今回のミステリクイズでも、鋭いコメントが寄せられていました。
ただ、残念ながら解決には至りませんでした。
長崎 さん、財布には何が入っていましたか…
TM管理人 さん、いいところに目をつけました…
例によって解決編を掲載して今日の記事とします。
今回の謎を解くカギは「異様な殺され方」にあります。
「拳銃を口中に向って発射した痕があった」
とありますが、これが自殺でなく他殺となると、
ある疑問が浮かびます…
「衣服などに抵抗した形跡も見られなかった」わけですが、
被害者の男は、なぜ抵抗もせずに、
おとなしく口を開けて拳銃で撃たれたのでしょうか。
それは、まさか拳銃を向けられているとは思いもしなかったからです。
すると、新たな疑問が浮かびます…
被害者の男は、なぜ口を開けていたのでしょうか。
それは、犯人に口を開けているように言われたからです。
しかし、口を開けているように言われたからといって、
おとなしくその指示に従うものでしょうか…
実は、それがごく普通と思われる状況があるのです。
犯人は、歯科医だったのです。
彼は、診察室で被害者の男の歯を治療中、
隠し持っていた拳銃を口中に向けて発射したのです。
歯科医は犯行後、その死体を被害者のマンションに運び、
拳銃を発射して床に弾丸をめり込ませておいてから、
被害者の指紋をつけてから、拳銃を死体のそばに投げだしたのです。
探偵Qが財布の中で見つけたものは何だったのでしょうか。
それは、歯科医の診察券だったというわけです。
おわかりになりましたでしょうか。
「殺害トリックによるミス・ディレクション」
これこそ、ミステリでは王道といえるでしょう。
たとえば、自殺に見せかけた他殺、
事故死に見せかけた他殺、あるいは、他殺に見せかけた自殺など、
さまざまな策を講じて、捜査の目を欺こうとするのです。
さらに、今回は「特殊な職業を利用した殺人」でもありました。
しかし、この種の殺人では、
逆に犯人の特定が容易になってしまうこともあります。
では、名探偵のみなさん。
次回をお楽しみに。
by スグル