集団ローテーションのポイント壱 | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

昨日、湘南ベルマーレクラブライドを開催しました。


上級者クラスの開催だったので、

比較的走れる選手の集団だったのですが、

実業団トップカテゴリーで走っている選手は3人の参加でした。


こうなると、集団のローテーションが上手く回らない。


そこで、集団ローテーションのポイントを参加された選手には

伝授しました。


【集団走行で、ローテーションをする理由】

自転車は、風との戦いの為、先頭とその後ろを走っている

ライダーとの強度は全く別物となっていて、先頭を1人で

引き続けることは、効率が悪い。


(だたし、力の差がある場合は、難しいので、

出来るだけ、足の揃ったメンバーで行うことが望ましい)


【こんな場合の経験をしたことのあるローテーションは

効率が悪い】


ローテーションに慣れていないサイクリストに多いのが


・無理に前のサイクリストを抜こうと加速する場合。

(その後ろのサイクリストも加速しなければならず

結果として、インターバルがかかっている。)


・先頭を譲ったサイクリストがペースを緩めない。

(抜く側が抜けず、結果としてスピードを上げざるえない)




【効率のよいローテーションをするポイント】


メーターを見ながら、先頭を譲るとき

横にずれて、少しだけ速度を落とす

目安として、1~2キロ程度。


イメージとしては、先頭を譲る際、後ろのサイクリストを

前え押し出す感じで!


先頭に出るサイクリストは、スピードを上げるのではなく

そのままのスピードを維持し先頭を引く。



・前のサイクリストの感覚は、30cm以内に出来ればなおOK。



これで、一人では味わえない高速スピードを維持する

ことが出来ます。ニコニコ


これだけのポイントを抑えるだけで、

集団ローテーションを随分スムーズに出来る

ようになります。


考えるより、やってみるのが一番

是非走行会で試してみて下さい。


選手や、監督からもアドバイスさせて頂きますニコニコ


私の経験上、チームメイトでは

プチ監督、山根キャプテン、小室選手、山川選手の後ろは

走りやすいですね。

このあたりはやはり経験豊富なベテラン勢

の後ろが走りやすい。


クラブライドでは、お手本にしてみてくださいね。



また、2列でローテーションできる場合、

登り、下り、横風の時、人数が多い時、少ない時

様々な状況でのポイントもありますので

それはまたの機会にニコニコ



【付録】

速度が2倍にばれば、風の抵抗は2倍?


いえいえ、2乗になるので


速度が、2倍になれば、風の抵抗は4倍になるということ。

速度が、3倍になれば、風の抵抗は9倍になるということ。


時速20キロと40キロであれば、風の抵抗は4倍になる。


簡単な実験結果では

時速35キロ

4人で走った列車を組んで走った場合


先頭100%とすると

2番目のサイクリスト 58%

3番目のサイクリスト 59%

4番目のサイクリスト 60%



つまり、先頭以外は、40%も力をセーブして走れるわけだ。

速度が上がったり、向かいが強い場合は、

もっと先頭不利な数値になるという現実です。


風の抵抗力って凄まじいですね叫び