お久しぶりです。M&A会計士の澤村です。

 

また面白い本を見つけましたのでご紹介

 

早稲田大学卒業後リクルートで働いていたシングルマザーが会社を辞めて、5歳の子供を抱えてアフリカのルワンダでタイ料理店を創業する話

 

安定したレールを外れて、ぶっとんだ人生を選んだ人の話が大好きなものでして(笑)


 

この方、外食産業の経験はバーミアンでバイトしていたことくらいで、しかもタイ料理開くのにパクチーが苦手という「なんでやねん!」って突っ込み入れたくなるスタートですが、よく考えてみればその方がビジネスライクに進めれていいのかもしれません。あくまでビジネスオーナーであって、自分で調理するわけでもないのですから。

 

とはいえ、開業から軌道に載せるまでに出てきた数々のトラブルを見ると、途上国トラブルあるあるがてんこ盛りで、なんもこんなところでやらなくてもって思っちゃいますが、この人の凄いところは逃げずにやり切ったところかと思います。

それと無茶苦茶忙しい日々を送りながらも、スペイン人の男性と新たな恋を初めて二人目を産んじゃうというパワフルもすごいです。

 

あと、いろいろ考えさせられたのが、やはり「ルワンダ」という国ですね。

あの大虐殺を経ながらも国内融和に成功し、その後ITで急発展してきた国って大まかなストーリーは聞いてはいても、実際にどのようなことがあり、それを受けてどのように融和を進めてきたのか、そして現在ITが発展したとはいえ未だ多くの貧困問題を抱えていること等が、あわただしいトラブルの話と並行して、現地スタッフの話としてつづられています。

 

そして直近ではコロナ。遠く離れたアフリカでも日本と同じように外食産業が危機を迎えて、それをなんとか乗り越えていく様子も勇気づけられるものがありました。

 

海外で人生やり直したい方、アフリカの現状が知りたい方、外食産業を始めたい方にもおすすめの本です。

 

あっ、あと後書きによるとこの方このお店ルワンダ在住の日本人女性にM&Aで売却されたそうです。

 

M&A会計士としてはその辺の話も別途読みたいところです。

 

ご無沙汰しております。M&A会計士の澤村です。

 

なかなか興味深い本に出合いました。

 


 

東大卒で四大法律事務所出身の女性弁護士が、バックパッカーになって世界131ヵ国を放浪し、世界各国の裁判所を傍聴する話

 

既に情報量が多すぎで、突っ込みどころ満載なのですが、凄い面白いです!

 

まず、この方、バックパッカーとしてガチ勢です。バングラディッシュや、インド、アフリカといった熟練者向けの国をまわってるだけでなく、ローカルなバスにのり、バックパッカー向けの宿やテントに泊まり、ストリートフードや土着の酒を飲む(カッコイー!)

 

で、このガチのバックパッカーが、旅のついで的に飛び込みで、各国の裁判所の傍聴をして回るという、クレージージャーにで取り上げられるんじゃね?って、くらいのぶっ飛んだ旅をされてきた記録の本です。

 

最初ぶっ飛んでいる系の本かと思いましたが、読んでいくとそれだけではありません。

 

まずは、各国での裁判所制度の違いの面白さが学べます。メモを取っていいのかどうか問題とか、裁判官がウィッグをつける国なのかどうかとか。特に本の中で紹介されていたパリの司法宮は、私の人生初の海外旅行で迷い込んだところでして、裁判官がウィッグをつけていてびっくりした記憶を思い出して感慨深いものがありました。

 

他にもブラジルでは裁判官が相談している内容も含めて全裁判の映像がネットでみれるとか、ケニアやサモアなどで西洋的法体系に基づく裁判と現地の慣習に基づく裁判との関係など、法学部出身の私としては非常に面白く読めました。ちなみに、ケニアの現地の慣習での裁判の判決内容が、辺境小説家の高野さんの本で紹介されていたソマリアのやり方と同じだったりしたので、東アフリカ共通の発想なのだなとの発見も

 

 

 

 

さらに、弁護士だけあって権利とか差別とかの問題認識があって深いのです。すごくいろいろと考えさせられます。

 

海外旅行が好きな人だけでなく、法学部出身者にもおすすめな本です!

万城目さんの直木賞受賞作「八月の御所グラウンド」のシリーズとして出たのが

 

 

 

でして、

「三月の局騒ぎ」と表題の「六月のぶりぶりぎっちょう」が収録されています。

 

「八月の御所グランド」に収録されていた「一二月の都大路上下ル」と併せて、シリーズという形をとっているようですが

 

ほんのちょっとつながりが隠れているくらいで、相互に関連性はほとんどなく、別個の主人公、別個の物語となっています。

 

文体も話ごとに変わっていて、いろんな立場で実験して描いたのかなって感じるくらいです。

 

 

シリーズで秀逸なのがやはり直木賞をとった「八月の御所グラウンド」で、次に面白いのが「三月の局騒ぎ」ってところでしょうか。

 

 

表題になった作品「六月のぶりぶりぎっちょう」に関しては、どうしてもあの事件を思い出して、万城目ファンとしては、素直に楽しむことができませんでした。

 

事件というのは、映画「本能寺ホテル」を巡る万城目さんの降板話です。

 

森見さんの作品がアニメ化されるのに対して、万城目さんの作品って実写化されることが多くて

 

デビュー作「鴨川ホルモー」をはじめ、ドラマ化や映画化されて好評だったのですが、風向きがおかしくなったのが

 

「プリンセストヨトミ」の原作改変あたりでしょうか…

 

「本能寺ホテル」に関しては、万城目さんが初のオリジナル脚本として進んでいたのが、途中で降板し、映画は別の脚本家で進められるという事件です。

 

「六月のぶりぶりぎっちょう」は、本能寺跡地にできたホテルを舞台にしているので、どうしてもこの本能寺ホテル事件が頭にくすぶっちゃうんですよね。

 

しかも、映画版の脚本を書いた人が、最近某漫画のドラマ化を巡って渦中の人になってしまった人なので、そういういろいろと背景の方が気になってしまって、話に集中できないというか…

 

小説と、映画やドラマって表現手法が大きく違うのでどうしてもこうした問題は避けれないのでしょうが

 

って、もやもやしていたら

 

 

 

「推しの子」の二期観ましたか?

 

漫画原作者と演劇の演出家のトラブルをリアルに描いて、理想的な形で解決していましたね。

 

売れっ子作家と、先輩作家の口論のシーンは、爆笑ものでしたし、

 

原作者と演出家が直接打ち合わせていいシナリオになっていくシーンとかは感動ものでしたね。

 

やっぱりディスコミュニケーションが問題なんですよね。