かち | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

詩人・エッセイストmacotoの作品を綴っています。
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なにかと比べてみたって


君の想いの強さなんてはかれないよね


この世の目に見えるものすべてには


必ず終わりが訪れるんだ


だから限りなく大きく強くなることが


必ずしも正解だとは限らないと僕は思う




たとえばなんの根拠もなく君を好きだと


気持ちが泡のように膨れ上がっていた頃


君に告白をして舞い上がった幸せの絶頂


もうこれ以上の幸せはないと思っていた


だけど君を知れば知るほどに


好きな気持ちはさらにどんどん膨れていった




たとえば君と長く付き合っているうちに


君と居ることが当たり前に思えてきて


あれほど幸せだと思ってた気持ちが


少しずつ薄れてしまったような気になったり


それでも積み重ねた僕らの絆は


いまでもとても愛しく感じていたりもする




きっと大切なことは目に見えないから


過去と比べたり数字を並べたりしても意味がないんだよ


どんなに愛し合っていても


ときにはケンカをすることだってあるでしょ


常に一定の愛情でいる訳でもなく


常に愛情だってなんだって変化しているんだ




だからあの頃は良かったとか


常に成長し続けなくちゃとかっていう


固定観念に縛られるんじゃなくて


変化を受け入れる価値観が僕らには必要なんじゃないかな


だれかと比べたって本当の勝ち負けはつかない


大切なのは君の心が 僕の心が


本当に幸せなのは何かを理解することだ




いまここにある心の目で見えるもの


それこそが僕らにとって価値のあるもの




たとえそれが他人にとって


みすぼらしいものであっても構わない


自分にとってはかけがえのないものだから






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201212270821詩集(ポエム)

先月くらいからずっとまとめようとして

なかなか言葉にならなかったのですが

価値観について言葉にしてみました。

恋愛だけじゃなくていろんなことに

価値はついてまわるものですが、

いまあるものが当たり前じゃないと

気付くことで変わるものも

きっとあるんだと思いませんか?