HELLO♡
JTB 旅ものがたり
ナイル川クルーズで巡る
神秘のエジプト8日間
に参加しました旅行記を綴らせていただいております
↑こちらのつづき
2024.12
5日目 アスワン
アスワンから3時間半
途中トイレ休憩も1回挟み
砂漠をひたすら駆け抜けます
私はほとんど寝ていたのですが
砂漠の中にも
草が生えていたり
農業のための運河を作っていたり
円形状の畑の密集地があったり
↑夫大興奮ポイント!タイヤの付いた機械が
時計の針のように回って散水しています
オアシスがあったり
ごつごつだったり
夫は砂漠ドライブを
大いに楽しんでいたそうです
13:10
砂漠から突如、町に入り
見えてきました!
あれだ!
目的地の後ろ姿が見えています♪ワクワク
13:15
私が夢に見ていた場所に到着
後ろ側は
なんともシンプル!
管理用の入口がポツリ
ガイドさんに付いて
この素敵なロケ―ションを歩いて行きます
エジプトの最南端の気温は
12月でも32℃ありました
夏は50℃を越えるそうです
てくてく歩いて行くと
見えたーー♡
こちらの神殿も
中でのガイドを禁止されているため
まずは日陰でガイドさんの解説を聞きます
↑休憩所の屋根が可愛かったです
13:45
ここから1時間ほどの
自由時間スタート
夢に見ていた場所に
ついにやってきました!
アブ・シンベル大神殿
撮影:添乗員さん
今からおよそ3200年前に
建築王ラムセス2世が
古代エジプト領地の南にあった
ヌビアに造営した神殿です
王宮から離れたヌビアの民衆に
王の力を見せつけるために
この地に神殿を建てたそうです
1968年に移築されましたが
元々は岩窟神殿でした
現在はコンクリートのドームに支えられています
神殿の上部には
太陽を礼拝するヒヒが並び
神殿正面の
インパクト大な4体の像は
全員ラムセス2世(像の高さは21m)
左から
異国の支配者たちの太陽、2国の支配者
アメン神に愛されし者、アトゥム神に愛されし者
全てラムセス2世の名前で
それぞれの像の肩に名前が書かれています
左から2番目の像は
ラムセス2世時代に崩れ修復できず
そのまま置かれています
右側の足元
像の椅子のひじ掛け部分に
古代の修復の跡がありました
レンガを積み重ねております
左側の足元
ラムセス2世とヒッタイトの王妃の
婚礼の石碑がこちらにありました
中央には
太陽神ラー・ホルアクティ像
いざ、神殿の中へ
うわ~
大列柱室
ラムセス2世がオシリス神になった
オシリス柱がずらり
大迫力...
大列柱室の周りには
ラムセス2世が活躍した
シリア遠征やカディシュの戦いの
レリーフがずらり
この大きさ...
周りにいくつかある小部屋は
倉庫だそうです
小列柱室
アメン・ラーがラムセス2世に
アンク(生命)を与えているレリーフ
アメン・ラーとコンス(アメンラーの息子)と
ムト(アメンラーの妻)に
捧げものをしているレリーフ
お神輿を担いだ儀式のレリーフ
神殿の一番奥は
至聖所
神の玉座に神々と共に
ラムセス2世が座っています
ラムセス2世が自身を神格化
したことがよく分かる神殿です
この至聖所は
年に2回、2月22日と10月22日に
太陽の光が差し込み照らされるそうです
感動。
ラムセス2世は
90歳まで生きたそうで
統治期間は66年間!
そのためファラオの中でも唯一
”大王”と呼ばれていたとか
ラムセス2世の偉大さが
ひしひしと伝わってきます
神殿は1813年に
砂に埋もれていたところを
発見されたそうですが
発見した人は想像できないほど
興奮したんだろうなぁ...
大神殿の見学につづきまして
お隣にあります
アブ・シンベル小神殿へ
ラムセス2世が大好きな王妃
ネフェルタリ王妃に捧げた神殿です
神殿の正面には
ラムセス2世に挟まれて
ネフェルタリ王妃の像が立っています
王妃のこんなに立派な神殿は他になく
隣接して神殿を設けたことと
王妃がファラオと並んだ像から見ても
ラムセス2世がどれだけ
ネフェルタリ王妃のことを愛していたのか
ゾクゾクと伝わってきます
いざ、中へ
大列柱室
神殿の中はネフェルタリと
愛と美の女神ハトホル神が
同一化されているような
レリーフが描かれています
ハトホル神の列柱
私とハトホルの顔が似ている
と夫に言われました
似てる?
夫が大神殿で
必死に探していたレリーフが
実はこちらにありました!
セト神とホルス神がラムセス2世に
王冠を授けているレリーフです
セト神は武勇の神ですが
いろいろあってあまり好かれてない...
こうしてあまり出会えないので
夫は見つけれて大変喜んでいました
(エジプト神話は結構面白いので、ご興味ある方はお調べくださいませ♡)
見つけられて良かったね♪
たくさんの神々とラミセス2世と
ネフェルタリ王妃のレリーフが
綺麗に残っています
小列柱室
↑ハトホル神とイシス神が
ネフェルタリに冠を授け
ネフェルタリを神格化したレリーフ
王妃と神が並ぶ珍しいレリーフです
パピルスとハトホルの神獣の雌牛
ハトホル神に
パピルスを捧げるネフェルタリ
ネフェルタリが持っている何かに
ハトホル神の顔が付いてて可愛い
至聖所
中央にネフェルタリ王妃の像がありました
ラムセス2世の愛がゾクゾク
神殿を出る際に門番らしき方に
アンク鍵との記念撮影を勧められ
「フリー(無料)」と聞き、パシャリ
エジプトでは珍しく本当に無料でした!
私ヌビア人だからお金取らない
的なことを英語でおっしゃっていました
そしてお別れに「サラバジャ!!」
と叫んでいただいたので
私達も「さらばじゃ!」とご挨拶
エジプトの方の日本語のワードセンスwww
この辺りはヌビアの文化が残っており
カラフルな街並みの
ヌビア村もあるそうですよ
ヌビアの方の優しさに触れて行ってみたくなりました
夫はこの小神殿が
とっても気に入り
アブシンベル小神殿のことを
「推し神殿」と呼んでいますw
2つの神殿の
ビュースポットでパシャリ
大神殿も小神殿も
本当に素晴らしかったです
バスで片道3時間半かかりましたが
それだけの時間をかける価値全然あります!
「いつかは行ってみたい」を
思い切って実際に行ってみて
本当に良かった...
このロケーションも素敵で
神殿の前には
世界最大の人工湖
ナセル湖が広がっています
この神殿が実際に建っていた場所は
今はこの湖の中にあります
さようならアブ・シンベル
ありがとうアブ・シンベル
夢に見ていた場所を堪能し
集合場所へ向かいます
1時間の見学終了です
集合場所の
チケットブース近くに
1964年~1968年に行われた
神殿移築の資料館がありました
岩窟神殿をブロック状に切り崩し
それを組み立てて移築した
ってまじ?ww
アスワンハイダムの建設により
沈んでしまわぬよう
神殿を約60m上に運びました
世界遺産が世界的に話題になった
きっかけの大プロジェクトだったようです
ここには他にも
分かりやすい遺跡の資料が
たくさんあり有難かったです
14:45
帰ります
帰りもアスワンまで
バスで3時間半
道中は行きと同じく
中間地点にある道の駅みたいなところで
おトイレ休憩
↑こんな感じのところ
屋根は藁でお空が見える仕様でした
周りは見渡す限り
砂漠。
砂漠に1本の真っすぐな道路
そして道の駅がポツリ
マッドマックスやん。
片道3時間半のバス移動中
行きも帰りも私は大爆睡
アスワンに帰る頃には
いつの間にか日も暮れ
夜になっていました
つづく