客として初参加@上方日本酒ワールド | ときどき土耕

ときどき土耕

月3,4回のお世話で育てる野菜と、食べ物やお酒いろいろ

4月20日。土曜日も朝からガッツリ仕事でした。

 

 

帰宅後、翌日の賄い用のパン生地を仕込んで、差し入れやおすそ分け用のじゃばらパンと、水とチケットを用意して、地下鉄でなんばまで移動。

駅から歩いて数分の湊町リバープレイスに、道頓堀川の方から入場・・・例年はこっちに受付があったけど、今回は反対側にありました。

開始時間の14時から2時間近く過ぎても人の多さが凄いのは、皆さん5年ぶりの開催を心待ちにしていたからでしょうか。

 

受付を済ませて専用グラスを受け取り、各ブースを回ります。

わりと早い段階で、顔見知りの飲み手や山枡さんなど酒屋さんに会ったので、設置されたテーブルに陣取って立ち飲み立ち食べ。
 

 

料理だけを買ったり、お酒とセットで買ったりしていると、財布の中のお金が凄い速さで減っていきます。

でも顔見知りの蔵元さんや開催側の酒販店にも挨拶しつつ、挨拶だけでは済まないので飲んで食べて。

 

 

気がつけば1万円以上使っていました。

 

 

出汁巻き卵に小豆が入って、塩漬けした桜の葉で包み、タコの葛餡がかかっている、手間もかかっている料理は1000円でした。

公式サイトの写真と違って、出汁巻きの大きさも小さく、タコもちょっぴりだったので、値ごろ感的にう~んと唸ってしまいました。

 

 

牛すじと筍とふきのとうのグラタンは700円でした。これは案外ボリュームもあって値ごろ感あり。食べ応えもしっかりしてました。

 

 

公式サイトの写真も、当日と同じ仕様なので良心的です。

 

 

そして今回初の試みとして、21時までの開催。夜の日本酒ワールド、どんなものかと思ってラストまで見届けましたが、19時以降はブース同士がお互い消費し合っている感が強かったです。

 

 

一方で、開始からたった3時間半でフードが売り切れになったブースもあり、読みが甘かったことが露呈されたりと、かつて何年もスタッフをしていた私を含めた飲み手仲間が思わず苦笑する場面も。

お酒だけいただきましたが、奈良の倉本という蔵元にお会いするのは初めてで、ご挨拶とお酒の感想を伝えました。

 

 

2日目にお手伝いするソラマメ食堂と同じ、坂下さんが担当するこのお店は、お酒をお燗しているので熱燗をとリクエストしたら、なんと40度でしか提供できないとのこと。

坂下さんと蔵元さん(顔見知り)の指示でしょうか。それを疑問に思わず頑なにリクエストを断ってくれるので、ちょっとイラっとして坂下さんに泣きついて、ようやく希望通りの熱燗にしてもらいました。

せっかく合わせる料理がスパイシーカレーうどんだから、人肌燗では完全にお酒が負けてしまうのに・・・。

終わりがけにお酒をお代わりしに行くと、やっぱり同じ問答でスタッフともめそうになり、また坂下さんに間に入ってもらうことになりました。

ちゃんとしたお燗番がいないと、こうなるのかと痛感しました。

カレーうどんがとても美味しかっただけに、もったいなかったです。

 

 

私にとってこの日一番のお酒は、扶桑鶴の熱燗でした。

蔵元の大畑さんも来られていて、久しぶりにご挨拶できて良かった。

えんやのオーナーさんも、私を見つけて挨拶しに来てくれて嬉しかったし、千葉から参加の重鎮酒屋の正木さんとも「ウイーッス!」と挨拶できて大満足でした。

 

 

杉錦は社長の息子さんが初参戦。初めましてのご挨拶をして、ブリ大根とセットでいただきましたが、ブリ大根の味付けが濃すぎて、熱燗でもお酒が負けてしまってちょっと残念でした。

お酒じゃなくてごはんと食べたらめっちゃ美味しいブリ大根でした。

その後、山枡さんと一緒に飲み食いしていると、杉錦の息子さんがテーブルに来られて30分ほどたっぷりお話ができたのでラッキーでした。

 

 

こちらはお酒とセットで700円と、かなり値ごろ感があったのでセット買いしました。

料理は最高にお酒のアテになる味だったのですが、合わせたお酒が揚げ物との相性が悪かった。甘口の純米大吟醸の冷酒なので、せめてぬる燗で酸を立たせておけば良かったのにと悔やまれます。

 

 

北島さんは、この日だけの参加で打ち上げも来られないそうなので、忘れずにご挨拶とお酒をいただきました。

こちらももっと熱めのお燗にすれば良いのに・・・と思いましたが、あちこちで騒ぐつもりもないのでそのままいただきました。

料理はさすがにこの時には腹パン近くなっていて、こってりしたのはしんどいのでパスしました。

 

 

秋鹿の奥社長ご夫妻が来られていたので、こちらもご挨拶。去年の6月の燗酒劇場でもお会いしたので、10か月ぶりでした。

料理は食べず、お酒だけ熱燗でいただきましたが、さすが秋鹿。

熟成酒の熱燗をスムーズに提供できるお店の実力もうかがえました。

 

 

そしてこの日絶対来てないと思っていた、七本鑓のトミーこと冨田蔵元の姿を見て、思わず声かけてしまいました。

トミーも私のことを覚えてくれていたけど、種麹会社に7年以上前からいることは初耳、もしくは覚えてなかったようでした。

 

 

肉焼売はラストにいただいた料理ですが、梅風味なので案外もたれることなく食べられました。

 

 

大倉の蔵元も来られていて、軽く挨拶したら覚えてくれていました。

料理は食べなかったけど、お酒はラスト近くで1杯いただきました。

こちらは適温にお燗されていたので、美味しかったです。

 

 

こちらは料理とセットでいただきましたが、お酒のあまりの酸っぱさに驚きつつ、大山鶏のメンチカツの素朴な旨さにお酒の強い酸がすべて勝ってしまう組み合わせ。お酒だけだと、マリネや南蛮漬けでも食べたくなるような酸味。お燗でいただきましたが、むしろロックや炭酸で割って冷たくして飲んだ方が、メンチカツとの相性が引き立ったように感じました。

感想を正直に担当の酒屋の井上さんに言うと、冷酒は提供できるが、氷と炭酸で割るのは色々とハードルが高かったようです(なぜ難しいのか私にはあまり伝わらなかったけど)。

 

 

2日連続でお燗番をされる奈良の新奈さんに、こっそりじゃばらパンを差し入れて、この日の目的は達成。

翌日が朝8時集合なので無理せず、まっすぐ帰宅しました。

帰宅後はそのまま寝落ちして、翌日の真夜中3時に起きてしまい、そこから結局眠れず。

久しぶりの大舞台への参加に、遠足前のような気持ちになっていたのかも。