懐かしい「はじめまして」の響き。
ひとの出会いとは、妙なるものです。
新たな出会いは、新たな価値観を生みます。
ところで、次の問題について考えてみてください。
新しい自動車を手に入れたある孝行息子が、
ある日、自分の父親を乗せてドライブしたところ、
運悪くひどい事故を起こしてしまった。
そのため残念ながら父親は即死し、
息子自身も重症をおって病院に担ぎ込まれた。
ところが、なんという運命のいたずらか、
手術を行なうことになった当直の外科医は、
手術室に入ったとたん、患者が自分の息子であることを発見し、
驚きのあまりとうとう執刀できずに、
友人の医師にかわってもらうこととなった。
いったいどういうことなのか。
この中には義父とか養子とかの関係は一切なく、
どちらも正真正銘の血のつながった親子である。
みなさん、おわかりになりましたか。
その外科医は、息子の母親だったのです。
日常的には、外科医や職人というと男性、
社長秘書や客室乗務員というと女性などと、
職業によって性別の固定観念ができてしまっています。
しかし、それは決して個々の能力によるものではありません。
搾取型社会構造は、巧みに構築、維持されてきました。
つまり、虐げられていることに気がつかないのは、
その巧妙な罠にかかってしまっているからなのです。
そういうわけで、今後ともどうぞよろしく。
偉そうに聞こえたら、すみません。
by スグル