ジャイアンツのパレードの日の、行きの列車。サンアントニオ駅に着くと、乗車予定の7:23発の列車が運休で次の途中まで快速で、サンアントニオは通過予定の列車が各駅停車になるという電光掲示。自転車をどうするか、一度職場によってからとか考えていたが、直通で行くことにする。ようやく7:45に列車が来ると、激混み。自転車は乗せられたが、この混雑で立っていくのは辛い。この列車は、パロアルトからは各駅停車になる。


 パロアルト駅まで来ると、次に来る急行が先にサンフランシスコに着くという。その次の快速もある。次の快速は、この列車よりは着くのが遅いが、少しはすいているかもしれないと思い、一度下車。すると、8:05発の急行が5分遅れで来るが、やはり混んでいる。運転手が、少し後にもう一本来るはずという。次の快速のことかと思うが、そのほうがすいていると考えこの列車はやり過ごす。と、次にすぐに列車が来た。快速は8:16発だが、やけに早い。見ると列車番号は急行と同じである。どうやら、臨時急行を走らせたようだ。それにしても、同じ列車番号とは...


 自転車も乗せてゆっくり座っていく。この列車は、ヒルズデール・ミルブレイだけに停車する急行。とはいえ、前の各駅停車を追い抜くのはサンフランシスコの直前なので、それほど飛ばせるわけではない。ヒルズデールでは、同じ列車番号の先行急行に自転車を乗せられなかった客が大量に乗ってきた。さて、ミルブレイに到着。パレードの終点のシビックセンターに行くには、ここでBARTに乗り換えたほうが便利である。しかし、BARTはさらに4.25ドルかかる。車掌が、券売機の客に、「BARTは高いだろう。この列車に乗れ!」としきりに言うが、みんなミルブレイまでの切符しか持っていないという。すると、「ただにするから乗れ」と言い出した。車内放送でも、ここからは無料列車と案内をしだす。サンフランシスコのキングスアンドフォース駅からはMUNIで10~15分でシビックセンターに行ける。


 帰りは、来月の学会会場を一周して、自転車置き場を確認する。13:07発に乗ろうとゆっくり見つつ、駅に12:40頃着くと、12:07発の列車がまだ居る。昼食を買ってから乗ろうかと思ったが、いつ出発するか分からないのでそのまま乗って待つ。すると、結局45分遅れで12:52に出発した。今日のカルトレインのダイヤはcrazy dayなため滅茶苦茶である。


 メンロパークまで戻ってきて職場へ。やはり自転車があると楽である。駅から歩くと20分弱かかるが、自転車であれば10分弱で着く。


 さて、家への帰り、まだ遅れているだろうと思ったが、何分遅れているか分からないのでダイヤの少し前に着くように行く。すると、タイミングよく列車が入ってきた。しかし、サンアントニオに止まる列車は各駅停車のみなので、どの列車か確認する必要がある。と思っていたら、電光掲示板には、南行列車は全て各駅停車で15~20分おきに走っていると。そこで、来た列車にそのまま乗り込む。無事、家まで帰ってくる。


 結局、この日は、北行(サンフランシスコ方面)臨時列車を9本、南行き(サンノゼ方面)臨時列車を6本走らせ、いつもの水曜より25,000~30,000人多い人を運んだとのこと。

 アメリカの選挙は、1年に1回。11月の第一月曜日の次の火曜日。この日に、全ての選挙を行う。今年の場合は、下院議員・上院議員・州知事・各郡・市の長や議員など。また、住民投票も行われる。すなわち、日本のように、任期が切れるたびに選挙が行われることはなく、全ての選挙を1年に1回のこの日にまとめて行う。


 なぜこの日かというのは、色々なページに書いてあるが、先日のバスガイドの話では、法律ができた頃は農民が多く、は収穫前は土日も関係なく仕事があり、休めない。収穫が終わって冬の来る前の時期しか手が空いていない。日曜は教会に行く日。そして、昔は投票所まで馬車で1日かけて移動するので、月曜に出発して火曜に投票所に着くので、火曜日となったらしい。


 それでは、なぜ第1火曜ではないかというと、11/1が火曜の場合、10/31は棚卸しをする必要があり、家を離れることができない。すると、11/1に家を出ても投票所に行くことができない。なので、第1月曜の次の火曜という設定になっている。そこで11/2は11月の第一月曜日の次の火曜日。ということで一番早い投票日。


 さて、こちらでは、投票日に投票することも当然できるが、郵便投票もできる。郵便投票は事前登録が必要らしく、職場では、締め切り後に出張が入ってしまって投票できなくなったという人も居た。1年にまとめて行うため、投票する項目が半端でない。今回は中間選挙ということで、また、住民投票もたくさんあるので、郵便投票の用紙は、レター紙に4ページもあるらしい。郵便投票をした人は、一つ一つまともに考えて投票していたら4時間かかったそうだ。


 選挙のあるたびに投票に行かなくてはいけない面倒さは省けるが、これだけ項目が多いと相当大変である。


 郵便投票の用紙は厚手の紙2枚の両面に、選挙項目ごとに候補者が書いてある。住民投票については、投票用紙に簡単な説明が書いてある。しかし、それだけでは不十分ということで、選挙全体について内容を事細かに書いた120ページにも及ぶ説明書が付いていた。しかも、小さい字でびっしり書いてある。当事者は、これは誰も読まないだろうといっていた。


 住民投票はマリファナ合法化の19から環境問題に関係するものなど27まである。テレビでも、何番には反対を!賛成を!というコマーシャルが頻繁に流れる。たいていの人は、例の説明書は読まずに、このようなテレビコマーシャルを見て内容を判断し、投票するらしい。

 職場では、既にかなりの人が郵便投票しているのか、朝から普通に来ている人も居れば、夜8時まで投票所があいているので、帰りにする人も居る。午前中に済ませてきた人の胸には、「投票済み」と、英語・中国語・スペイン語で書かれたシールが貼ってあった。しかし、聞くところによると、これを貼るのは義務ではないようだ。確かに、郵便投票している人は何も付けていない。投票日に投票してきたという記念みたいなものか。


 カリフォルニアは西海岸なので、投票締め切り前には東海岸の結果が次々と入ってくる。カリフォルニアも投票が終わり、残りはハワイ州だけだそうだ。


 開票が始まり、注目のマリファナ合法化はあっさりと否決されたようだ。その他の環境問題・税金問題に関する住民投票は、開票率20%程度だが、民主・共和両方の主張が半々ずつ通っている感じである。

 司法長官は得票率差が1%未満という、かなりの接線になった。

 今日はジャイアンツの優勝パレード


 マーケットと4thの交差点から100m程度北東側に陣取る。ちょうど1列だけ先客が居るところであった。前には大きなビルが建っている。1階はウォルグリーンなどが入っている。2階から上は事務所のようだ。既に待っている人たちは、ラッパを鳴らしたり、ワールドカップで流行ったブブゼラを吹いている。かなり賑やかである。ブブゼラを間近で聞くと相当うるさい。


 パレード開始の11時には10重ぐらいの人垣になっていた。中間地点よりはスターと地点に少し近いところであるが、ようやく11時半頃に最初の集団がやってくる。まずはマーチングバンドに引き続き、コアなファン。続いて、球団関係者。球場の係の人や球団の事務の人たちも一緒になってオープンカーに乗ったり歩いたりしている。


 ボウチー監督がワールドシリーズ優勝カップを抱えながら家族と一緒にオープンカーで登場。


 馬に乗った警察官の一群も通過。さらにもうひとつマーチングバンドが通過。球団の医療関係者も通過して行く。ジャイアンツに在籍した往年の名選手も家族と一緒にオープンカーに乗っていく。ついでに、市長なども。


 そして、いよいよ選手たち。ケーブルカー仕様の車に、2人1組で前後の箱に乗っている。そこには、選手の家族も一緒に乗っていた。MVPのレントリア・ウリベ・サンチェス・リンスカム・ポウジー・イシカワなど。なかには、ケーブルカーから降りて、通りを手を振りながら歩いている選手も。


 家族も一緒にパレードに参加するというのは、やはり家族を大切にする文化なのであろう。そういえば、ワールドシリーズの優勝が決まった後も、グラウンドに選手の家族が入って喜びを分かち合っていた。

 今日はワールドシリーズ、テキサスでの第5戦。今日ジャイアンツが勝てば優勝が決まる。


 今日は初戦に続いてリンスカムが先発。最初は投手戦でなかなか点が入らない。レトリアのスリーランで先制。その後、ソロホームランで1点返されるが、最後は抑えのウィルソンが締めて、見事ワールドチャンピョンに!


 前回のジャイアンツの優勝はニューヨークジャイアンツ。サンフランシスコに移転してからは初めての世界一になった。


 サンフランシスコの街は、道路もファンでごった返して一部で通行止めになりMUNIもかなり遅れているようだ。

 明後日の水曜にはマーケット通りでパレードがある。

 ヨセミテは、星空が綺麗なことでも知られている。今回は、公園外のロッジに泊まったが、公園外でも公園に最も近いロッジである。リバービューの部屋だったので、バルコニーからはマーセド川のせせらぎが望め、その向こうには山がそびえている。なので、南は天頂から50度くらいまでか。とはいえ、川のみで電気が全くないので、綺麗な星空が望めた。


 ドッジの部屋を出ると駐車場。駐車場は黄色いライトで照らされているので、星を見るのは厳しい。しかし、その先の道路まで行って北側に目を向けると、駐車場のライトも目に入らず、満天の星空が望めた。天の川もはっきりみえ、星屑を散りばめたというのはこういう感じかというくらいの綺麗な星空であった。


 明け方目を覚ましてバルコニーへ出て見ると、南南西にオリオン座が控えていた。


 国立公園内では、懐中電灯が必須といわれていたが、逆に熊が出る可能性もあり、夜、外に出るのは危険であるが、ビューロッジは、少し離れていて、10月だったので、熊に会わずに済んだ。とはいえ、過去のコメントを見ていると、ビューロッジの駐車場に行こうとしたらごみのところに熊がいたという人も居るので、注意は必要である。

 今日は最終日。チェックアウトして、7:17のバスでヨセミテロッジへ向かう。荷物を預けて、今日はハイキング。服装が迷ったが、それほど寒くないので、長袖1枚でトレーナーは荷物と一緒に預けることにする。


 まずは、ガイドの人に進められたバーナル滝へ。無料巡回バスで16番の停留所で降り、マーセド川に沿ったハイキングコースへ入る。途中でバーナル滝が遠くに見える橋を渡る。そこから、なだらかに上って、滝の下へ。ここから、滝の上へ滝の横の道を上っていく。水量の多いときは、ぬれるようであるが、今は少ない時期。とはいえ、時々水滴を感じ程度である。


 しかし、この最後ののぼりは非常にきつかった。手すりのついた坂を上って、ようやく頂上へ。バーナル滝の上へ出る。滝の上には、エメラルド池が広がっている。さらに目の前にはハーフドームがどーんと居座っている。ここからさらに上へネバダ滝、さらにはハーフドームまで行けるが、これから先はさらにハードになる。泊まるのであれば行けるが、午後には帰るので、ここで引き返す。


 バス停まで降りて、隣のバス停までバスに乗る。次は、ミラー湖へ行く。橋を渡っていくが、砂場だ。奥がミラー湖のようなのでさらに行くと、わずかに水があって、上の岩が鏡のように水面に映っていた。しかし、ちょっとスケール不足。帰りがけに日本人ガイドにミラー湖に行ったというと、「砂場だったでしょ。ミラー湖は7月ぐらいまでが見ごろなので、来年6月にもう一度来るといい」とのこと。


 再度バスに乗って、スーパーで買い物。 記念品と昼食を買って、ヨセミテロッジへ戻ってくる。


 荷物を受け取っていると、帰りのバスが着いたので、運転手に挨拶して乗る。そこに、日本人ガイドが来てくれた。


 帰りは、行きに乗せてもらったマリオットで降ろしてもらうことになっていたのだが、カルトレインの駅でも良いかと聞くとOKとのことなので、カルトレインの駅で7:27に降ろしてもらう。ちょうど7:30発の列車があったので、それに乗ってサンアントニオ駅まで戻ってくる。


 ヨセミテとしてはオフシーズンであったが、滝など、想定外にしっかり見られたはラッキーであった。

 今日は朝8:45にヨセミテロッジからツアーが始まる。そこで、朝7:17のバスでヨセミテビューロッジからヨセミテロッジへ。


 バスのダイヤでは1時間程度かかる予定であったが、30分程度で着いたので、朝のヨセミテ滝に行って見る。昨日より水量が減っている。朝だからか、先週降った雨が枯れてきたのか?


 ロッジへ戻って、ツアーへ。まず、エルキャピタンの真下へ。バスの中から眺めて上っている人が何組か居た。続いて、グレーシャーポイントへ。ここは、ヨセミテバレーを一望できるポイント。しかし、ヨセミテ中心地からは車がないと来ることが難しい。下へ降りるのは4時間ぐらいのハイキングで降りられるそうだが、上ってくるにはもう少し時間が必要であろう。


 グレーシャーポイントからは、ハーフドームが目の前に見える。そして、バーナル滝・ネバダ滝も一望できる。反対側を見ると、ヨセミテロッジ・ヨセミテ滝・1年前から予約の必要な1泊5万のアワニーホテル・ミラーレイクなどのヨセミテバレーが箱庭のように見えてくる。


 続いて、公園南部のワウォナホテルにて昼食。参加者が6人ごとにまとまって食事をする。アリゾナからの1家族と、ニューハンプシャーからの老夫婦と一緒になった。バスでは、運転手がやはり喋り捲る。ただ、今回は英語。


 昼食後は、南部のセコイアの森をトラムに乗って巡回する。ここではレシーバーとイヤホンでガイドを聞く。この機械には日本語の設定があった。セコイアの保存の経緯・方法などが解説される。ここでは定期的に火事を起こして森を守っている。しかし、以前は、雷による火災により、木の中央が燃え、現在では割れた洗濯ばさみのようなセコイアもある。しかし、ちゃんと生育している。


 最後に、昨日見たトンネルビューに戻ってくる。ちょうど夕日が後ろから照らしていい雰囲気になっていた。


 戻ってきたのは17:30前。8時間の予定だったが、途中の道路工事の待ち時間もあって45分オーバーであった。しかし、17:55のYARTSバスには間に合った。

 サンフランシスコ発のバスツアーに参加して、ヨセミテへ。


 朝7:40にマリオットに迎えに来てもらう。最後に僕を乗せて、いざ、ヨセミテへ。今回は、泊まるのは僕一人、他の客はみんな日帰りのツアー参加。経路やパンフレットなどが配られて、いよいよ出発。途中2回のトイレ休憩があるが、運転手はヨセミテに着くまでずぅ~~~っと喋り捲る。今回の運転手は、2000回もヨセミテに行っているらしく、慣れたものである。日本からの農業関係の団体の視察の運転手を長いことしていたらしく途中の畑・農園の作物についての情報・農業の発展に関する情報は特に詳しかった。スペイン時代からのカリフォルニアの歴史・ゴールドラッシュ・ヨセミテの歴史などについても詳しく説明してくれる。非常に分かりやすい。


 2回目の休憩場所で弁当が配られ、着くまでに食べておいたほうがいいということで、揺れるバスの中で食べる。


 昼頃にいよいよヨセミテ国立公園へ入る。マーセド川に沿って進んでいくが、花崗岩の崖が迫ってくる。まずはトンネルビューへ。巨岩のエルキャピタン・ハーフドーム・ブライダルベール滝・キャセドラル岩などを一望する。さすがにスケールの大きな光景に圧倒される。


 続いて、ブライダルベール滝・エルキャピタンのそばへ。エルキャピタンは体積が一番大きな一つの岩で、岩登りをしている人がいるかを見るが、分からない。ガイド運転手は、3組見えると言ってた。


 最後に、ハーフドームとヨセミテ滝の見えるポイントへ。この時期、ヨセミテ滝のミ水は通常枯れている。こちらは11月から4月が雨季で、特に降るのが1月から4月。7月から10月は水が枯れるという情報であった。が、9月に行った人が、わずかに水が流れていたといっていた。今年は冷夏だったからであろうか。しかし、8月末から暑い日が続いているので、もう完全に枯れているだろうと思っていた。実際、ガイド運転手によると、先週まではアメリカで5番目に大きな滝の跡と案内していたらしい。


しかし、先週、一日だけ冬になったが、そのときの山では雨や雪が降っていた。そのおかげで、ヨセミテ滝の水が復活。推量は多くはないが、ヨセミテ滝の上の滝も下の滝も水がしっかりと流れていた。


 ハーフドームは、ヨセミテで一番高度のある一つの岩。これもシンボルである。上ることも可能であるが、週末は一日400人に限られている。最後ののぼりには鎖を伝って上る必要があるが、このこの鎖の設置は3連休が最後で、火曜から来年の春までは登れなくなる。


 1時過ぎにヨセミテロッジに到着。日帰りの人は2時半出発なので、それまでにヨセミテ滝の下まで行って戻って、買い物をして帰るようだ。宿泊の人には、ツアーの会社の現地ガイドが見所を紹介してくれる。まずは、明日のグランドツアーの予約。国立公園の南の端まで連れて行ってくれる。荷物を預け、あとは夕方6時前のバスでヨセミテビューロッジへ向かうまでは自由。


 ヨセミテ滝・ほとんど揺れないスウィング橋・観光案内所・解説の映画館・インデアン博物館・写真館・スーパーを見ているうちに5時を回ったので、無料巡回バスで再のバスで度ヨセミテ滝に寄ってヨセミテロッジへ戻ってくる。


 観光案内所では、ヨセミテ形成の歴史・自然・保護に関する情報が展示されている。インデアン博物館では、やじりや籠が多数展示されていた。昔は狩や籠を作ることで生計を立てていたらしい。


 6時前のYARTS(The Yosemite Area Regional Transportation System Yosemite Area)バスでヨセミテビューロッジへ向かう。ここは、国立公園の園外になるが園外では一番公園に近い宿泊場所である。レストラン・ピザ屋・バーなどもある。川の側の部屋を予約したので、風景もいい。

 サンフランシスコはジャイアンツのプレーオフ進出をかけた争いで盛り上がっている。金曜日から2位のサンディエゴ・パドレスを相手に2ゲーム差をつけての3連戦直接対決。


 三連戦初戦の金曜のナイターを見に行く。なので、今朝はカルトレインでの通勤。途中の職場でも降りられるように、あらかじめ、デイパスを買って乗車。


 試合のチケットは、いつもの通り、年間シートの購入者から購入するサイトで購入した。こうなることを予想して、10日以上前の先週の月曜に買ったので、ほぼ正規の価格で買えたが、今週に入ってかららは価格がどんどん上がっている。


 カルトレインでサンフランシスコに向かう。職場の人と、メンロパークの駅までの途中から一緒になり、話しながら駅に向かう。その人によれば、球場に向かう行きの列車の中から、ビールを飲んで騒がしくなるという話であった。ちょうど試合開始30分前に着く特急があるので、それに乗る。メンロパークの前後で、ほとんど止まらないので、それほど混んでいないかと思ったが、結構混んでいた。座れはしたが、2人一緒には座れない。通路を挟んだ2席があいていたのでそこに座るが、運良く次の駅で2席の2人が降りたので、そこに移って話しながらサンフランシスコに向かう。


 さて、球場は3階席がわずかにあいているが、満席に近い。前回見に来たときはデーゲームであったが、今回はジャイアンツ戦では初のナイトゲーム。いつもの通り、盛り上がっているが、アルコールが入っているのでさらに盛り上がる。


 が、試合は、パドレスがホームランで次々に加点。3-0のところでトイレに行くついでに、帽子やジャケットなどのグッズを購入。その間にさらに点差が開き、6-0まで開く。席に戻って観戦すると、ジャイアンツが追い上げを開始。適時打・ツーラン本塁打などで6-4まで追い上げる。加点のたびに、周囲のファンとハイタッチをしながら盛り上がる。


 9回表、無死1塁となり盛り上がったが、次のライトへの打球。打者は抜けると思って3塁まで。しかし、結果はライトフライ。当然ダブルプレーで二死走者なしに。ショートゴロでゲームセット。


 残念ながら今日の優勝は決まらなかった。


 帰りは、サンカルロスまで特急のカルトレインで帰ってくる。試合終了後15分で発車すると書いてあったが、もちろん、出口も混んでいて、駅に着いたのは20分過ぎ。まだ、人数を数えながら改札をしていた。カルトレインには珍しく、乗る前にチケットの提示を要求される。ホームから列車を眺めると、既に立っている客がほとんど。先頭まで行っても逆に立っても乗り切れないようなので、中央の車両で立って乗ることに。試合終了後30分後に発車。途中から、反対の線路を走っている。もう、サンフランシスコへ向かう列車はないからかもしれない。12時前に、無事、家に戻ってくる。


 さて、日曜はメジャーリーグの最終戦。ジャイアンツが2連敗したため、ナショナルリーグ西地区は、結局最終戦までもつれ込むことに。今日は、3-0で久々に勝利。とともに、地区優勝を決め、プレーオフ進出が決まる。


 プレーオフのチケットは、先週の火曜の午前10時に発売になったが、30分程度で完売になったようだ。売買サイトでは、一番安いのが3階席の85ドル。1階席は安いところでも300ドルくらいになっている。

 先週に引き続き、ナイル渓谷鉄道に行く。先週は運転していなかったが、今日は運転日。第1,3日曜のみの運行で、11月以降は休みなので、あと2回しかない。車でSunol駅へ。


 最初に、ディーゼルエンジンのレールバス。最初は客は一人だけの雰囲気であったが、SL目当てに早く来たもう一家族も、予定を変更してこれにも乗ることにした。乗務員は3人。途中、道路と交差するところでは、遮断機も何もないところがあり、列車が徐行し、乗務員が降りて手旗で踏み切りを遮断し、踏み切りを通過しつつその乗務員が乗り込むという感じであった。馬や牛が放牧されていて、のんびりした雰囲気である。


 運転席が片側にしかない。行きはそのままでいいが、帰りが問題である。一応、運転席には後ろの様子が分かるようにモニターが付けられ、その画面を見ながら運転する。一方、反対側の窓から、2人が監視。万が一のことがあった場合は、ベルで知らせるようだ。例の踏切では、同じく一人が降りて交通を遮断。といっても、通る車はいないが。


 このレールバスは、往復30分。


 さて、次に本命のナイル渓谷を行き来する。先ほどのレールバスの出発の前に、SLが駅に到着していた。戻ってくると、SLは切り離されている。まずは、山を降りるほうは、ディーゼルカーが牽引する。2両の客車・2両のトロッコ列車・一両の喫茶車両からなる。今回は、トロッコ車両に乗車。ボックス席になっている。川沿いの線路をのんびりと時速16マイル程度で下っていく。途中、2回の古風な橋を渡り、先週行ったゴールデンゲートレイルロード博物館の横を通り過ぎていく。緑の山に挟まれた中を進んでいく。麓のナイル駅に到着。


 一度下車して後ろのほうへ行くと、すぐ後ろからSLが後退運転して来ている。連結作業を見て、再び乗り込む。今度は、SLの牽引で山を登っていく。速度は時速12マイルぐらい。煙も蒸気の多い白から、黒に変わってがんばって上っている様子が分かる。トンネルがないので、煙たくなることはないが...無事に戻って、今度は切り離し作業を見学。そして、15分後に2便目が出発していった。この出発を見届けると、すぐに、SLが後退運転で出発して、後を追っていった。


 さて、ここからが今度は写真撮影隊。車で麓の駅へ向かう。途中の博物館までは追いつかなかった。麓の駅に行くと、まだ来ていないので、どこかで追い抜いたようだ。ナイル駅に進入する列車を見届けると、出発したときよりもさらに近くすぐ後ろをSLが進んでいく。今度は、ディーゼルカーを切り離し、SLを連結し、出発。ディーゼルカーが後追いですぐに出発していく。ナイル駅にも、資料館があったが、これは後で見るとして、出発したSLを追う。向こうは時速12マイルで、車は時速45マイルなので、確実に追い越せる。途中の川と道路をまたぐ橋で、SLを追い越す形になった。ゴールデンゲート博物館まで来て、一群の列車を見届ける。すぐにディーゼルカーも通り過ぎる。終点のSunol駅へ再び車で移動し、今度は十分に間に合い、その様子をビデオに収める。ディーゼルカーの連結作業を見届け、3便目の出発・SLの出発を見とどけ、ひと段落。売店によって、グッズを購入。


 一通り終わったので、資料館を見学するため再び麓の駅へ向かう。その途中、踏み切りで、貨物列車が通っていく。速度が遅い上に、長大編成であった。


 資料館では、昔使ってた切符・無線機・信号機・タイプライターなど。1901年からの駅の変遷なども記録されていた。一度1982年に駅が移動したので駅舎ごと移動させ、一昨年に今の場所に戻ってきたようだ。しかし、駅舎の向きは、以前は線路のほうにテラスがあったが、今は、街のほうを向いている。目の目に公園が整備されているので、そちらのほうを眺めるようにしている。


 見学の最中に、貨物列車が横を通る。数えると、62両編成。しかも、こちらの貨車は1量が普通の列車と同じくらい長い。しかも、のんびり。話によると、アメリカ東部から南西部に物を運ぶ貨物らしい。