その日はあまり気分がよくなかった日だと記憶しています。
いつものように仕事に行って、
開店した直後の事、
明らかにお客ではない男性が2~3名入ってきました。
私は『もしかして・・・』と思ってお店を出ましたが、
すぐ後を追ってきたその男性につかまってしまいました。
つかまった時、
『これで疑問を持ちながら続けてきた生活に
終止符が打てる!』
という何かほっとした気持ちがあったことを覚えています。
アパートに行って、私のパスポートなどが調べられましたが、
彼は出かけていて幸運でした。
私は2か月(多分)以内に国外に退去するよう命ぜられました。
『任意退去』でしたが、
そう言えば、彼はこの『任意退去』に従わないで、
居続けるようにと言いました。
今、いろいろ調べてみると、
この『任意退去』に従わないでい続ける人もいるようですね!
そうすると次は『強制退去』となるようです。
40数年も前のことで、
自国が常に戦乱状態にあるような国の人たちが、
アメリカでの平和で豊かな生活を望んで
永住権を得ようと国を出てきていた場合、
そう簡単には帰れませんよね!
『任意退去』の段階くらいでは・・・
今なら彼の言葉が理解できます。
その時は私にとっては、
『任意退去』を無視するなんて、
とんでもないことでした。
彼と別れねばならぬことは、
とても辛いことでしたが、
2か月後には帰る覚悟はできていました。
でも何もかもがすんなりというわけではありませんでした。
特に私の気持ちが・・・・