お久しぶりです。M&A会計士の澤村です。
例によって、連載途中でほっぽりだしてしまってすいません。
昨晩高校の同窓会があって、いつものように
「M&A会計士ってググれば、一番最初に出てきます。自称日本NO.1M&A会計士です」
って、話した手前、放置ブログにたどり着いては申し訳ないので、久々にアップです。
そういえば、私の勤めている会社のことをあまり詳しく取り上げていなかったので、改めて紹介します。
簡単にいうと
「後継者」がいない中堅中小企業のオーナー様に、「後継社」を紹介する
という仕事をしています。
中堅中小企業のオーナー様って、パワフルな方が多いですが、そうは言っても永遠に元気でいられるわけではなく、個人として永遠に会社経営を続けることはできないわけです。(Nothing is certain but death and taxes)
じゃあ、子供に継がせれば?というのがかつては一般的でありましたが、このご時世、会社を継いでくれる子供がいるというのは少数派になっています。
ある程度成功したオーナー様は、子供の教育に力を入れる方が多く、その結果医者や弁護士、会計士といった士業についていたり、金融機関や一流メーカーに勤められるというところが多いかと思います。
最初から、修行のつもりでそうした外の会社に就職されるなら別ですが、オーナー様の親心として、自分がいろいろ苦労してきたうえ、昨今の厳しい経済情勢を考えると、子供に継がせて苦労させるのは忍びないと思われる方が多くなっています。
個人的なことをいいますと、私の実家もそうでした。
会社というほどの規模ではなく個人商店でしたが、父は結納司という商売を自ら起こして営んでいました。3人子供はいますが、子供には別に商売を継ぐ必要はなく、好きな分野で働けばいいという方針でいてくれたので、兄弟はみな父と違う分野に進んでおり、結果店は数年前に畳んでいます。
自分で作った会社だから、自分の代で閉めるんだというのも一つの美学ですし、小規模な個人商店のような場合はまだそれも一つの道かと思います。
ただ、これがある程度の規模、たとえば売上数億円規模となりますと、これまでついてきてくれた従業員の雇用や、お世話になった取引先のことを考えるとそれでいいのかという問題があります。
じゃあ、従業人に継がせれるかというと、そのくらいの規模ともなると株価が数億円もしくは、数億円の借入金の個人保証が必要ともなってきますので、中小企業の従業員の方の資力ではなかなか厳しいケースが多いのです。
そこで、この問題をM&Aという手段を使って、解決するというのが、私の勤めている会社の主な仕事です。