映画『34丁目の奇跡』 | 『もの想い』macoto

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34丁目の奇跡 (1994年)




映画ストーリー


ニューヨークの老舗デパート「コールズ」


経営不振によりライバルデパートにからの


買収の危機に陥っていた。


毎年恒例のクリスマスパレードを開催していると


サンタ役の男が酒に酔っ払っている姿に憤った


白ひげの太った老人クリスが現れサンタ役を交代することに…


そのサンタ姿がパレードの観客から喝采され


パレードは例年以上の人気を集めた結果、


サンタを名乗るクリスは「コールズ」と契約をすることになる。




パレード責任者のドリーは娘スーザンにサンタクロースは


実在しないと教え込んでいたため、スーザンは母の言うことを


信じて子供らしからぬ現実的な子供を演じていた。


「コールズ」デパートのクリスマスセールのサンタコーナーを


任されたクリスは子供たちやその親の相談に乗り


子供たちの欲しがる物がライバル店で安く買えると教えたり


口の聞けない子供には手話で接したりして次第に


「コールズ」のサンタは大評判になって業績も上がった。


そんな姿を見たドリーの娘スーザンも


クリスは本当のサンタなのでは?と思うようになり


スーザンはクリスにクリスマスプレゼントには


一軒の家とパパと弟をプレゼントして欲しいとお願いする。




クリスのサンタ効果で経営危機から抜け出した「コールズ」


その状況に慌てたライバル会社は


このままでは買収が難しくなると感じて


クリスに対して挑発的な嫌がらせを行うのだが…





カチンコ感想



前にも観たことがあったのですが


テレビで再放送していたのを録画して観ました。


元々は1947年のアメリカ映画で


1955年1959年1973年とリメイクされ続けて


今回観た1994年のカラー作品になるんですが、


サンタクロースという存在のように


実在するか分からないものに対して


信じることの重要さを教えてくれる作品だと思いました^^




目に見えるものだけがすべてではないこと


信じることによって存在する大切なこと


そういったことが人の心には存在するのだと思います。




この映画を象徴するセリフとして


サンタを信じていないスーザンを心配して


母ドリーに対してクリスが言う言葉



『人生とは悲痛なものだ


だが自分勝手な心や憎しみを抱いていも


夢があれば救われる


もし信じる心をなくしたら


欺瞞だらけの人生になってしまう』



まさにサンタや神様のように


信じる気持ちのみが最後の希望であり


その気持ちをなくさない限りは


誰の人生にも救いの光が灯されるのだと


伝えたいがために作られた作品だと思います。




また作中の音楽も作品を邪魔することなく


クリスマスの名曲が散りばめられていて


まさにクリスマスの夜に観たい映画だと思います^^おすすめ




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