8月にサンタクルーズに行ったときに観光列車を見かけたので調べて見ると、ローリングキャンプレイルロード(http://www.roaringcamp.com/
)というところから森林鉄道とサンタクルーズまでのビーチトレインが走っていることが分かった。このビーチトレインを見かけたのであった。
ビーチトレインは9月いっぱいで運行を終えて、次は5月末以降。ということで、この週末が最終運行であることに気付く。早速調べていくことにする。
まずは車で現地へ。最初に、11時発の森林鉄道に。これは、SLが牽引。セコイアの高木の森林の合間を縫って山を登っていく。速度は時速10マイル以下のゆっくりとした速度である。トロッコ列車のように、屋根のないロングシートの客車と、屋根つきのボックスシートの客車がついていたが、屋根のある車両は予約車両で、ボースカウトの一群が乗っていた。なので、われわれ一般客はトロッコ車両へ。2両目に乗ったが、SLの煙突からの蒸気の勢いでセコイアの葉が大量に降ってくる。SLの警笛も間近で聞ける。スイッチバックを2回経由して、山の頂上の駅へ。しばらく停車して、麓の駅へ戻る。
単線であるが、最後の丘のところは一周するように線路が通っているので、駅の出発時と到着時はSLは先頭に位置する。2箇所のスイッチバックの間は、常にSLは後退運転。
麓に12時20分頃降りてくる。次の発車は12時半。水を補給して、発車していった。
それにしても、今日は暑い。トレーナーを持ってきたが、朝の車の運転から、着ずに済み、いらなかった。最高気温は93度まであがったらしい。山の上だが、南なので、マウンテンビューよりも暑かったようだ。
次に、サンタクルーズへのビーチトレイン。これは、2時半出発。2時間あるが、昼食をとり・写真撮影・グッズの購入など結構忙しい。グッズとトレーナーを車に置いて、サンタクルーズへのビーチトレインに乗車。
今回は、ディーゼル機関車が牽引。機関車の直後の車両は屋根・ガラス窓つきの車両。間の2両は先ほどと同様屋根なしのロングシートのみの車両。森林鉄道は、森林の間なので、日陰であったが、今度のサンタクルーズ周辺は炎天下である。日差しが強いので、屋根付きの車両へ。
まずはキャンプ場の公園の中の森林を縫って走る。今度は、カーナビで時速を測る。時速8マイルから10マイルである。急に視界が開けると、サンタクルーズの街へ。国道9号という高速のような雰囲気の道を踏み切りで横切る。確かに、前回8月の帰りに通った気がするが、夕方でもあり、線路には気付かなかった。
海岸に出る前に、トンネルを抜ける。このトンネルが、完全な真っ暗である。照明もなく、明かりはカーナビの画面とカメラのフラッシュのみ。本当の真っ暗闇であった。トンネルを抜けると、路面電車に。道の中央に線路が走っている。時速は6~8マイルに。車が道端に止まって列車が通り過ぎるのを待っている。
この列車も当然単線であるが、サンタクルーズに着く手前で三角形の線路へ。上から来た列車がまずは左下の角へ。次に、右下の角へ後退運転。これで、サンタクルーズの街のビーチ通りの駅へ着く。1時間の観光の予定が50分ぐらいになる。線路はさらに続いているので、行ってみることに。川があり、橋がある。端は危険なので、横の歩道を歩けと書いてあるので歩道へ。しかし、若者や、幼稚園児ぐらいの女の子とその父親は、線路の端を通っている。もちろん、枕木の間の下は川である。さらに続いているが、道が平行していないのでとりあえず断念。
駅へ戻って、写真撮影などをしているうちに発車時間。今度は、三角形の右下の角から上の角へ進んでいく。そのまま直進することで、無事に方向転換が可能になる。スイッチバック2回と同じことであるが。
元の経路を通って、キャンプ場へ戻ってくる。途中、キャンプ場のハイキングコースを歩いている人が、線路のすぐ脇にいることが多かった。
のんびりした列車のたびを堪能できた。