誤酸の会@にほんしゅ屋 しゅうろく | ときどき土耕

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月3,4回のお世話で育てる野菜と、食べ物やお酒いろいろ

5月3日。そば鶴さんを出て14時5分前に次のお店に着くも、まだ準備中とのことで、14時きっちりになるまでお店の前で待ちます。

 

 

四条と五条の間、町屋が集まる一角の細い路地を入って奥にあるお店は、初訪問ですが人気店のようでした。

 

 

 

Instagramでしか情報発信されていないので(Facebookアカウントはありますが更新されてなさそうでした)、フォロー後注意して訪問の機会をうかがっていましたが、京都飲みは私にはけっこうハードルが高いので、この日のちょっとマニアックなお酒の会に参加しました。

 

 

店主の意向により、飲んだお酒の写真は撮らず。

店内で保管していたお酒の中で、酸味が強くなったと思われるものばかりを集めて飲む、その名も「誤算(酸)の会」。

さきほど味わってむせた、久米桜のカルシスに匹敵する酸味の強いお酒があるのでしょうか・・・。

 

 

常温、熱燗と10種類以上飲みましたが、ほとんどが酸味だけ強くなりすぎた、味のバランスが崩れたお酒でした。

熱燗で旨い銘柄の数々も、例外とはならず。熱燗にして少しは飲みやすくなった程度でした。

 

 

キーマカレー、砂肝の竜田揚げ、酒粕プリンなどのアテをいただいて味覚を中和しながら、ひたすら酸味だけが強いお酒を飲み続けるのは、マニアックな人でなければ、ただの苦行に思えたかも。

なぜこのようなお酒の変化があったかは、店主曰く乳酸菌が強すぎる糠床(すでに廃棄されたとのこと)が原因のようです。

決してお酒のせいではないということで、写真はオープンにしませんでした。

 

 

そんな中で、これは数日前に話題になった、天穏。

酵母無添加の生酛造りで純米大吟醸を仕込むも、通常の発酵経過をたどらず酸味が強くなったお酒。

お酒の会の出品酒ではないのですが、少し飲ませてもらいました。

カルシスと比べると断然飲みやすいのですが、あと口の酸味の強さがアンバランスで、面白いけど難しいお酒という印象でした。

 

いつものお酒の会よりも2倍以上の水を飲みながら、予定の3時間を何とかクリア。苦行一歩手前の、アブナイお酒の会でした。

次に訪問する時は、旨い燗酒とおでんをいただきたいと思います。