共依存について | 『もの想い』macoto

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「共依存」とは

 

自分の価値を自分基準じゃなく

 

周りを基準に頼ってしまう状態のこと

 

 

 

自分が本当にしたいことを我慢して

 

ある特定の誰かの期待に応えようと

 

自己犠牲をしてしまったり

 

 

 

誰かの役に立とうと必死で

 

求められる前から手を貸し

 

先回りをして一生懸命になる

 

 

 

その結果として

 

自分が苦しくなったり

 

問題が悪化してしまったりする

 

 

 

そんな経験が私にもあります

 

 

 

そのときの自分にとっては

 

それが相手のためになると信じ

 

役に立っていると感じることで

 

自身の喜びとして感じています

 

 

 

誰かの役に立つことや

 

誰かに認められたいと思ったり

 

誰かに好かれたいと思うことは

 

人間としてごく自然なこと

 

それ自体は悪くありません

 

 

 

しかし「共依存」においては

 

その根本にある問題について

 

「自分基準」か「相手基準」かで

 

大きく影響が変わってきます

 

 

 

「相手基準」でいると状況により

 

相手が変わればその度に

 

自分の喜びも変わることになります

 

すると今まで喜びだったものも

 

それが苦しみに変わることもあります

 

 

 

たとえば彼氏彼女の関係で

 

相手の欠点が気になって

 

その相手のためになると思い

 

本人は特に困ってないのに

 

正そうといろいろ口を出し

 

細々と注意をし続けたとします

 

 

 

相手は特に困っていないので

 

その問題は気にしていないのに

 

あなたがその相手がこの先に

 

困るだろうと周囲の基準で

 

相手が決めるべきことを

 

注意したり指示することで

 

勝手にやきもきして口うるさくなる

 

挙句の果てに相手が離れていく

 

 

 

たとえば

 

相手が困っているのを見て

 

自分が助けないと気持ち悪いから

 

求められてないのに手を貸すとか

 

何事も完璧にしなければ

 

ダメという思い込みとか

 

相手のことを思いやりすぎて

 

自分の気持ちを押し殺したり

 

すべての責任を抱え込んだり

 

自分だけが苦しい思いをして

 

「こんなに相手のためを思って

 

してあげているのに…」

 

などと思ったことがある場合は

 

自分の中に「共依存」に対して

 

考える必要があるかもしれません

 

 

 

 

 

そして「共依存」同士の関係は

 

お互いが相手基準のため

 

どちらとも相手のためばかりで

 

自分のことを疎かにしがちです

 

 

 

相手に合わせようとしすぎたり

 

相手に好かれるために行動したり

 

相手の気持ちを先回りしすぎたり

 

お互いに自分を大切にするのを忘れ

 

お互いに息苦しい関係になります

 

 

 

 

 

「共依存」にならないためには

 

まず「自分を大切にすること」

 

自分が苦しいと思うことを手放し

 

「自分基準」で物事を判断しましょう

 

 

 

周りの一部の誰かに嫌われても

 

他に自分を好きでいてくれる人がいる

 

たとえ世界中の全員から嫌われたとしても

 

自分だけは自分を好きでいてあげる

 

 

 

そのために自分の周りには

 

「好き」なひと・もの・ことを集める

 

「好き」に囲まれていれば

 

楽しいし笑顔になれるし夢中になれる

 

 

 

「好き」に囲まれている自分は

 

とても活き活きしていることでしょう

 

そんな自分を「嫌い」になれますか?

 

 

 

わざわざ自分から進んで

 

苦しいことや嫌なことに

 

首を突っ込む必要はないのです

 

 

 

もちろん現実社会では

 

ときには嫌なことや辛いことも

 

避けては通れないこともあります

 

 

 

そんなときには

 

「自分」と「相手」との境界線

 

ソーシャルディスタンスを取りましょう

 

 

 

自分も相手も人間なので

 

ときには間違えることもあり

 

感情的になったり弱い所もあります

 

それは家族や恋人でも同じです

 

 

 

なんか自分が苦しいなと思ったり

 

相手がムカつくなと思ったりしたら

 

鳥のような目線で俯瞰して

 

少し高いところから

 

自分からも相手からも離れて

 

客観的に観る練習をしましょう

 

 

 

自分だけが苦しんでいるようでも

 

少し離れた所からみれば

 

相手も苦しんでたり悲しんでたり

 

いろんなことが見えてきます

 

 

 

「共依存」から解き放たれるには

 

まずは「自分基準」を確立する

 

自分の「好き」と「嫌い」を

 

深く考えて知ることが大事だと

 

私は思っています

 

 

 

そのうえで自分の「好き」を

 

どれだけ集められるのか

 

自分の「嫌い」をどのように

 

遠ざけて過ごすのかを対策する

 

 

 

「好き」も「嫌い」もあっていい

 

それは自分の人生にとっての

 

経験からくる選択のひとつです

 

 

 

あなたが「好き」を選ぶか

 

「嫌い」を選ぶかはあなた次第

 

一度きりの人生

 

人生は選択の連続です

 

 

 

あなたはなにを選んで生きますか?

 

 

 

 

 

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202011282000初稿 もの想い

 

あとがき

この記事は私見であり

医学的見解と異なる場合

もあるかと思われます

ご了承願います

 

すっかり昼夜逆転の生活

基本的に自分には

この方が合っていると

長年の経験から思うのです

 

もちろん現実問題でいえば

健康的にも良くないし

世の中は昼間に動くように

できているのですが

自分基準でいえば

この方がいい気がします

 

もともと学生時代から

長生きは望んでいないし

いまはもう余生という

感覚で生きています

 

人生の彩りは必要だけど

もっと自分のことを

知って「好き」になって

周りの人たちとも

心地よい「好き」で

自由に繋がっていたいです

 

 

 

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