Jプロツアー第6戦 群馬 2日目 | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

昨日に引き続き、Jプロツアー第6戦
群馬に参戦してきました。

今日は、昨日より少し長い
群馬CSC,6キロ×20周
120キロ。

昨日は落車があり、レース復帰が出来ず中盤でレースを終えてしまったこともあり、今日は走りきる事を目標にしました。

結果は終盤に遅れて目標にしていた、走りきることは出来ませんでした。


レースは昨日と同様、なかなか逃げが決まらず、不安定なペースが序盤続いてましたが、十数名の逃げが決まり、集団は落ち着きました。

まだ、脚を溜めて、後半に踏めるように準備していました。
先行の十数名と4分近い差が開き始めたところで、チーム右京が、現在Jプロツアー総合ランキング1位のスペイン人を抜かして、他の選手で残り50キロから追走を開始。
結構速いペースで集団を引き、これぞプロフェッショナルと思える最終周回で追い付き、脚を温存していたエースのスペイン人がキッチリ勝つロードレースのセオリーをしっかり実現してしまう所が凄い。

私は、この引きで、結果的に遅れてしまいゴール迄制限時間内に辿り着くことが出来なかった。

本来、他チームが脚を使って追走している場合、今回の場合、ラスト周回で吸収したので、その後の展開に加わらなければならないはずが、完全に力不足でした。

春先は短いレースやクリテリウム、ヒルクライム、タイムトライアルといった競技が多かったですが、やはり、ロードレースは短くても100キロ以上レースを走らないと、持久力の強化には不足してしまう事がわかった。

全日本選手権迄、レースが殆どないので、トレーニングのスケジュール調整をし、メンタルとフィジカルを鍛えていきます。