Mac mini でリビングPC -67ページ目

Parallels Workstation を使って GyaO を見る (1)

Parallels Workstation のベータ3版が公開された。USB のサポートはまだのようだが、サウンドデバイスが使えるようになったようなので、ひとまずインストールして試してみることにした。

Parallels Workstation はとくに日本語版は用意されていないので、メッセージはすべて英語表記であるが、英語が不得意な筆者でもわかるレベルで、インストールはとくに問題なく進んだ。Windows XP のインストールは例の如く時間がかかった(XOM 登場以来、何度繰り返したことか…)が、とくに問題なく終了した。

Screen Capture 01
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既にあちこちで報じられているように、Parallels Workstation 上で稼働する Windows XP は実にスムーズだ。マウスカーソルを素早く動かすとカーソルが動きについて行けないあたりは少し気になるものの、全体的には満足のいくレベルである。これが $39.99 で買えるのなら、買って損はないと思った。

さて、気になる動画の再生とサウンドのサポートだが、こちらにはまだ問題ありのようだ。多くのマックユーザが Parallels Workstation を入れてやってみたいと思っているであろう GyaO の再生だが、音声が動画についてゆけず、数秒ずれて聞こえる。下のリンクから短い動画(MPEG4/4MB)を再生できるので見ていただくとわかると思うが、GyaO のお姉さんがまるで腹話術師の“いっこく堂”になってしまっている。

Screen Capture 02
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ビデオを再生

まだベータ版ということで、この辺の問題は製品版までに解決することを期待したい。

ところで、最初の設定ではゲスト OS である Windows XP が快適に動作するように割当メモリー量を 512MB ほどで設定していたのだが、筆者の Mac mini の搭載メモリーが 1GB なため、以下のようなメモリー使用状況になってしまった。

Screen Capture 03

この状態でしばらく使っていたところ、なんと、次のような画面で突然 Mac mini がダウンしてしまった。

Screen Capture 04

このメッセージは Mac mini を使い始めて以来、初めてお目にかかったものだ。何も操作ができなかったので、強制電源オフしか道がなかったが、再起動して確かめたところ、Parallels Workstation の設定もゲストOSも無事であった。Parallels Workstation を試す際はメモリー割当量に気をつけよう。;-p

Parallels Workstation 2.1 for Mac OS X


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Mac mini で次世代プロセッサ「Merom」が動いた?

Core Duo

MacRumors.com によると、Mac mini の CPU を今年第4四半期に出荷開始予定の Core Duo プロセッサ「Merom (コードネーム)」に載せ替えることができたとのことだ。

Merom (メロンと読む)は、現在の Mac mini に搭載されている Core Duo (Yonah) と同様の 65nm プロセスで製造されるデュアルコア型 CPU で、新命令セットによるメディア性能の強化や EM64T (Extended Memory 64-bit Technology) に対応している。また、2次キャッシュメモリが Yonah の 2MB から 4MB へ拡張され、FSB も Yonah の 667MHz から 800MHz へと引き上げられる予定になっている。

Merom も Mac mini に搭載されている i945GT チップセットで駆動可能なことから、物理的に載せ換え可能なことは想像も付くが、まだ出荷されていない CPU を早々とテストしてしまったことに驚く。

これが事実なら、Mac mini の CPU アップグレードの道が Yonah 2.16GHz から一足飛びに Merom へと進んだことになり、ユーザにとって朗報になることは確かである。

MacRumors.com - Upcoming Merom CPU Swappable into Mac mini?
Wikipedia - Intel Core
Wikipedia - EM64T

UB 化された「Apple Remote Desktop 3」が発売

Remote Desktop 3アップルは 11日、Intel Mac に最適化されたデスクトップ管理ソフトの最新バージョン「Apple Remote Desktop 3」を発売した。

Apple Remote Desktop 3 は、ネットワーク上の Mac に対するソフトウェアのインストールやアップデート、システム設定などの管理作業を効率的に行なえるソフトで、今回のバージョンから Universal Binary 化されている。

新機能として「リモート Spotlight 検索」や「Automator アクション」を追加したほか、「カーテンモード」、「リモートドラッグ&ドロップ」「パワーコピー」など、さまざまな機能が追加され、管理用アプリケーションと連動する Dashboard ウィジェットも用意されている。

10 台まで管理できるライセンス「10 マネージドシステム版」が 34,000円、台数無制限の「Unlimited マネージドシステム版」が 57,000円となっている。

アップル - Apple Remote Desktop 3

XP 入れて分かった Mac mini の実力

わが家には Mac mini (PPC版/Intel版)2台以外にも、デスクトップ・ノート型含めて数台のパソコンがある。一番長い時間使用しているメインPCは Pentium4 搭載の自作PCで、もちろんこれがわが家で最も優秀なマシンである(あった)。

だが、Intel-Mac mini がわが家にやって来たことで、「最も優秀である」と言い切れなくなってしまった。メインPCに使用されている Pentium4 3.0GHz (Northwood コア)よりも、Mac mini の Core Duo 1.66GHz の方がプロセッサ単体としては優れているからである。

これまで、Mac OS X を使っている間は数値で具体的に Windows パソコンと性能比較することができなかった。しかし、XOM や Boot Camp のおかげで Mac mini にも Windows XP をインストールすることが可能となり、感覚だけでなく、具体的な数値で比較することが可能となった。

そこで、HDBENCH というベンチマークソフトを使用して、両者のパフォーマンスを比較してみることにした。

[メインPC]
CPU: Pentium4 3.0GHz (Northwood/800MHz FSB)
MEM: PC3200 DDR SDRAM 1GB x 2
HDD: Seagate Barracuda 7200.7 SATA 160GB
VGA: Matrox Millennium P650

HDBENCH P4-3GHz
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[Mac mini]
CPU: Intel Core Duo 1.66GHz
MEM: PC5300 DDR2 SODIMM 512MB x 2
HDD: Seagate Momentus 5400.2 SATA 80GB
VGA: Intel 945GT チップセット内蔵

HDBENCH Mac mini
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総合では微妙にメインPCが上回っているが、やはり CPU の性能は Core Duo の方が上のようだ。とくに整数演算が飛び抜けているのが目立つ。また、チップセット内蔵ビデオの性能も P650 より優れているようである。

しかし、メモリーやハードディスクの性能が劣っているために全体的な性能を下げている要因となっているようだ。とくに、メモリーの Read 性能があまり良くないのが気になる。Mac mini のメモリーは2枚刺しにしてもデュアルチャネルで動いていないとのことだが、それを裏付ける数値なのか?

Intel-Mac mini は現在、セカンドマシンとして働いてもらっているが、今回の測定で、メインマシンにしてもいいくらいのパフォーマンスがあることが明白に分かった。Windows Vista を動かすための最低スペック(Core Duoプロセッサ、945GMチップセット、1GバイトRAM)の条件も満たしているので、いつか Vista のインストールにもチャレンジしてみたいところである。

Mac mini で KNOPPIX を動かしてみた

Boot Camp を導入した Mac では、CD からのブートによる「KNOPPIX」の起動ができるということなので、筆者も試してみることにした。使用した CD-ROM は、オープンソースマガジン 2005/12月号に付録されていた「KNOPPIX 4.0.2 日本語版」である。

Mac mini に CD-ROM を挿入して再起動すると、自動的に CD-ROM からブートされる。下の画面のような文字がつらつらと流れたのち、何の問題もなくデスクトップ画面が表示され使える状態になった。

あまりにあっさり起動されてしまうので拍子抜けするが、KNOPPIX はデフォルトではハードディスクやネットワークが使えない状態にある。Linux を扱えない人だと何もできないのでつまらないかもしれないが、未知の OS のデスクトップが見られるだけでも、起動してみる価値はあるかも。

筆者は Linux にはある程度慣れてはいるものの(あまり時間もないので)、とりあえず、アーケードゲームのギャラガを数分遊んでみただけだが、Mac mini の反応はすこぶる良好であった。

Knoppix
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KNOPPIX からの再起動はうまく働かないようなので、上のような状態で画面が固まったら電源ボタンの長押しで Mac mini の電源を一旦切ろう。電源を入れて、すかさず Option (Alt) キーを押し続けると次のような画面が出て起動する OS を選択できるようになる。

Boot Menu


さて、KNOPPIX を使ってみて思ったことだが、KNOPPIX は CD-ROM ベースであるため、操作中はずっと CD が回りっぱなしでうるさい。また、Mac mini が光学ドライブを酷使すると非常に熱くなるのも気になった。あまり長時間の使用はおすすめできない。できれば、USB メモリーなどに入れて起動させる方がいいだろう。

また、余談ではあるが、オープンソースマガジンの 2006/3月号に収録されている Xenoppix (Xen 3.0版) も同様に起動してみようと思ったのだが、こちらの方はダメだった。DVD-ROM からの起動はおろか、CD-ROM に焼き直しても起動しなかった。Intel Mac で Xen を動かすことは可能らしいので、時間があるときにまた再チャレンジしてみたい。

KNOPPIX Japanese Edition
Xenoppix with Plan9 and NetBSD
Intel Mac で Xen を動かす方法


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