アメリカ海洋大気局(NOAA)と全米科学財団(NSF)によると、
太平洋の海水がじわじわと酸性化しているそうです。
観測を率いる同局の海洋学者、リチャード・フィーリー博士は、
「大気中に増えた二酸化炭素を、海が吸収した結果」といっています。
今年2~3月、海洋酸性化についてのデータを収集するために、
調査団は南半球のタヒチからアメリカ・アラスカ州までを航海し、
広範囲にわたって海水を採取・分析したといいます。
分析の結果、アルカリ度の指標となる水素イオン指数(pH)は、
約15年前の観測値より平均約0.025低下し、酸性化を示しました。
また、二酸化炭素などの形で溶け込んでいる無機炭素量は、
海表面の水1キログラムあたり15マイクロモル増えていたそうです。
フィーリー博士は「どちらも劇的な変化」としています。
pHだとかモルだとか、懐かしいですね。
これでも、高校時代には化学は得意でした。
どうでもいいですか…
研究者たちは、海水の酸性化によって、
一部の生物の外骨格からカルシウムが溶け出してしまうなど、
生態系への影響を懸念しているといいます。
海は、地球の表面積の約7割を占めます。
数字にすると、ざっと3億6千万平方キロメートル。
これだけ広大な海の水が、たかが15年ほどのうちに、
数値で見てわかるくらいに酸性化しているのです。
いったいどれだけの二酸化炭素が排出されているのでしょうか。
私たちの生活は、私たちが想像している以上に、
地球環境に様々な影響を及ぼしてしまっているのです。
少し前にも、このブログで書きましたが、
私たち一人ひとりにできることはたくさんあります。
何をする前にも、ほんのちょっぴり、考えてみてください。
by スグル