青の時代 | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

つくづく私は、おとなになったと思います。


正確には「おとなになってしまった」というべきでしょうか。


ひとは成長すると同時に、あらゆるものを失っていきます。

なかには、本当は失ってはならない大切なものもあります。

しかも、それは一旦なくしてしまうと、

もう二度と取り戻すことはできません。

たとえ、自分がなくしたものに気がついたとしても、

再び手に入れることは、決して叶わないものなのです。



ぼくが ここに

             まど・みちお


ぼくが ここに いるとき

ほかの どんなものも

ぼくに かさなって

ここに いることは できない


もしも ゾウが ここに いるならば

そのゾウだけ

マメが いるならば

その一つぶの マメだけ

しか ここに いることは できない


ああ このちきゅうの うえでは

こんなに だいじに

まもられているのだ

どんなものが どんなところに

いるときにも


その「いること」こそが

なににも まして

すばらしいこと として



まど・みちおといえば、「ぞうさん」や「いちねんせいになったら」、

また、「やぎさんゆうびん」などの作詞でも知られる童謡詩人です。


私も子どものころ、聞いたり歌ったたりしたものです。

それなのに…


私は、いつ、どこで、なくしてしまったのでしょうか。


                                     by スグル