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確定拠出年金制度
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企業には、従業員の老後の生活保証制度としての退職金制度があります。
確定拠出年金制度では、あらかじめ決まった掛け金を払い込み、加入者自身が掛け金の運用方法を選択し、運用実績次第で受け取る年金額が変動します。
確定拠出年金制度には、企業が従業員のために毎月一定の掛け金を払う「企業型年金」と、企業の従業員や自営業者が自分で掛け金を払う「個人型年金」があります。
確定拠出年金制度の主な仕組み
①加入できるのは、国民年金保険料を払っている自営業者等や厚生年金保険に加入する会社員などで、公務員や専業主婦は対象外となります。
②「企業型年金」の場合、会社が用意した3つ以上の運用商品(預貯金・株式・投資信託・保険)等の中から、加入者本人が自己責任原則の下で商品を選択することになります。そのため、株式などのリスクの高い商品を選択すると、運用結果によっては元本割れの可能性がありますが、企業は毎月の掛け金の負担だけで元本を補てんする義務はありません。
③加入者が転職・離職したさいに、自分の年金資産を転職先の確定拠出年金制度などに転換できる「ポータビリティ」という仕組みがあります。
④掛け金については、企業が支払った場合は全額損金算入、個人の場合は全額が所得控除の対象になります。個人が給付金を年金で受け取る場合は雑所得(公的年金控除の適用あり)となり、一時金で受け取る場合は「退職所得課税」が適用されます。
⑤給付については「老齢給付金」「障害給付金」「脂肪一時金」があります。
注意点として
・確定拠出年金の企業型年金から中途退職等で脱退した人は、個人型年金に移換することができます。
・加入者であったものが専業主婦になるなど制度に加入できなくなった場合は、一定の要件の下で脱退一時金を受け取ることもできます。