで入れればわかるが、
清涼飲料水には驚くほど大量の砂糖が入っているのを知っている。
スナックを見てみる。
甘いものはもちろん、醤油味とかにも砂糖が入っている。
うおー。世の中砂糖だらけだぜ。
そんで、肉もなるべくとりたくないから、もう選択肢は昆布おにぎり、
チャーハン、お茶くらいしかない。
意外にインスタントラーメンあたりがよかったりするw
今までは、菓子パン、ケーキ、甘い飲み物大好きで、
普通の人の数倍の砂糖を今まで特に気にすることもなく、毎日とっていた。
こうやって、砂糖を控えてみると、自分がいかに砂糖中毒だったかに、気付く。
甘いものが欲しくて欲しくてしょうがない。
ちょうど、禁煙中にタバコが吸いたくてしょうがない、あの感じだ。
電気的な不安感がぴりぴりと胸からわきだし、手足をめぐる。
運動しすぎて、糖分が足りてなくて、甘いものが欲しいあの感じとは違う。
そういえば昔、砂糖はドラッグだ、という文章を見たことがある。
そして今砂糖はドラッグであることを身をもって確認し、
自分が中毒者であったことを知った。
ドラッグとは、ある面で考えれば、すなわち精製物であるということだと思う。
ケシの実から樹脂を絞りとったのがアヘン。
アヘンに入ってる気持ちいい成分を精製したのがモルヒネ。
当然モルヒネのほうが気持ちよく、そしてリスクも高い。
野菜の中に甘みというものがあって、甘いのはおいしく、気持ちいから
それをしぼりとり精製したのが、まさに砂糖。白い粉。
ということを考えていて、気付いた。
マクロビオティックとは反ドラッグ的食事法なのか。
反ドラッグとは一物全体のことだ。
玄米に比べれば白米はドラッグ。
動物一匹丸々食べるのに比べたら、サーロインの切り身はドラッグ。
なるほどね。なんとなくマクロビオティックのイメージがわかってきた気がします。
砂糖と肉
昨日も牛しゃぶだったし、まだ全然マクロビアンではないんだけど、だんだん普段の食生活に影響を受け始めました。
まず、食べ物をよくかむようになった。一口50回。これだけでもだいぶ胃腸の調子がよくなった気がする。
まあ、これはマクロビ以前の問題か、小学校の時かあさんにも言われたしw
あと砂糖をなるべくとらないようになってきた。僕は仕事上、昼をコンビニで買ったおにぎりやパンですますことが多いんだけど、パンを買うときはたいてい惣菜パンよりは菓子パンだった。甘いもの大好きなんですね。
しかし、マクロビの本を読んで、砂糖がこれだけ悪く言われてしまってはひかえざるをえない。
それから、肉を食べるときでもなんか意識して食べるようになった。
こんな感じで砂糖や肉を意識しはじめてわかったんだけど、砂糖や肉ってのはどうやら野菜や穀物に比べて、味が段違いに濃いね。つまり、マクロビやってれば、野菜や穀物で、うまい、や、苦い、や、それぞれの味を楽しめるのに、砂糖や肉を食べると一気にその閾値が高いレベルにいってしまうと思う。
別の言い方をすれば、肉や砂糖ってのは「お祭り」の食べ物なんじゃないかな。日常があっての、「ハレ」の食べ物。だから、日常なく、毎日が「お祭り」になってしまった現在の食生活は問題なんじゃないか?と。
都心の街にでてみるとそこも毎日が「お祭り」ですよね。
マクロビ本を読む
いやぁ、世の中便利になりましたよね。
マクロビオティックなんて、わりとマイナーなジャンルの本でも、アマゾンで検索かければ、全部でてきて、ネット上の評価をいろいろ調べればどの本が、定番かもすぐわかり、クリッククリックで、即購入。
しかも、夜中に購入した本が翌日には届いてるからなぁ。アマゾンさんがんばってます。
僕が選んだのは「マクロビオティック健康法~正食のすすめ~ 久司道夫」
この人はマクロビをアメリカでひろめた元祖の人のようですね。
とりあえず、届いた本を軽い気持ちで開いてみると、いきなり面食らう。
「第一章、宇宙の秩序」
おいっ、宇宙の秩序てっ!と思わずつっこんでしまいました。
そして、中身をサラサラっとみてみると、救世主とは、7種類の死、世界共同体…etc
そうです。これは食事の健康法の本ではなく完全に宗教の本です。
宗教という言葉にネガティブなイメージがあれば哲学でもいいでしょう。
生き方全般、いやそれを超えたところまで網羅する広汎な哲学書です。
レシピなんてなんにもでてきませんw
しかし、これが結構分かりやすくおもしろい。
ところどころ話半分で読みながらも、おおむね科学的にも、自分の感覚的にも共感できるところが多かった。
簡単に言うと陰陽理論でいろんなものを見ていこうという話なんですね。
陰は外に向かう力、拡散、ゆるゆるした感じ
陽は内に向かう力、収縮、ぎゅっとした感じ
例えばナスやトマトは陰な野菜、ニンジンやゴボウは陽な野菜。
確かにナスとトマトのスープより、ニンジンとゴボウのスープのほうがあったまる気がする。
そして、暑い夏にとれるのがナスやトマトで、冬にとれるのがニンジンやゴボウ。
陰なものを摂れば、陰になり、陽なものをとれば陽になるらしい。
陰な環境で育つと陽になり、陽な環境で育つと陰になるらしい。
これってなんか微妙に矛盾してる気もするけど、まあ、上の野菜の例なんかだと、まさにぴったりである。
これでいくと、東北で育った人が明るく積極的で、沖縄で育った人は陰気ってことになるけど、
??うーん各県の自殺率は東北が断然上位なんだが…
でも、寒いところで育った人がぎゅっと締まっていて、暑いところで育った人がぼよーんとゆるいというのは、
よくなっとくできる。南の島の人間なんてみんなゆるいよね~
しばらくは、玄米とか関係なく楽しめそうです。