■黒柴ひなた、黒柴あおい、赤柴そら
■父と3兄弟の歴史
父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語
赤柴が必死に守り続けている昔ながらの反射式ストーブ。
赤柴が守っているのか?
赤柴が守られているのか?
それはわからないが、冬の犬たちにはなくてはならない物であることは間違いない。
このストーブを購入したのはかなり昔の事で1999年の事。なぜ覚えているかと言えば2000年問題の時に購入したからです。
1999年は世紀末ということでいろんな騒ぎがあったのですが、その中で世界中を巻き込んで大騒動になったのが2000年問題です。
西暦2000年になると古いコンピュータが日付を認識できなくなって何が起こるか想像もつかないという事態でした。大停電が起こる可能性もあるということで電気のいらないこの反射式石油ストーブを購入したのです。
実際は2000年1月1日は何事も起こらずに無事に新年を迎えることになり、買っておいたストーブや懐中電灯や電池などはそのまま忘れ去られて行きます。
ストーブは家のどこかしまわれて、長い間その姿を見ることはありませんでした。
このストーブが一躍主役に躍り出たのが2011年3月11日の夕方でした。
あの大地震のあと徒歩でなんとか家に辿り着いたときはまだ日暮れ前で照明のつかない家の中を確認することができました。家族3人が無事に家に集合して途方に暮れているときに思い出したのです。
「石油ストーブがあったはずだ!」
2000年問題で買ったあの石油ストーブを探さそうとみんなでいろんな場所を開けて行きましたがなかなか見つかりません。10年以上も姿を見ていないストーブです。しまった場所など覚えているはずもありません。
ただ外はどんどん暗くなっていき夜が迫ってきます。日が落ちては電気の無い状態で探すことは困難です。懐中電灯と電池もどこにあるかはわからない状態でした。
「もうあそこしかない!」
そう思って向かったのが子供の部屋のクローゼットの中でした。物が散乱する中とにかく何もかもをかきだして一番奥にあったダンボールを見つけました。買った時のまま一度も開けていないその箱の中にあのストーブが入っていました。
たまたま石油もポリタンク1個分だけ家にあったという幸運もありました。薄暗くなった部屋で何とかストーブが使えるようになります。
この瞬間から暖房と照明とガスコンロの代わりとしてストーブは活躍を始めます。石油を無駄遣いしないために日が暮れたら火を消して、すぐに眠って陽が昇ると起きるという生活でした。ストーブの上でお湯を沸かしご飯も炊いて冷蔵庫に残ったもので暮らしていきました。寒い時期で良かったと思う理由のひとつです。
ガスが使えるようになるのは1か月以上かかったので、ガスコンロ代わりとしてかなり長期間活躍したこのストーブですが、この震災のあとも毎年冬になると使うようになります。犬たちもこの年ににやってきたので、ストーブと犬は同い年のようなものかもしれません。
そう思うと赤柴とストーブがかわいく見えてきます。

優しい暖かさのストーブが犬たちも好きなようです。
父が更新
この単純な作りの石油ストーブは最強かもしれません。ただもう芯が減ってきているようで寿命が近づいています。なんとか犬と一緒に長生きしてほしいと思っています。
ストーブ前にきれいに3匹が並ぶこともある
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Kindle版いい感じでした。

