罪と罰と… | 『もの想い』macoto

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生きとし生けるものすべては

 

なんらかの罪を犯して生きています

 

どんな聖人君子でも

 

人の形をした神格化した者でも

 

他の生命を奪って生きています

 

 

 

それは自然の理

 

 

 

私のような人ならなおさら

 

ささいなことで罪を犯し

 

その罪の意識に苛まれます

 

 

 

あなたにも過去に心暗い行い

 

たとえば誰かをいじめたり

 

嘘をついて罪をなすりつけたり

 

誰かを傷つけたりしたことを

 

後悔していることもあるでしょう

 

 

 

過去にどんな罪を犯したとしても

 

その罪はあなたの心からは消えません

 

その罪を一生背負って生きること

 

ずっと反省して生きていること自体が

 

その罪を長年苦しんできたことが

 

あなた自身への罰になっています

 

 

 

法律に関する罪と罰は別として

 

あなたはもうあなたを

 

許していいのではないでしょうか

 

 

 

もう罰は心の重荷として

 

充分受けているはずなのです

 

必要以上に自分を責めるよりも

 

その罪に何年も苛まれている

 

自分自身への罰を積み重ねるのを

 

終わりにしてもいいでしょう

 

 

 

その代わりに報いを与えるように

 

あなた自身が周りに接することが

 

その罪への恩赦となるよう

 

生きたらいいのです

 

 

 

そんなことを私自身にも

 

言い聞かせながらもの想うのです

 

 

 

 

 

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202011281300初稿 もの想い

202012030300推敲・修正

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