大ワニの襲撃 |  へんくつマッキーの日向ぼっこ

 へんくつマッキーの日向ぼっこ

 偏屈オヤジが映画・小説・マンガ等について、
 独断と偏見に満ちた戯言を綴っていきます。
 暇つぶしになれば幸いです。

 

ここはジャングル。

ワニの潜む川を一台のボートが昇って行く。

ボートが着いた川辺にはオーチャッド博士の研究所がある。

ボートから降りたのはブラックマー。

製薬会社の社員だ。

ブラックマーはボートを操縦していた案内人のカルプを残して、迎えに来ていたオーチャッド博士と助手のミクギルと研究所に入って行った。

 

研究所に入るとオーチャッド博士は、ブラックマーに実験の成果を説明し始めた。

この辺りでしか育たない植物から抽出したジュースは、動物の発育速度を10倍にも高めるのだ。

その名はサーミン。

これにより世界の食糧不足の問題は解決する。

その証拠に隣の部屋には巨大化したウサギがいた。

驚くべき研究成果を、窓の外からカルプが盗み聞きしていた。

 

サンダーバード2号からアランが吊り降ろされていく。

鉄塔でアンテナが腐食しており、その修理を行うのだ。

修理は完了し、これで5号と交信が可能になった。

 

ジャングルを嵐が襲う。

ブラックマーは、オーチャッド博士の研究所に泊ることになり、家政婦のファイルズが研究室のカギを一晩預かることになった。

その様子をドアの陰から聞いている者がいる。

カルプである。

 

皆が寝静まった頃、ファルズの寝室から鍵を持ち出したカルプは、例のジュースを試験管に移して盗もうとする。

その時、余ったジュースをシンクにこぼしてしまった。

カルプはジュースを盗んだ痕跡を残さないように、シンクを洗い流す。

こぼれたジュースは、ワニの潜む川へ流れて行った。

 

翌日、雨も上がりブラックマーがカルプの運転するボートで帰って行く。

川を下って行くボート。

と、突然ボートが揺れた。

巨大なワニが、ボートに体当たりしてきたのだ。

ボートは横転し、ブラックマーとカルプが川に沈む。

その後を追って巨大なワニも潜っていく。

浮かびあがってきたブラックマーをミクギルがボートで拾い上げるが、岸からは次々と巨大ワニが川に入ってくる。

そして川を渡ったワニたちは、博士の屋敷を取り囲んでしまった。

 

取りあえず博士とミクギル、そしてブックマーの3人とファイルズは、研究室に逃げ込んだ。

外からは、ワニ同士が争っている音が聞こえる。

このままででは家は壊され、4人とも餌食になってしまうだろう。

ファイルズが国際救助隊に救援を頼むことを思いついた。

 

ジャイアント・アリゲータ?

連絡を受けたジェフ達も驚きを隠せないが、救助を求められれば助けに行かないわけにはいかない。

しかし、川の上流で着陸が難しそうだ。

まずは1号が出動し、様子を探ることにした。

続いてアラン、ゴードンを乗せた2号が発進。

現場では巨大ワニ3頭が家を襲っている。

1号のスコットは、ワニを驚かせてその隙に家に入り込むことにする。

4人が地下の研究室にいることを確認したスコットは、家にミサイルを撃ち込んだ。

これでワニどもを追い払うことができた。

一旦は家から離れたワニだが、スコットが研究室に入ると再び家を取り囲み、尻尾で攻撃を仕掛けてきた。

激しい攻撃に壁は崩れ、このままでは危険だ。

ファイルズが言うには前の持ち主が地下通路を作っていたらしいが、その場所を知るカルプはワニに殺されている。

そしてついに巨大ワニが家の中に入ってきた!

 

 

 

入ってきたのはカルプだった。

前の家主の造った地下通路を通ってきたのだ。

銃を手にしたカルプは、スコット達を意のままにしようとしている。

そこに2号が到着した。

バ-ジルは2号の着陸用の噴射でワニを追い払うことに成功。

ゴードンとアランは麻酔銃で2頭のワニを眠らせたが、まだもう1頭が残っている。

その1頭は家に近すぎて、麻酔銃を撃つことができない。

ゴードンが麻酔銃を撃てる位置まで、空中バイクでワニをおびき出そうとするアラン。

決死のアランの行動で残りの1頭も眠らせることができた。

ワニが片付いたため、カルプはサーミンが入った試験管を持ち、ボートで逃亡を図った。

だがまだ巨大ワニはいたのだ。

カルプのボートは転覆、今度こそワニの餌食となってしまった。

躊躇することなくバージルはミサイルでワニを爆撃。

川に落ちた試験管は、潜水したゴードンによって回収された。

 

☆☆☆☆・・・推薦!