地底の黄金宮殿 |  へんくつマッキーの日向ぼっこ

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 偏屈オヤジが映画・小説・マンガ等について、
 独断と偏見に満ちた戯言を綴っていきます。
 暇つぶしになれば幸いです。

 

愛馬に乗り荒野を行く005。

サボテンの傍に、弾丸で打ち抜かれた帽子が落ちていた。

銃声が聞こえた方向を見ると、一台の幌馬車を山賊が襲っている。

005は、ライフルで山賊を追い払う。

後には背中を撃たれ幌馬車から落ちた老人が残されていた。

 

老人は一生を賭けてインカ帝国の宝を探していた。

そして、005に一つの小箱を見せて娘に渡すように頼む。

老人は息を引き取った。

 

009に005からインカ帝国について調べてくれ、との依頼が来た。

その一方で005は、老人の娘キャサリンを手紙で呼び出していた。

005はキャサリンを駅で迎えるが、早速、銃で狙われる。

キャサリンを伏せさせて守った005は、父親の意志を継いでインカ帝国の宝を探すという彼女に協力することにした。

 

005は自分の牧場にキャサリンを連れて行き、託された小箱を渡す。

箱の中には何もないが、蓋の裏に地図があった。

インカの黄金宮殿への地図なのか。

そこに山賊が襲ってきた。

多勢に無勢、さすがの005も銃弾を浴び、家は火炎放射器で焼かれてしまう。

キャサリンも誘拐され、005はギルモア博士に救援を頼んだ。

 

特殊ヘリで009が来た。

そこに浴びせられた強力なライト。

反射的に009は光線銃で撃つが、ライトで照らしていたのは無人のロケット車。

ロケット車は反撃として、009のヘリへロケットを撃ち込んだ。

 

ヘリは失ったがギルモア博士の録音テープは残った。

ギルモア博士はインカ帝国の歴史を語り、スペイン軍に襲われたとき隠した財宝がまだ発見されていないことと伝えてきた。

が、テープレコーダーは007の変身した姿。

テープレコーダーに化けて無理やりついてきた007に、009は財宝よりもキャサリンを助けることが最優先と釘を刺す。

 

005が覚えていた地図に従い、ジープで出発した009達。

ギター片手に呑気に歌う007は、旅行気分だ。

ところが野牛の群れに襲われジープは大破。

009達は炎天下の中を歩いて進むことになる。

 

3人の前に断崖絶壁がそびえている。

009が綱を持って登ると、山賊達が銃を構えていた。

一斉に銃弾を浴びせてきたが、009の敵ではない。

009は、光線銃で全員を倒してしまう。

 

007と005も崖の上に登った。

どこからか聞こえるうめき声。

探してみると縛られたキャサリンがいた。

助けられたキャサリンは、この近くに宮殿へのトンネルがあるという。

007が辺りをみると光り輝く塔がある。

塔には輝く子箱があり、触ると塔の一部が開いた。

ここがトンネルの入り口なのだ。

 

トンネルを進むと滝があった。

滝の裏にさらに道がある。

入っていくと扉があった。

この中こそ黄金宮殿なのだ。

扉を開けて宮殿に入った009達の前に現れたのは、巨大な魔像の肩に乗ったキャサンリン。

キャサリンはインカの宝を守る王女ジザンパであった。

005の手紙は途中で奪われ本当のキャサリンには届いていなかったのだ。

ジザンパは、かつて征服されたインカの復讐のため財宝を使い世界を征服しようとしている。

そのため山賊を使い黄金宮殿を突き止めた老人を殺し、009達をも殺そうとする。

ジザンパの命令を受けた魔像が動き出した。

 

 

 

魔像は巨大なロボットだった。

目から光線銃を放ち襲ってくる魔像。

005が怪力で魔像の動きを止めている間に、009が魔像の眼を光線銃で撃ち抜く。

目を失った魔像は暴れ出し、ジザンパと共に地割れに落ちてしまう。

005は本当にキャサリンにもう一度手紙を出し、009と007は日本に帰ることにする。

 

☆☆☆・・・損はない