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高校時代から

憧れとなった竜馬。

 

でも、

なぜ自分は竜馬に魅せられたのか?

 

今一度、

考えてみました。

 

 

竜馬は、

最初から力を持っていたわけではありません。

 

大藩の藩主でもない。

 

幕府の高官でもない。

 

土佐藩の下士、

郷士の家に生まれた一人の若者でした。

 

しかも土佐藩には、

上士と下士の間に厳しい身分の壁がありました。

 

竜馬は、

その閉ざされた世界の中で、

自分の可能性を押さえつけられながら

生きていたのだと思います。

 

しかし竜馬は、

土佐の中だけで人生を終えませんでした。

 

江戸へ出て、

それまで自分が常識だと思っていたことが、

外へ出れば必ずしも常識ではないと知りました。

 

 

●人との出会いが、人生の舞台を広げる

 

竜馬の人生において、

勝海舟との出会いは非常に大きなものでした。

 

竜馬は勝海舟と出会うことで、

海軍、航海、貿易、

そして世界へ目を向けるようになります。

 

それまで剣術を磨いてきた若者が、

刀で戦う世界から、

船で世界とつながる未来へと、

視野を大きく広げていったのです。

 

勝海舟の下で学び、

神戸海軍操練所にも関わる。

 

その後、

勝の庇護を失い、

海軍操練所も閉鎖されます。

 

しかし竜馬は、

そこで終わりませんでした。

 

長崎へ活動の場を移し、

亀山社中を立ち上げ、

後の海援隊へとつながる活動を始めます。

 

守られた環境の中で学んだことを、

今度は自分の力で実践していったのです。

 

 

●竜馬は、相手の利益を考えた

 

竜馬が成し遂げた大きな仕事の一つが、

薩長同盟です。

 

当時の薩摩と長州は、

簡単に手を結べる関係ではありませんでした。

 

感情的なしこりがあり、

政治的な立場も異なっていました。

 

しかし竜馬は、

両者の間に入りました。

 

竜馬が優れていたのは、

単に、

「日本のために仲良くするべきだ」

と正論を述べたことではありません。

 

相手が何に困っているのか。

 

相手に何を提供すれば動くのか。

 

両者が手を結ぶことによって、

それぞれにどのような利益が生まれるのか。

 

その現実的な接点を考えたところに、

竜馬のすごさがあります。

 

長州には、

食料(米)はあるが、

武器がない。

 

薩摩には、

武器はあるが、

食料(米)がない。

 

双方の持っているものと、

不足しているものを組み合わせる。

 

そこに経済的な関係をつくることで、

政治的に対立していた両者を結びつけていった。

 

これは、

現代で言えば仲介です。

 

相手の課題を見つける。

 

そして、

双方が利益を得られる仕組みをつくる。

 

竜馬は、

優れたプロデューサーであり、

コーディネーターであり、

構想を形にする起業家だったのだと思います。

 

 

大政奉還に向けた動きでも、

竜馬は優れたプロデューサーでした。

 

土佐藩の後藤象二郎を通じて、

山内容堂へ働きかけました。

 

土佐藩に功績を持たせる。

 

後藤象二郎にも役割を持たせる。

 

徳川慶喜にも、

ただ倒されるのではなく、

自ら政権を朝廷へ返す道を残す。

 

相手にとっての利益や名誉を考え、

相手が動きやすい形をつくった。

 

 

●小さくても、大きな仕事はできる

 

竜馬は、

多くの権力や資金を持っていたわけではありません。

 

それでも、

人と人をつなぎました。

 

藩と藩をつなぎました。

 

そして、

日本と世界をつなごうとしました。

 

竜馬は、

「自分には何もない」

と考えるのではなく、

「自分には何ができるのか」

「誰と誰をつなげられるのか」

「この人と、この人が力を合わせれば、何が生まれるのか」

を考えたのだと思います。

 

 

●志士たちの魂に触れる

 

靖国神社には、

坂本竜馬をはじめ、

吉田松陰、高杉晋作、橋本左内など、

幕末・維新期に国事に殉じた人々も祀られています。

 

彼らは、

自分の立場を守ることよりも、

日本の未来を考えた。

 

命を懸けてまで何かを成し遂げようとしました。

 

彼らの志から、

現代の僕たちが学ぶことは少なくありません。

 

自分は何のために生きているのか。

 

何のために会社を経営しているのか。

 

自分の仕事は、

日本の未来とどのようにつながっているのか。

 

靖国神社に参拝し、

志士たちの生き方に触れることは、

日常の忙しさの中で見失いかけた自分の志を、

もう一度思い出す機会になるのではないかと思います。

 

 

●靖国志士会を始めます

 

このたび、

税理士の村上光さんとともに、

「靖国志士会」

という経営者のための勉強会を、

毎月1回開催することになりました。

 

この会は、

単に歴史の知識を増やすためだけの勉強会ではありません。

 

まず、

靖国神社に参拝します。

 

幕末の志士たちをはじめ、

日本のために命を懸けた先人たちの存在に触れる。

 

そして、

「自分は何のために生きるのか」

「何のために経営するのか」

「自分の会社を通じて、何を残していくのか」

を、改めて考えます。

 

そのうえで、

村上光さんから会計や経営数字を学び、

僕からは日本の歴史や、

日本人らしい組織づくり、

経営者に必要な志についてお話しします。

 

経営には、

理念だけではなく数字が必要です。

 

一方で、

数字だけでも会社は続きません。

 

どれほど利益が出ていても、

何のためにその事業をしているのかが分からなければ、

組織はやがて方向を失います。

 

『大義と算盤』

 

志と経営。

 

歴史と未来。

 

この両方を学び、

自分の経営を見つめ直す。

 

それが靖国志士会です。

 

 

 

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