黒後家蜘蛛の会 | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

ミステリには、「安楽椅子探偵」という分野があります。

英語では、アームチェア・ディテクティブ "Armchair-Detective" といい、

もともとは安楽椅子(語意通りなら「肘掛け椅子」)に腰をおろしたまま、

ひとから事件に関する話を聞いて、

それに基づいた推理で事件の謎を解く探偵のことをいいます。

現在では、実際に安楽椅子に座っていなくても、

事件の現場に行かず、また自分の目で現場を見ずに、

他人の話や事件の調書などをもとに推理を展開する名探偵のことを

広く「安楽椅子探偵」と呼ぶこともあります。


それでは、今回はミステリクイズの第9弾です。



〈難易度 ★★★★★〉


田舎のある旧家に数名の泊まり客があり、

そのうちの女優がひとりだけで、

広い敷地内の母屋から隔たった離れ屋に寝た。


女優は、一夜をその建物の中で過ごしたのだが、

翌朝、無残な絞殺死体となって発見された。

死亡推定時刻は、夜の11時ごろ。

夜9時に彼女がそこへ入ったときには雪は降っていなかったが、

そのあと降りだし、夜中になってやんだ。

したがって、犯人が女を殺して逃げたとすれば、

当然ながら雪の上に足跡が残っていなければならない。


ところが、離れ家のまわりは空き地で、

100メートル平方くらいの雪の上には、

人間や動物の足跡はもちろん、

他のいかなる痕跡も残ってはいなかった。

ただ、死体を発見した男が、

母屋から離れ家まで歩いた足跡だけははっきり残っていた。


離れ屋の建物の中には誰も隠れている気配はなく、

また、これといった証拠も発見できなかったので、

やむなく警察は、Q探偵に捜査協力を依頼した。


Q探偵は、死体発見者の男をはじめ、

泊まり客の全員から改めて事情聴取したものの、

有力な手がかりを得るには至らず、さすがの名探偵も、

不可解な半密室状態での殺人事件に、頭を抱え込んでしまった。


そんなとき、Q探偵の携帯電話が鳴った。

またしても、警察からの協力依頼だった。

その旧家から車で1時間ほどいったところにあるアパートの一室で、

今度は女性の刺殺死体が発見されたらしく、

死亡推定時刻は、昨夜11時ごろだという。


それを聞いたQ探偵は、しばらく考えたあと、ある解答を導き出した。

この事件の驚くべき真相とは、いったいどのようなものか。



名探偵のみなさん、いかがですか。

華麗な推理で、見事に謎を解いてください。


                                     by スグル