質問コーナーの続きです。

 

上級者コースの方によると、奏法よりも機材に関する質問の方が多かったのでしょうか?

初心者コースでの機材関係の質問は私だけでした^^;

そりゃそうですよね。本人から直接情報を仕入れられるのですから、機材なんて雑誌でも紹介されるよ、と言う声も聞こえそうですが、春畑さんもきっと機材好きなんだろうなぁ、先に紹介したOz Noyの事とか、反応を求めていましたからね。あぁ、もっと勉強していくんだった。

 

女性の方からこれまた興味深い質問がでました。

ピックの話でした。

これは春畑さんが、クライトンを愛用しているとの事だったので、入手したものです。

厚みは.72mm。何かで見たときはこれより更に薄い。63mmを愛用されているのかな?

質問者のもらったピックを使っているのですが・・・と言う話から、今愛用のクレイトンのピックについての話。


以前マイケル・ランドゥとピック交換をしてからこのピックを愛用しているそうです。

この辺りのエピソードは、以前からファンの方にはご存知の話なのでしょうが、ここでマイケル・ランドゥの名前が出て来た時には驚きました。流石にJames Tylorには走らなかったんですね。おそらくもうFenderとエンドース契約はしていただろうし。

 

そのクライトンですが、色々試してこちらに落ち着いている様です。
エッジのザラつきが良くて、弦に当たる感じが好みらしいです。
私もクライトンのピックを購入して使っていますが、ピッキングが強めな人には相性が良いらしいです。確かにこのピックは弾きやすい。強弱がつけやすい感じがします。


ピックの話と言えば、ヤングギターの編集者の方と話を絡めて、面白いエピソードを。


春畑さんから、イングヴェイマルムスティーンのピックの話がチラリ。
彼は相当硬めのピックを使っているらしいです。
弦は細め?春畑さんは強めに弾くので、生音もよく聞こえるが、イングヴェイマルムスティーンは、逆に生音は凄く小さいらしい。硬いピックを弱い力で弾くパターン。スキャロップド加工をすると軽く振れるだけで音が出るらしいです。スウィープ奏法なんか、それこそあまり弦を強く抑えずに容易に音を出すことが出来るんでしょうね。
 

また、ジョー・サトリアーニの話。
逆にピックは薄いものを使っているらしいです。
おそらく強めに弾くタイプの場合は、薄めのピックの方が良いのかもしれませんね。
ちなみに私も強めです。ベースをピックアップで弾く時は、Fenderのべっ甲おにぎり型ミディアムです。それでも速いパッセージの曲を弾くとピックがよく割れました(爆)

次に別の質問者の方から、スライドとチョーキングの使い分けの話
ギターの歌わせ方次第で、スライドとチョーキングを使い分けるそうです。

気分的に使い分けられている様で、スライドの方が音程は安定するよね、という様な話も出ました。たまに行き過ぎてしまうこともある、とカミングアウトされていましたw
チョーキングは、音程を合わせるのが難しい時、スライドに切り替える事もあるそうです。

今回の花鳥風月は、イントロはメローに弾くためにスライド、サビは感情を込めてチョーキングってイメージですよね〜。

この時の喋っている感じが凄くニコニコしてギターの事を話すのが楽しくて仕方がない!、って感じ。すげー普通のギター少年って感じ。ますます好きになりました。

 

ま〜た、長くなってしまったので、続きますm(_ _)m
 

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