無性にラーメンが食べたくなることがありませんか。
私がよく行くラーメン屋は、薄汚れたバラックのような店構えで、
一見しただけでは、とても飲食店とは思えませんが、
これがなかなかうまいラーメンを食べさせます。
行列ができるだとか、雑誌で紹介されたとかいう店よりも、
安っぽい、いや、実際に安い店のラーメンの方が、
かえってうまかったりするわけでして、
以前にも述べたとおり、あくまでラーメンは「B級グルメ」なのです。
さて、昨晩どうしてもラーメンが食べたくなった私は、
足繁く通っているいつもの店へ行きました。
客で店が混雑していたわけではなかったのですが、
ひとりでテーブル席につくのは気が引けるので、
厨房に面したカウンター席に腰かけて、
ラーメン・ギョーザ・ライスの「三つ揃い」をいただきました。
食べ始めて間もなく、サラリーマン風の若い男性が入ってきて、
私のすぐ隣の席に座り、私と同じものを注文しました。
それから、手持ち無沙汰な様子で、携帯電話をいじり始め、
同時に、貧乏ゆすりまでし始めたのです。
それも、あまりに激しくて、思わず眉をひそめてしまいました。
ほどなく、その男性のもとにも注文の品が出されたのですが、
携帯電話をしまう様子はなく、そのままラーメンをすすり出しました。
そして、さらにはクッチャクチャと音を立てて食べるのです。
激しく貧乏ゆすりをしながら、携帯電話をいじりながら、
音を立てながら、ものを食べる姿は、とても見るに耐えません。
ひとを見かけだけで判断したり、
ある一面だけで決めつけたりしてはいけませんが、
少なくとも、行儀の悪いひとを好きになることはできません。
by スグル