紫の塵 | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

今日は何とも春らしい陽気なお天気になりましたが、

今年の春は、それにしても、雨が多いと思いませんか。


昨日も、野暮用があって街中に出たのですが、

雨が突然、スコールのように大粒に激しくなって、

足元はもちろん、上着まで濡れてしまいました。


ところで、以前にもこのブログで書いたように、

通常はどこへ行くにも単車で移動する私も、

雨が降っていて、時間に余裕のあるときには、

電車やバスなどの公共の交通機関を使います。


昨日も電車で出かけました。
日曜日とはいえ、朝から雨が降っていたので、

車内は空いているかと思いきや、意外にも乗客でいっぱいでした。

つり革を持つことができず、電車が揺れるたびに、

足を踏ん張って、前後左右にふらつく体を支えていました。


電車が急なカーブに差しかかったとき、大きく電車が揺れました。

私の前に立っていた女性が、バランスをとろうとして、

とっさに下げた足が、私の右足の甲を的確に捕らえました。

不運なことに、その女性はハイヒールを履いていました。


電車が駅に到着すると、みなが一様に、押し出されるように降車し、

改札口へ下るエスカレータへ一目散に駆けていくのをわき目に、

私はひとの流れが落ち着くのを待って、エスカレータに乗りました。

中ほどまで下ってきたあたりで、

上から誰かが急いで駆け下りてくる足音が聞こえてきたので、

私は右側へ寄って、それをやり過ごそうとしました。

横を通過するとき、そのひとは私の傘を蹴っとばしていきました。


世の中には、なくなっていくものがあります。

それは、どんなに抵抗しても、どんなに努力しても、

逆らうことも止めることもできない大きな力なのです。


願わくば、「会釈」くらいは残っていたらと感じた一日でした。


                                     by スグル