前回の続きです。


MRI検査を終えて、婦人科へ向かいました。

受付を済ませて、またしばらく待機です。


医師との診察や問診は、病状によっては時間がかかる場合もあるし、むしろ時間をかけて欲しいということを実感した私は、待ち時間もやむなし…と思うようになりました。

それだけ一人ひとりを丁寧に診てくださっているということですものね。

自分だけ丁寧に診てね、他の人はサッサと済ませてね…なんて都合の良いことはありませんから。


そんなことを考えているうちに、私の番号が表示されて、夫と一緒に診察室へ入りました。


はじめに先日の組織検査の結果報告です。

この結果で癌の顔つきがわかり、摘出範囲の目安が決まるということでしたので、ちょっと緊張しました。


が。


なんと。


検査結果では


癌の疑いはあるものの、少量かつ断片的で質的判定が困難、とのこと。


質的判定が困難=顔つきなどの詳細が出せない、ということらしい。


先生は

「今は『癌の疑い』という結果でも、この状況では少し期間を置いて再検査すれば『癌』として顔つきは出てくる。

遅かれ早かれ摘出するのであれば、それは早い方が良い」

と。


おそらく。

私の癌は初期で細胞の広がりもそんなに大きくなく、細胞を採取するにあたり、ズバリその部分からピンポイントで取れる確率はそんなに高くなく、少しポイントが外れると癌の気配が薄まる?=癌の疑いとなる……みたいなイメージなのかな?


先生は

「全身麻酔をかけて子宮全体の細胞を取る検査もあるけれど、そこまで体に負担をかける必要はない」ともおっしゃっていました。


これがまだ子宮や卵巣を必要とする若い時であれば「疑いであるのなら、もう少し様子を見たいです」とか「摘出以外の他の治療はありませんか」とお願いするのもひとつかと思いますが、私の年齢からするともう子宮を必要とすることがないため、先生の言うとおり早く摘出するに越したことがないと思いました。


ただ癌の顔つきがわからないと摘出範囲の想定ができないため、とりあえず最小限の子宮と両卵巣の摘出をして、取り出した細胞を検査してみて、最悪はもう一度手術になる可能性もあるというお話があり。


そして続けて

「もう一回、痛い検査するの嫌だよねぇ?」と。


もう一度組織検査をしてみたら、今度は判定ができるかもしれない。そうすれば再度手術となるリスクは減らせる、と言うのです。


えーー!!

あの痛い検査はもう前回で一生することがないと思っていたのに〜〜えーん

でも、2回手術するよりはマシかも…

でもでも、反応が出ないくらいなら再検査しなくても初期の状態で間違いなくて、子宮と卵巣さえ取れば大丈夫でした、ってなるんじゃないの?

えー!どうする私⁈


と瞬時に悩みました。


「痛いのはすごくいやですーえーん。いやですけど、2回手術するよりはマシ、かなぁ…驚き


その様子を見て先生はイケル!と思ったのか「ヨシ!頑張って再検査しよう!2回手術になるよりは絶対良いよ」と、再度組織検査することが確定ガーン



そのあとは、改めて夫にも説明するように


①腹腔鏡下子宮体がん手術の説明

詳細は省きますが、大まかな内容は下記のとおり。

・治療方針の決定には可能な限り組織検査にて癌の顔つきについて知ることが望ましいこと。

・摘出手術時に尿管などを乖離すること。

・腹腔鏡手術の説明(図で穴を開ける箇所の位置などを説明。おへそとそれ以外に4箇所)

・手術中の出血量は100〜300mlで開腹手術に比べ少ないこと。

・手術は今の予定では、子宮全摘出ならびに両側付属器(卵巣)のみで、リンパ節などはそのままであること。

・全身麻酔で行い、別途麻酔科より説明を受けること。

・手術予定時間は3〜4時間

などなど。


続いて

②特定生物由来製品(輸血用血液製剤)の説明

こちらも大まかな内容です。

・輸血用血液の種類

・輸血しなかった際の危険性

・副作用

・輸血によるウイルス感染について

などなど。


あわせて輸血時に投与する可能性がある

③血漿分画製剤投与に関する説明

大まかな内容

・危険性と安全性について

・使用記録の保管について


②と③については、腹腔鏡手術の場合ほとんど輸血することはないため、念のため、と言った感じでした。


これらを結構、足早にザザッと説明されますが、これらの資料は一度持ち帰られたので、ひと通り目を通して同意書にサインをしました。

(サインしなくちゃ進まないし知らんぷり


これらのひと通りの説明が終わり、先生から

「先日のCT検査結果で、胸に不均一な影があるっていう指摘があって、検査したことないなら超音波した方が良いんだけど」と無気力


私は「それは自分でも承知していて、人間ドックで毎年検査はしているんです。でも最近ちょっと脇のあたりが突っ張る感じがあって、気にはなっているんですよね…」と言いましたら、さすが何事も素早い先生「あ!もうそれなら検査しよう!気になることは検査した方が良いから。予約取るから。で、その結果は入院中に伝えるね!」と泣き笑い


ホントに判断が早いなぁ!


いやいや。子宮癌と同時に乳癌なんてことあるわけないよね。やめてよガーンと思いつつも、先生のこの判断の速さに私は救われていると思っているので、追加して胸の超音波検査も予約することにしました。



プラスして

*手術日とその前日に入院すること

*入院前に麻酔科の説明と入院についての説明を聞きにもう一度来てもらうこと。その時にあわせて胸の超音波検査の予約も入れたこと。


などのお話を聞いて、さぁ、今日は終わりかな?と思ったら


先生が「じゃあ、やってしまおうか!」と凝視

私「え?え?何を?」

先生「検査よ、再検査!」

私「ええっ⁈今日?ガーンこれから?今から?えーん

先生「そうよぉ、ほら!頑張ろう!」


……えーー。

私、後日、あらためての検査なのかと思ってました無気力


仕方ない。観念しよう。


そしたら先生

「ご主人、どうするー?そこで応援していても良いけどニコニコ」って。


私と夫は同時に「いや、出ます!出ます!」と叫びました泣き笑い

私の苦しむ様子(姿は見えないけど)は見せたくない〜あせる


そしてまたあの悶絶する痛みの検査えーん


先生は「ちょっと多めに取るよ!頑張って!」「私のことは悪魔だと思っていいから!爆笑 頑張れー!」ってたくさん声をかけながら採取してくださり、看護師さんも励ましてくれてなんとか終了。


今日は検査するつもりではなかったものの、万が一と思ってナプキンを準備しておいて良かった悲しい


(婦人科ではどんな展開となるかわかりませんから、ナプキンはその都度用意しておくことをお勧めします。)


この日はこれにて終了。


帰りの車の中で、スケジュールを確認しつつ、よくよく考えたら手術までもう先生に会わないことが判明。


え。


今日の組織検査の結果は聞かぬまま、手術するのね……無気力


まぁ、結果によって手術範囲が変わるようなことがあればなんらかの説明があるだろうし……とそこまで深く追求はしませんでした


夫は今回初めて病院に付き添ってくれ、先生と対面したわけですが、「あの先生なら安心できそう。良い先生と巡り会えて良かったね」と、実際に担当の先生と話ができたことで一気に安心したようでした。


夫にはかなり心配させてしまったと思うので、私自身も夫が安心してくれたなら、それは良かったなぁと嬉しくなりました。